大きなニュースにはなっていないが、今日の昼過ぎのゲリラ豪雨で京都駅の地下街が水浸しになったらしい。
今はどこで豪雨が発生して、どこで浸水が発生するかわからない気象状況になっている。
ただ、しっかり整理して考えなければと思うのは、先日の山口・島根の豪雨被害と都市型の豪雨被害とのちがいだろう。
いずれにしても、日本列島が「梅雨明け」などという優雅な気象状況の環境でなくなったということを認識しなければならない。特に気象庁は・・・
今のゲリラ豪雨は昔懐かしい入道雲が発生して大雨が降って来るようなものでなく、急に空が曇って来て雨が降り出す、いわゆるスコールだ。
で、山口・島根の豪雨被害は、まさに行政の怠慢による被害で都市防災に集中投資したツケを背負わされているわけで・・・
ところが、今回の京都駅ーさいわいに被害は出ていないがーのような都市型の浸水被害は根本的な国造りの問題になるのではと思ってしまう。
先日、東京の地下の雨水貯水施設の紹介がされていた。
雨水貯水施設は都市を中心に沢山作られている。理屈というか発想はわからないわけではないが・・・
空から降って来る雨の量を過去の雨水量をベースに建設している時点で「破たん」が目に見えている。
間違いなくオーバーフローしてしまうだろう。
今の都市の下水処理能力はだいたい、50mm/時間位の想定で出来ている。・・・今降っている雨は100mm/時間を超えるものだ。
ここは、もう一度、「雨」の理屈をシャッフルして、これからは、昔のように降ってきた雨を素直に土に返す道路づくりを始めなければ・・・
「母なる大地」に面倒をみてもらわないと・・・