another Beatle

フリースタイル、且つ、創造的。(これが、理想ですが--)

ALL THINGS MUST PASS/ ジョージハリソン の考え方

2008-11-15 01:13:51 | Weblog
ジョージハリソンの原点とも思える ALL THINGS MUST PASS のアルバム----------根本的には 「すべて物事は移り変わってゆく、過ぎ去ってゆく--」 という彼の考え方は少し哲学的です。

幾分、東洋的思考の匂いがします。

でも、ただ過ぎ去っていくだけでは悲しいと思います。(人間も過ぎ去っていきますからね。)
過ぎ去った後に何が来るかということでしょうね。
そのあたりが宗教なのでしょうか?



悲しいことも過ぎ去り、灰色の空も過ぎ去り、丁度いい頃に我々は明るい日差しを見る--云々の考え方は30歳前後の思考としては、かなり完成されているような気もします。
人生を達観したような詩です。

                       


アルバムタイトル曲
All things must pass よりの抜粋

すべては移りかわっていく
すべては過ぎ去っていく
すべては移りかわっていく
人生を織りなす糸は永遠にはつづかない
だから----僕は休まずに歩きつづけよう
新たに訪れる日を迎えるために

暗闇が支配するのは夜のあいだだけ
朝の訪れと共に それは姿を消す
明るい陽差しは
いつもちょうどいい時期に訪れる
この灰色の日々もいつかは終わる

           対訳:山本安見


ビートルズの中では一番地味な存在ですが、地味ゆえの確実さみたいなものが
あると思います。最も宗教的でしょうね。


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2 コメント

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人間にとっての‘’とき“ (アリゾナドリーム)
2008-11-15 18:20:38
ジョージ・ハリソンはインドに長い間いたのでインド哲学に深く傾倒していたのでしょうか?‘’とき“ は人間のあいだに生まれ続けるものだけど人間にはどうにもできないもの。「ときが二人を追い越していく」という歌詞には、そんな虚しさをこめてるんだって小椋佳も語っていました。過ぎ去った時を思い人生を「これでいいのか」って考えさせるってテーマは取っつき易そうで奥が深いですね。今から出かけるのでジョージのCDを聞きながら車を走らせよう。
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時--。 (アナザービートル)
2008-11-15 22:00:36
コメントありがとうございます。
時は本当に難しいテーマですね。
ジョージはインド哲学に長いこと没頭してましたからね。死んだ後は、灰をガンジスに流して貰ったそうですね。生前の彼の希望だったそうです。ご存知かもしれませんが。
彼の頭の中は、多分仏教50%位、後は何らかの東洋系宗教でしょう。
仕事の帰り今日はジョージを聞きながら帰ってきました。
返信する

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