another Beatle

フリースタイル、且つ、創造的。(これが、理想ですが--)

適切な世界の適切ならざる私---中原中也賞--文月悠光氏に関しての私の思考の試行

2010-06-11 23:04:14 | Weblog

 

 

 

はじめてこの詩集のタイトルを知ったとき

いいタイトルだと思っていました。

心の中に残っていました。

時間が経つにつれ

このタイトルにも少しなれ、

インパクトも少し薄れて来ましたが

飛びぬけて創造的なフレーズでは

あると思います。

要するに、魅力的なフレーズが

一行でも出てくれば

作品は成立するのかな

と思ったりします。

これも中原中也賞を獲った詩集ですが、

私が期待をしすぎたのか、

去年の中原中也賞の川上未映子氏の作品を思うと

http://blog.goo.ne.jp/gggggggo/e/fb35149cb521ebae009064c1c56424b4

少し創造性は弱かったと思います。

その分面白くなかったです。

多分好みの問題だと思います。

(決して川上未映子氏の作風が大好きだと言っているわけではありません。)

 

まずはタイトルの出所を確認しました。

これが少し違うのですね。

適切な世界の適切ならざる私

という言葉はそれで完結しているとは思っていたのですが、

違いました。

         ******************

 (適切な世界の適切ならざる私-より部分引用)

ブレザーもスカートも私にとっては不適切。姿見に投げ込まれたまとまりが、

組み立ての肩肘を緩め、ほつれていく。配られた目を覗きこめば、どれも相違

している。そこで初めて、一つ一つの衣を脱ぎ、メリヤスをときほぐしていく。

それは、適切な世界の適切ならざる私の適切かつ必然的行動。

 

まだ後ろに言葉が続いていたのですね。

 

 全体を見回して所々心に残る表現がありました。

この詩集の一番最初の詩 「落花水」 の一番最後のセンテンス

 

 

風で膨らむスカートのように

私は咲いてみせよう。

 

 

 「私は、なる」と言う詩の一番最後のセンテンス

 

私は私でありつづける。

 

 

 何かよくわかりますね。この一行。

 

この詩人は最年少で中也賞を獲ったそうです。

17歳前後で書かれていた詩(間違っていたらすみません)だと

思いますが、ネットで写真をさがしていたらありました。

初々しい感じのひとですね。

私の読んでいるこの本の中の詩が

何年か経ってまた違った風に私に迫ってくるかもしれないし、

私の中では埋葬されたものになるのかそれは知りませんが、

現時点で一作品選ぶとすればこれでしょうか。

(良し悪しは別として)

 

            花火

(ひょろろろ---と勢いよく放たれた一匹の精子は、夜空のシーツを目指して

まっすぐ駆ける。寸前で尾の動きをゆるめ、まどろむように卵の中へ入ってい

く。音と色のしぶきを浴びて、私は浴衣の帯をそっとゆるめた。降りそそぐ受

精卵を腹に受けとめるため、袂をあけて空を仰ぐ。橋の桟には艶やかな女たち

が詰め掛けていて、精子に手を振っている、夏の景色)

 

橋のむこうから響く花火の音が

足音のように迫りくる。

心臓が脈打った後を

鼓動が追いかけているのだ。

 

花火、打ち上げ花火。

背中に花火の音を受けて

自転車のペダルは回る回る。

人々の熱気を吸って

私の黒目は開く開く。

夜空はその視線を恥じらい、

赤いつぼみをとじるとじる。

 

叩いた手の合間に

本当の花が開いて満ちる。

そこに咲いているもの、よ。  

 

(全引用させて頂きました。)

 

         Please touch  .   日記@BlogRanking

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平城遷都1300年----奈良の6月

2010-06-11 23:03:11 | Weblog

 久しぶりの奈良でした。平城遷都1300年が開催されていました。

  http://www.1300.jp/

 

 

 

 

 平城遷都1300年祭の一方の入口です。

 この時はまだ晴れていたのですが。

 

 1300年前はこんな感じですか--。

 

 

時代の貸衣装もあって、着て歩いている女性も

いました。写真を撮りたかったですが、

そうも行きません。

 

 巨大なスクリーンの現出 修学旅行生の溜まり場です。

 少し天気が悪くこの後雷が空に走ります。

   

 この会場のすぐ傍の道に

自転車道を確認していましたが、大雨を感じ、

ゆっくり見る暇もなく

一気に走り去りました。

空が鳴きかけています。

また、天気のいい日に再チャレンジです。

         Please touch.    日記@BlogRanking 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

たった二分で取る?***** EXTRA BLOG*******

2010-06-11 11:26:42 | Weblog

 

OUT OF ORDER!!!

 

まあいいこともあれば悪いこともあります。

ただたった二分で取る?

少しは待って。

権力の乱用?

現代の魔女狩りか?

気違い沙汰。

駐禁二分で

一万五千円也。

 

時計のバンド買っている間、

たった三分ぐらいの間にこの調子です。

こんな遣り方があるの?

たった二分ですよ。

権力の乱用以外の何物でもないです。

一万五千円、

好きなものは買ったほうがいいです。

どぶに捨てました、お金を。

 EXTRA BLOG日記@BlogRanking Please touch this ranking mark.

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする