源氏物語歌集-悠山人編

『源氏物語』中の短歌(和歌)のすべてを、
原作の順序にしたがって、紹介する。→日本初!

10賢木01 袖垣は

2007年08月12日 | 09葵~12須磨
源氏物語歌集 132
巻十 賢木 01 御息所

    袖垣は しるしの杉も なきものを
    いかにまがへて 折れるさか木ぞ


2007-0812-ysg132
Kad02-136

□・・・、さか木を、いささか折りて持給へりけるをさし入れて、
(源氏)「変はらぬ色をしるべにてこそ、斎垣も越え侍りにけれ。
さも心憂く」と聞え給へば、 (御息所)「袖垣は・・・□