源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

10賢木12 さえわたる

2007年08月23日 | 09葵~12須磨

源氏物語歌集 143
巻十 賢木 12 源氏

    さえわたる 池の鏡の さやけきに
    見なれしかげを 見ぬぞ悲しき


2007-0823-ysg143
Kad02-146

□・・・暮れかな」 何ばかりのことにもあらぬに、折からものあはれにて、
大将の御袖いたう濡れぬ。池のひまなう氷れるに、 (源氏)「さえわたる・・・
悲しき」 と、おぼすままに、・・・