スペインの「牛追い祭り」の動画がアップされていた。
街中で牛に追いかけられて逃げ惑い、時々牛に体当たりされたり、中には角につつかれたりしているやつだ。
何とはなしに見ていて、牛に追いかけられてるだけで、これのどこが「祭り」なんやと・・・おまけに必ずと言っていいほど怪我人が出ているし、死者まど時々でているのに・・・
(すみません、事実は牛を闘牛場へ連れていくための催しのようで・・・地元バンブローナ地方の守護聖人サン・フェルミンを祝福する祭りのようです)
しかし、日本でも岸和田の「だんじり祭り」や諏訪神社の「御柱祭り」など、同じように怪我がつきものの祭りがある。
「だんじり祭り」も「御柱祭り」も実際に見た事はなく映像だけだけれど、御柱祭りは諏訪湖に行った時に近くの記念館みたいなところに行ったことがある。
御柱祭は7年に1回の祭りで日本三大奇祭のひとつのようで、あの崖の上から切り出した大木の上に乗っかってすべるわけだけれど・・・これもどこが祭りかと思ったことがある。
で、その記念館で、大木に乗ったけれど・・・実際にはお尻を押してもらって何とか上にあがっただけだが・・・「こんな状態ですべる」というのは人間業やないと思った。
それにしても、牛追い祭りもだんじり祭りも御柱祭りも・・・日常のストレス発散というか、祝福・喜びを身体で表すときには緊張と恐怖が不可欠なのかもしれない。
京都では明日はいよいよ祇園祭の山鉾巡行だ。
この祭りは、緊張と恐怖がどこかへ行ってしまって、いたって平和な祭りだ。
ふと・・・穏やかな祭りは本来の「祭り」ではないのかも?