えん罪・布川事件 国賠を求めてたたかう夫の傍で

えん罪を晴らし、普通の一市民に戻った夫。二度と冤罪が繰り返されないようにと、新たな闘いに挑む夫との日々を綴ります・・・。

初めてのデート

2006-07-11 | 日記
 keikoさんとsyoujiさんの初デートのこと・・・

 約1ヶ月、手紙と電話でいろんなこと話し合って、それから、とうとう「東京で会おう!」と言う事になったんだ。
正直、keikoさん、東京ってあんまり行ったことがなかった。
茨城の「山の中」で育ち、高校に入ってからは「ずっとずっと水戸」で暮らしていた。
(時々、syoujiさんが冗談に「水戸は田舎だ!」と言ってからかったりするもんだから、keikoさんも負けずに「利根町だっておんなじ茨城でしょう?」と返したりしていたっけ・・・。)

 常磐線に乗れば、上野駅が終点だから行く気になれば行けない事もないんだけれど、でも、どうせ行くなら・・・と考えたkeikoさん。
約束の前日になって、いきなり
「行きたいところがあるんだけど、変更してもらえますか?長野県の無言館に行きたいんです!」ってsyoujiさんに言ったんだ。

 keikoさん自身、生きていく目標みたいなものが見えなくなっていたときだから、必死だった。
前から行きたかったところで、syoujiさんと行くにはピッタリのところ、そう思ったんだ。
「生きる」ってこと、一緒に考えようって・・・。

 ちょっと受話器の向こうにsyoujiさんの「とまどい」を感じたけれど、「いいよ」という返事が返ってきた。(実は、後で知ったことだけれど、先約があってその数日後、おなじ無言館に行く約束が入っていたらしい・・・。keikoさん、そこへ割り込んじゃったんだ・・・。でも、あの時出かけなかったら今の二人はなかったかもしれない・・・)

 翌日、上野駅のホームでkeikoさんを待っていてくれたsyoujiさん。
「私の顔、おぼえているかな?」と少し心配していたkeikoさんをすぐに見つけて、それから長野県上田市までエスコート、案内してくれた・・・。

 そのときのkeikoさんの驚いたこと。
「なんて、電車の乗り継ぎに明るいんだろう!」
「29年も社会と離れていたはずなのに・・・」と大感動!

 今、振り返って・・・

「無言館」で感動!
翌日、
タカクラテルの「人間を信じる心」の碑の前に偶然立ったことも、keikoさんのこころを一層強くした・・・んだった・・・。

だけど・・・
syoujiさん、ずっと暗い顔をしていてkeikoさんは気になっていた・・・
後で聞いて分かるんだけど、
実はsyoujiさん、この時大きな悩みを抱えていたんだ・・・



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
無言館 (yuuko)
2006-07-12 07:52:55
一度訪れてみたいところです。



夫といつか行けるかなぁ
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おすすめします (keiko)
2006-07-12 22:21:34
是非一度は・・・

ううん!必ず一度は!・・・



おすすめします







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