源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

10賢木15 嘆きつつ

2007年08月26日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 146
巻十 賢木 15 源氏

    嘆きつつ わが世はかくて 過ぐせとや
    胸のあくべき 時ぞともなく


2007-0826-ysg146
Kad02-150

□・・・つけても」 と宣ふさま、はかなだちていとをかし。 (源氏)「嘆き・・・
ともなく」 しづ心なくて出で給ひぬ。 夜深きあかつき月夜の、
えも言はず曇りわたれるに、いといたうやつれて、・・・□