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BC自由学園 第五共和制小隊 M22ローカスト(リボンの武者版) 作ります!! その1

2022年05月29日 | ガルパン模型制作記

 ガルパンのコミック版に登場するBC自由学園チームの車輌をこれまでに4輌作りました。内訳は「フェイズエリカのこぼれ話」に出ている車輌が3輌(M5A1、オチキスH39×2)、「リボンの武者」に出ている車輌が1輌(ルノーR35)ですが、実は最も作りたかった車輌のキットがなかなか入手出来なかったために、これらの4輌を先に製作しました。

 その直後に、図ったかのようなタイミングで、最も作りたかった車輌のキットが揃いました。上図の「リボンの武者」に登場するBC自由学園チーム選抜の「第五共和制小隊」のM22ローカスト軽戦車でした。作中ではボルドーが率いる3輌のチームで、黒森峰女学園選抜「シュバルツバルト戦闘団」との対戦試合にて別働隊として活躍しています。

 

 作中ではBC自由学園チームが使用していますが、サンダース大付属高校チームからのレンドリースによって戦力に加わっているアメリカ軽車輌である旨が、「リボンの武者」第1巻76ページ、107ページのアリサのセリフによって知られています。
 M4シャーマン中戦車を小型にしたような感じの可愛らしい車輌で、個人的にBC自由学園チームの使用車輌のなかで一番気に入っていますが、残念ながらアニメ版には出ていません。したがって「リボンの武者」の作中車仕様にて再現製作してみることにしました。

 

 この「第五共和制小隊」のM22ローカスト3輌は、興味深いことに作中での描写が1輌ごとに異なっているようです。1輌は上図のようにBC自由学園チームの校章マークを砲塔左右に付けていますが、普通に自チームのマークを付けているのはこの1輌だけです。

 

 そしてこちらの2輌目はマークが全然見えません。他の登場シーンでもマークがありませんでした。さらに、操縦手ハッチの形状から英軍向け仕様のM22であることが分かります。適応キットもブロンコモデルから米軍仕様とともに英軍仕様も発売されていますので、作中の1輌目も2輌目も再現可能であるわけです。

 

 続いて上図が3輌目、ボルドーの搭乗車と見られますが、面白い事に砲塔左右につくマークがサンダース大付属高校チームの校章のままになっています。サンダース大付属高校チームからのレンドリースである件もこの描写によって確かめられますが、マークをそのままにしているのは、いずれ返却が決まっている車輌だからでしょうか。

 かくして三者三様ならぬ三車三様の外観をみせるM22の「第五共和制小隊」ですが、面白いので3輌とも作ってみることにしました。冒頭にて、キットが揃いました、と書きましたが、その通り、ブロンコモデルの35161番(英軍仕様)が1個、35162番(米軍仕様)が2個、あわせて3個のキットを買い揃えたのでした。
 適応キットはブロンコモデルの品が唯一で、もともと模型店でも通販サイトでもあまり見かけない希少キットであるため、1個を確保するのにも手間がかかり、35162番のほうがなかなか手に入らなかったりしたのですが、先月にやっと3個目がサークル仲間からの譲渡によって得られた次第でした。

 

 3輌を順に作りましたが、使用したキット35161番(英軍仕様)と35162番(米軍仕様)の作中車再現製作における相違点は操縦手ハッチの形状のみでパーツも1個だけです。あとは全て同じパーツを同じ工程にて組み立てたため、今回の製作レポートでは1輌目の分だけを取り上げて綴ることにしました。そして完成後の記事にて3輌の姿をそれぞれ紹介する、という流れで取り組むことにしました。

 1輌目は、前掲の作中シーンにて紹介した、BC自由学園チームの校章マークを砲塔左右に付ける車輌です。操縦手ハッチの形状が米軍仕様であるので、使用キットは上図の35162番(米軍仕様)となりました。

 

 中身はブロンコモデルらしく細かいパーツ割で数も多めです。履帯は恐怖の連結式ですが、直線部分は一体成型でワンパーツとなっているのは幸いでした。

 

 組み立てガイドはブロンコモデルならばでのA4サイズ見開き、一部はカラー印刷という贅沢なものです。

 

 大きくて見やすいガイド図です。コミック「リボンの武者」第5巻をわざわざ置いたのは、大きさ比較のためもありますが、今回紹介した「第五共和制小隊」3輌の必死の戦いぶりが描かれていて、作中車の各アングルの様子がよく分かるからです。したがって今回の再現製作の一番の参考資料となりました。

 

 ステップ1およびステップ2では車内のインテリア組み立てが中心ですが、インテリアといってもエンジンは無く、操縦席周りが最低限に再現されるのみで過半の部品は省略される中途半端なものなので、割り切ってインテリア関係は不要としました。
 なので、ステップ2はスルーし、ステップ1でも外回りのパーツだけを組み付けます。

 

 ステップ1で組み付けるパーツのひとつ、車体底面にある脱出用ハッチのD6です。

 

 D6を取り付けました。付けないと車体底部に脱出口が開いたままになります。

 

 そして車体前端の牽引ホールドのパーツB19およびB21です。

 

 組み付けてステップ1が完了しました。ステップ2は不要で飛ばしますので、次の作業はステップ3からになります。  (続く)

 


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