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ギタコのお気楽ごくらく日記

お気楽に、ごくらくに・・・

初夏のご馳走

2005-07-04 | 旨もん

「ご馳走」の由来。
《その準備のために旬の美味しい食材を求めてアチコチと走りまわる》
というところから「馳せる」「走る」を合体させてできた言葉だそうです。

ふむふむ、なるほどね。
昔の人はうまいこと言いますね。
今宵いただいたお食事は、まさにその言葉にぴったりのものでした。

今夜は、以前から顔見知りのT氏にお誘いいただき、
職場のS子ちゃんと二人、いそいそと出かけました。

うちにはもうひとりSちゃんという若い人がいますが、
彼女はT氏とは面識がないので、また次回にね。

そのT氏、顔見知り、というにはあまりにも先輩なのですが、
職場の敷地内におられるものの、
gitaco は直接仕事でご一緒したことは一度もありません。

以前、gitaco が住んでいた近くにおられたことがあって、
朝ときどきお見かけしては、世間話をしながら
通勤をご一緒させていただいたこともありました。

S子ちゃんは、gitaco の職場に、この5月から来ています。
彼女もT氏とは仕事で一緒だったことはないそうですが、
T氏は顔が広いようで、S子ちゃんともお知り合い。

彼女が gitaco のとこへ来たばかりのころに
T氏がS子ちゃんの様子を見にきたことがあり、
そのときに3人でいろんな話をして、じゃあ、今度お食事でも・・・
という展開になったわけです。

S子ちゃんの希望で、和食をいただくことになりました。
gitaco も和食は大好きですよ。
職場から電車で3駅下ったところから、歩いてすぐのお店です。
工事中の仮家屋だというそのお店、
プレハブのような佇まいの2階にあるのですが、
中に入ると、そこは別世界でありました。

和風の落ち着いた料亭・・・といった風情で、内装も素敵。
テーブル席、カウンター席があって、
gitaco たちは奥のお座敷の席に案内していただきました。
耳をすませると「り~ん、り~ん・・・
鈴虫です。
いやはや、風流ですねー。。。
聴いているだけで涼しくなってきます。
もしかしたら「鈴虫」は「涼虫」と書いてもいいかも知れませんね。

「私は小食なので、一番少ないコースにしましたから、
 足りなかったら遠慮なく追加してください」とT氏。
gitaco とS子ちゃんが大食いだということは、すでにご存知でした。
さすが・・・。

これが今宵のお品書きであります。


あ、gitaco が梅酒ロックを飲んでいたのがバレてしまいましたね。(右下のヤツ)
これも自家製で美味でありました。

お料理も、とっても美味しいのですが、
とりわけ、その付け合わせが心憎い演出になっています。

前肴には、野いちご(枝つき)、
お刺身の妻に山もも(こけもも/今日のお写真にありますね)。
もちろん食べられます。(当然 gitaco のおなかの中へ。美味、美味

器も素敵だし、盛り付けも美しいし、
随所に初夏の趣が散りばめられています、しかもさり気なく。
食べるのもったいなぁ~~~い!
といいながら、ペロリと平らげたS子ちゃんと gitaco でした。

日本料理は、目で楽しんで、舌で楽しんで、、、と
一粒で何度もおいしいお料理ですね。

T氏は、ほんとうにサラリーマンですか?
ってなぐらいに、その経験は豊かで趣味も多彩。
しかも生半可な知識ではなく、広く深ぁ~いものなのです。
お香、宝飾、お茶、絵画、、、(ちなみにT氏は男性です)

かと思えば、ケーサツの事情聴取に3回あったことがあるとか、
ヤ○ザのボッタクリなお店に連れて行かれて、目の飛び出るような請求書に、
納得いく明細を出せと幹部に楯突いた挙句、払わずに済んだばかりか、
その後、「ここへ来い」というところへ数回出向き、(普通行かないと思います)
ものすごい贅を尽くしたサービスを受けてしまったとか(しかもタダで)…。

お話を聞いているだけでも、実におもしろくて楽しい方で、
あっという間に時間が経ってしまいました。

また近いうちにご一緒しましょ、といって駅でお別れ。
ご馳走さまでありました。
しかし、T氏って、いったい何者なんだろー・・・??????