another Beatle

フリースタイル、且つ、創造的。(これが、理想ですが--)

「神との対話 」 友人からの問題作

2013-08-26 10:22:53 | Weblog

 

「なんだか胡散臭い感じはしました。

それでも読んでみたらなぜか気になるので---------。」

 アナザービートルさん どう思いますかと

この本が送られてきたのは 少しまえのことでした。

 

この本はシリーズになっていて それもかなり売れているみたいでした。

神との対話と言うことで 神様とのやり取りが はじめから書かれてあって

その中にはかなり心に残るようなことがありました。

聖書のように書かれてあるわけではありませんが

明らかに聖書を意識した部分もあったり 聖書とダブってくるような箇所も 多々ありました。

色んな宗教を意識したというよりも かなりの比重で聖書が意識されたような気もしましたが

作者の意図かどうかは 分かりません。

 

この本を入り口として数多くの人の集まりがあるというのは

この本 立派な宗教の一つであることを示しています。

それはあくまで 信仰の自由です。

 

この本を読んでみて 共感する部分は沢山ありました。それだからこそ 私の友人 ちいさこべ さんは

私にこの本を読んでもらって感想を聞きたいと思ったのだと思います。

 

正直 この本の読書感は 

この本に書かれてあることは本当だろうか?

という気持ちと、

この本はある種の流行の一部ではなかろうかという気持ちです。

宗教を流行にする という気持ちは作者にはなかったとは思いますが。

 

確かに面白い本です。

少なくとも色んな宗教の 基本的なテキスト(たとえばキリスト教であれば聖書 仏教であれば 仏典)

よりも面白いと思いました。

書かれてあることが本当であるかは別にして。

まるで一つの文学作品(小説であるとは言いませんが)のように

読者がもう一度読んでみたいと思うような面はありました。

 

私が読んでみて 最終的に 1、2行この本の中から得たものを示せ と 問われたら次のようになりますかーー。

 

あなたがこれから先 どんな人間でいたいのか それが大事ーー、

 

と言っている箇所でしょうか。

どんな人間にもなれるのだと作者はこの宗教書(あるいは哲学書?)は言っています。

結局は人間は自分の思うようになれるのだと主張していますね この作者は。

この思想と符号する部分はこの本の中に多くありました。

思考がはじめにありき と言ったような観点ですか。

こういった観点は別に新しいものではないと思います。

このことを考えれば、

この本は宗教書と言うよりも 一つの自己啓発書である気もします。

 

ただ この本を読み心打たれて回りに集まってきた人たちは この本を自己啓発書として

分類されるのはおそらく嫌うでしょう。

おそらく聖書(例えば)と同じレベルかそれ以上に思ってもらいたいと思っていることと

思います。 

多分聖書よりも謎の部分が少ないと思います、私は。

謎が必要だと言っている訳ではありませんが。

 

確かに 胡散臭いようなタイトルの本ですね。

このタイトルだけで多くの人を引きつけているとは思いません。

ただ このタイトルで仮に私が この本を本屋で見つけた場合 多分 買わないし 触ってもみないと思います。

それは神を認めていない 否定していると言ったレベルのことではありません。

「神との対話」こんなタイトル、大きすぎるとは思いませんか?

ニーチェの言った言葉 「神は死んだ」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E3%81%AF%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%A0

そのことが書かれた そんな 本もありましたね。

その本は(ニーチェの本)歴史のなかで大きく残っています。

一つの文学作品として。

 

ただニーチェの暮らしていたその時代にその本がどんな扱いを受けていたかは知りませんが、

確かに現在まで残っています。

私は「神との対話」という本が長い歴史のなかでどんな残り方をするのかは分かりませんが

一つのブームとしてしか残らないのではないかと思います。

この本の思想を受け継いだ人の数ももしかしたら問題になるかも知れません。

日本にもいろんな ものの考え方があります。例えが悪いかも知れませんが 幸福の科学 とかなんか そんな感じで

本当に一つの宗教が 歴史のなかで残って行くのは難しいと思います。

聖書は世界のなかで歴史のなかで大きく 大きすぎるほど メジャー(表現がわるいけど)で残っていますし

これから先も残るでしょうが。

それでも この聖書に対してさえも偏見(?)を持っている人はキリストを信じている人と同じ数くらい世界にいると思います。

日本の憲法にもうたわれているように ようは 信仰の自由 表現の自由ですね。

(少し話が脱線しかけているので舵をもとに戻します。)

