「ご馳走」の由来。

というところから「馳せる」「走る」を合体させてできた言葉だそうです。
ふむふむ、なるほどね。
昔の人はうまいこと言いますね。
今宵いただいたお食事は、まさにその言葉にぴったりのものでした。
今夜は、以前から顔見知りのT氏にお誘いいただき、
職場のS子ちゃんと二人、いそいそと出かけました。
うちにはもうひとりSちゃんという若い人がいますが、
彼女はT氏とは面識がないので、また次回にね。
そのT氏、顔見知り、というにはあまりにも先輩なのですが、
職場の敷地内におられるものの、
gitaco は直接仕事でご一緒したことは一度もありません。
以前、gitaco が住んでいた近くにおられたことがあって、
朝ときどきお見かけしては、世間話をしながら
通勤をご一緒させていただいたこともありました。
S子ちゃんは、gitaco の職場に、この5月から来ています。
彼女もT氏とは仕事で一緒だったことはないそうですが、
T氏は顔が広いようで、S子ちゃんともお知り合い。
彼女が gitaco のとこへ来たばかりのころに
T氏がS子ちゃんの様子を見にきたことがあり、
そのときに3人でいろんな話をして、じゃあ、今度お食事でも・・・
という展開になったわけです。
S子ちゃんの希望で、和食をいただくことになりました。
gitaco も和食は大好きですよ。

職場から電車で3駅下ったところから、歩いてすぐのお店です。
工事中の仮家屋だというそのお店、
プレハブのような佇まいの2階にあるのですが、
中に入ると、そこは別世界でありました。
和風の落ち着いた料亭・・・といった風情で、内装も素敵。
テーブル席、カウンター席があって、
gitaco たちは奥のお座敷の席に案内していただきました。
耳をすませると「り~ん、り~ん・・・

鈴虫です。

いやはや、風流ですねー。。。
聴いているだけで涼しくなってきます。
もしかしたら「鈴虫」は「涼虫」と書いてもいいかも知れませんね。
「私は小食なので、一番少ないコースにしましたから、
足りなかったら遠慮なく追加してください」とT氏。
gitaco とS子ちゃんが大食いだということは、すでにご存知でした。

さすが・・・。
これが今宵のお品書きであります。

あ、gitaco が梅酒ロックを飲んでいたのがバレてしまいましたね。(右下のヤツ)

これも自家製で美味でありました。
お料理も、とっても美味しいのですが、
とりわけ、その付け合わせが心憎い演出になっています。
前肴には、野いちご(枝つき)、
お刺身の妻に山もも(こけもも/今日のお写真にありますね)。
もちろん食べられます。(当然 gitaco のおなかの中へ。美味、美味

器も素敵だし、盛り付けも美しいし、
随所に初夏の趣が散りばめられています、しかもさり気なく。
食べるのもったいなぁ~~~い!
といいながら、ペロリと平らげたS子ちゃんと gitaco でした。
日本料理は、目で楽しんで、舌で楽しんで、、、と
一粒で何度もおいしいお料理ですね。
T氏は、ほんとうにサラリーマンですか?
ってなぐらいに、その経験は豊かで趣味も多彩。
しかも生半可な知識ではなく、広く深ぁ~いものなのです。
お香、宝飾、お茶、絵画、、、(ちなみにT氏は男性です)
かと思えば、ケーサツの事情聴取に3回あったことがあるとか、
ヤ○ザのボッタクリなお店に連れて行かれて、目の飛び出るような請求書に、
納得いく明細を出せと幹部に楯突いた挙句、払わずに済んだばかりか、
その後、「ここへ来い」というところへ数回出向き、(普通行かないと思います)
ものすごい贅を尽くしたサービスを受けてしまったとか(しかもタダで)…。
お話を聞いているだけでも、実におもしろくて楽しい方で、
あっという間に時間が経ってしまいました。
また近いうちにご一緒しましょ、といって駅でお別れ。
ご馳走さまでありました。
しかし、T氏って、いったい何者なんだろー・・・??????

