塗装作業に進みました。作中車はカラーページが無いために車体色が不明ですが、サンダース大付属高校チームの戦車はアニメ版でもコミック版でも同じカラーだろうと思います。それで、モデルグラフィック2013年4月号のガルパン特集記事の中の一つ「オリーブドラブ大作戦」にておすすめのシャーマンカラーとして採用された、タミヤの「エアモデルスプレーAS14」を使用し、アニメ版の劇中車と同じ車体色に仕上げました。
砲塔の機銃は2丁ともミスターカラーの28番の黒鉄色で塗りました。
履帯も28番の黒鉄色で塗りました。転輪のタイヤゴム部分はポスカの黒で塗りました。今回は履帯も組み付けてからの塗装となりましたが、履帯も転輪も大きいために塗り分けは容易に進みました。
排気管は42番のマガホニーで塗りました。
前照灯の内部を8番のシルバーで塗りました。レンズのパーツはキットに無かったので、ウェーブアイズのクリアパーツからサイズの合うものを調達して付けました。
車外装備品類を塗りました。金属部分は28番の黒鉄色、木製部分は43番のウッドブラウンで塗りました。
実車の記録写真を参考にして車外装備品類をガードの内側に取り付けました。車体左側には鶴嘴の身と柄を取り付けました。
そして車体右側のガード内には斧とスコップを取り付けました。
作中車はサンダース大学付属高校選抜チームの車輌ですが、ケイ曰く「大人の事情でさー、サンダース付属高校の名前使えないんだ」との事で、校章も使えないために校章マークはありません。したがってデカールは不要であり、そのままつや消しクリアーを薄く吹き付けて仕上げました。
かくして、サンダース大学付属高校選抜チームフライングタンカースのアリサ搭乗車、T7コンバットカーがコミック「リボンの武者」仕様にて完成しました。製作日数は、2022年3月15日から3月31日までと5月11日の18日でした。組み立てに17日、塗装に1日かかりました。
今回はコマンダーモデルのガレージキットにて製作しました。が、入手したキット個体は成形不良が多く、パーツの過半に歪みや反りがあり、破損品も少なくありませんでした。それらの是正や修正、修理のほうに手間取りました。さらにパーツ自体の左右のサイズ差も生じており、削ったりヤスったりして可能な限り縮めましたが、完全に左右のフェンダーパーツのサイズを一致させるには至りませんでした。上図のように、左右のフェンダーの高さが約2ミリほどずれるという、一見しただけでは分からない程度にまとめるだけで精一杯でした。
ガレージキットには、往々にしてこのような寸法狂い等の問題がつきまといますので、仕方のないものと割り切って製作しましたが、かえって良い経験になったと思います。