 

まあ胡散臭いようなタイトルですね。「神との対話」とは。

それでも読後感は良かったです。久しぶりに興奮しました。

もう一度読んでみてもいいと思いました。

それでも多分座右の書にはなりきれないなと思いました。

 

気になった箇所を述べます。(この本の中で)

まず 愛をほぼ最高峰においている。

これはキリスト教と同じです。ただ説得力に欠けると思います。

 

それからこの本のなかでは 天国も地獄も存在として認めていない。

まるでbeatlesのジョンレノンの イマジン という曲のなかで

天国も地獄もないと想像してごらん

という詩の一行を思いました。

私はbeatlesのファンではありますが どちらかと言うとこんな考え方は好きではありません。

天国も地獄もないという切り口ではじめるのは。

まあ ジョンレノンが言うから さまになるとは思えますが。

 

と言うことでこの先、私の人生にこの本を道連れにしていく確率が減りました。

天国 地獄の表現は本当に難しいと思います。

迂闊に口にだすことではないと思います。であれば私は 天国も地獄もあるといった表現の方が好きですね。

 

ひとつの思想の本かも知れませんが主流にはなれない気がします。

ただ 断片的には感銘を受ける言葉は多々あったとは思います。

それが人を動かせるか?

というのが問題だと思います。

心に残るだけであればつまらない気はします。

 

 参考までに----。  

         Wikipedia 「神との対話」

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E3%81%A8%E3%81%AE%E5%AF%BE%E8%A9%B1

 

             # あくまでも私の正直な感想です。この作者、著書を誹謗する気など毛頭ありません。ご了解下さい。

 

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約束 みたび/ 諏訪湖打ち上げ花火

2013-08-24 05:49:40 | Weblog

 
諏訪湖半で花火を見ました。

つい最近花火現場で事故があり,

多数の犠牲者を出しましたが、

 私の見た諏訪湖での花火は静かないい花火でした。

やはり花火は惨事と全く無縁でなければ

意味がありません。

 http://hanabi.walkerplus.com/detail/ar0420e00799/

TOYOTA プレゼンツという打ち上げ花火で

何日も連続で打ちあげるという、太っ腹のTOYOTAではありました

レクサスマークやTOYOTAマークも一緒に打ち上げられました。

DJ付きで一緒に音楽も流されて、私にとって

こういう花火は初めての経験でした。

大阪のPLの花火や淀川の花火と比べると

規模の小さなものでしたが、

いい打ち上げ花火でした。

 

花火を見てるあいだずーと思っていたことがありました。

まあ 花火の感動が引き金になったのだとおもいますが、

今年死んだ猫のホルのことばかり思い出していました。

 

家に帰った時

二階の階段の途中で

苦しくて何とか立っていたホル

階下へ降りられなかったホル

そこで私の顔をみて

助けを求めるように泣いていました。

(死の数日まえのことでした。)

 

花火を見てる間

ずっとそんなホルの姿を思い出し

涙が止まりませんでした。

 

未だに、ホルのことが忘れられません。

本当に小さな動物の死が

応えました。

 





 

 

 

 

人生って不思議です。

いろんなことを教えてくれます。

たった一匹のペットの死がもたらした思考ですが、

本当に苦しい時、どうにもならないと思った時、

前を向いて生きようと、頭を切り替えます。

たった一年少しで逝ったホルのことを思って。

 

元気に生きる。

ホルとの約束です。

 

 

 

 

 

 

  

        Twitter/anotherbeatle/https://twitter.com/anotherbeatle                                          

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