美味しいお米を大切な貴方に! BLOG 『HIRO’s Diary』 

お米の専門店の店主が、日々想う事、今日あった出来事などを中心に書いてます!!かなり趣味の部分も多いけどね\(^_^)/

神明会 新潟産地視察記(1)

2006年09月20日 18時12分48秒 | お米

9/17AM、新潟についた我々は、JAの方の車で、新潟市豊栄の田んぼへと向かいました。

本当に、新潟の田んぼは広い、ひとマスが、5反あるそうです。

前日の夕方より雨が降ったため、「コシヒカリ」も稲が濡れていることもあり、収穫作業は、天候とにらめっこ状態、

今年の稲は、春先の低温日照不足の影響で、根の張りが悪く、倒伏しやすい状態のようです。写真のように、倒れかかった稲穂が、あちらこちらで見ることが出来ます。

台風13号の接近により、午後の天候を見て、収穫するか否かの状態です。

少しまだ青いようですが、もう十分に収穫可能のようです。

この地方、JAとよさかのお米は、コシヒカリ専用の有機肥料の開発を平成5年より取り組んでおり、平成10年にJAとよさか独自のコシヒカリ有機化成858有機60%入り肥料”うん米”を開発、平成11年より”うん米コシヒカリ”として出荷しているそうです。

次ぎに訪れたのが、JAとよさかのカントリーです。

JAとよさかでは、”はさかけ風味とよさか米”といって、つまりは”自然乾燥米”として出荷しているということです。

このカントリーでは、ビンと呼ばれる乾燥用サイロが、50㌧タイプ66基、250㌧タイプ4基の設備を保有、このビンに収穫した籾を入れて、下から風を送り、かくはんしたり、別のビンに移したりしながら乾燥する方法で2~3日かけて、籾を乾燥します

操作はすべてコンピュータで制御していて、この時期になると昼夜を問わず、作業が続きます

私たちは250㌧タイプのビンの中に入らせてもらいました。

上の写真のスクリューのような棒が回転しながら、ビンの中をまわって、かくはんします。

乾燥の度合いを見るのは、やはり手作業。

ビンを移すときに、サンプリングして水分計を使って調べます。

平均して26.4%の水分量で入荷され、14.8~15%の水分量にまで乾燥します。

だいたい精米として、我々が販売しているお米の精米基準は、14.0%以上ですから、このぐらいの水分量でJAから出荷されると、本当にベストです。

こんなきめ細かい作業が、「新潟コシヒカリ」を守っているんですね!