いよいよ参議院選挙が始まった。
巷では「ねじれ国会の解消」・「憲法改正問題」とかが話題にあがっているが、いつの間にやら「震災復興」がどこかへ追いやられてしまった。
それはともかく、朝のあるコラムで、「選挙権を行使しない権利」とか云々の主張を声高に語っている人物がいた。
「政治は何も変わらない」・「1票で何ができるのか」・「政治家は信頼できない」とか・・・主張しているのだが・・・
今のような20歳以上の男女が参政できる権利を獲得してきた歴史的な経緯をどう思っているのかとショックをおぼえる。
第二次大戦後にやっと今の参政権が実現したのだが、それに至る過程で、納税額による参政権から男子だけの参政権に・・・
そして、平塚らいてうさんや市川房枝さんなどの力により女性の参政権が実現した。
世界を見ると、まだまだ国民の意思が全く無視される国家体制の国が沢山存在する。
共感できる政党や候補者がない・・・自分の考えにぴったり合うような政党や候補者が存在するわけがない。
自分にとって少し期待できる政党や候補者を選べばいい。
期待できる政党や候補者がいなければ、自分の名前を書いて投票すればいい。
選挙に行かないというのは権利ではない。過去に参政権獲得で戦ってくれた先人に思いを・・・
選挙に行かないという行為は・・・「義務の放棄」だ。無責任きわまりない行為だ。