高ボッチ山の山頂から緩やかに下る園路の途中で、一度山頂を振り返りました。地形が扁平なのでどこが最高所なのかが分かりにくいですが、中央に山頂の標識が立っているのがハッキリ見えましたので、あれが山頂だな、と暫く眺めました。
志摩リンは、劇中では山頂から南側の谷間へ緩やかに下る姿が描かれていますが、その場面には諏訪湖も見えるので、上図の地点に来たところで、ここじゃないかな、と考えました。上図中央に見える一本の枯木が目印でした。
うん、間違いないな、ここだ、と確信しました。
このシーンですね。背後の枯木と諏訪湖もそのままです。志摩リンはこの後、キャンプ飯を作る場所を探してバイクで高原内をあちこち移動しています。
私はそのまま園路を第2駐車場まで戻って、その南側にある上図のキャンプ場のオートサイトエリアを見に行きました。
木々の枝がくねくねと屈折しているところに既視感がありました。ここがそうか・・・。劇中で志摩リンが歩いていた場所は・・・。
このシーンですね。管理棟で話を伺ったところによれば、このエリアは以前は劇中と同じようにテーブルやベンチも置かれて休憩ゾーンとして使用されていましたが、去年にキャンプ場を設けた際に地面を均し、並んでいた木の半分ぐらいを伐採したため、かなり景観が変わってしまったそうです。
キャンプ場は、オートサイトエリアとテント・タープエリアとに分かれていて、こちらのオートサイトエリアが広々としていましたが、この日の利用客は全てテント・タープエリアのほうに入っていました。
御覧のとおり、既に4月29日にオープンしていますが、話によれば、高ボッチ高原が従来はキャンプ禁止区域だったために、今年開かれたばかりのこのキャンプ場に関してはまだ周知がゆきわたっていないようで、GW期間でも利用客が居なかった、とのことでした。
第2駐車場に戻って、しばらく南の景色を見ました。上図右奥に見えるピークが鉢伏山で、標高は1929メートルです。
あの山には志摩リンは行っていませんが、近くアニメ化される、同じ原作者のあfろさんが描く「mono」ではあfろさんの分身とされる漫画家の秋山春乃が、シネフォト研究部の雨宮さつき、霧山アン、敷島桜子らを連れて聖地巡礼を行なった際に、ここ高ボッチ高原に続けてあの鉢伏山にも行っています。「mono」のアニメ化後は、鉢伏山も聖地スポットになることでしょう。 (続く)