朝のまどろみ
うつらうつら
人生のなかのめずらしい朝
こんな風にすごせる朝は
めったにない時間
それを独り占めすることにより
私はあなたを独り占めする夢を
見たような気になってしまった
いけない人生だ
自分勝手に線引きをして
あなたを自分のエリア内に連れてくるなんて
だからわたしはいつまでも
いつまでも拘り続ける生活に浸り
時々 自分を見失いそうになる
春夏秋冬と季節がめぐり
その中で時にまどろみの時間があり
その中で今日はあなたを見つけた
珍しい日として
私の中のまどろみの海のなかに
落とし沈めていこう
そうすることでしか
私はあなたに自分の良心を
示すことが出来ないから
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