GESブログラブ -知への招待- GES PREPSCHOOL

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現代文を読むカラクリⅢ

2007-06-17 22:54:55 | 受験・学校
資格知識入れに時間を取り、この講義が遅れ気味
ですみません。
GESホームページからのリンクで塾生専用メニューから
別の「木村浩のブログラブ-知への招待-」を
講義用・連絡用として、作ろうと目論んでいます。
このサイトは「Objection!サイト」として偏見と非常識
を持った主張とエッセイを書きます。
近日、発表します。お蔭様で1日50人の人がアクセス
してくれているようです。目指せ1日500人なのですが。。。

現代文読解には現代社会・倫理を学ぶべきだ。
現代文(評論)は哲学者・心理学者・言語学者・社会学者
が多い。
倫理から哲学語を学べば難解な小林英雄・中村雄二郎
の論文は理解しやすい。
N検(9月2日・12月2日)がある。1級~5級
高校生は4級は取りたい。
中学生は5級。大学生は3級。
当校は指定会場だから、塾生は便利かな。
これが常識力を計るものさしだろう。
現代文・二次英語長文は必要条件だろう。
英検・漢検・数検・理検もいいだろう。
でも、一番大事なのは現代常識力だ。
では、異文化・異時代常識講義に入ります。

<近代という罠:第2章>              
ファシズムには、人を魅了する何かがある。
それが醜悪な差別と特権意識であったとしても、
弱者こそがそれを拠り所とするパラドックスがある。
西洋哲学に脈々と流れた、ロマンの水流、
それはルソー、ニーチェ、ハイデガーに表現されているが、
それらはファシズムへと流れ着いた。
近代の超克、乗り越えはファシズムによって有為(ゆうい)に為されるのだと、
例えばハイデガーは強く信じていた。
 また、一方でドイツ実存主義の敗北の後、
戦後フランスの実存主義サルトルは、近代の超克、
乗り越えとして、社会主義を選び取った。自己を投企し、
未来を企てる存在として自己、それは哲学と政治が結びつき、
その政治と哲学の愉楽に満ちた結びつきという一点で、
ドイツ実存主義は共通する。
そしてハイデガーがヒトラーの挫折と共に散ったように。
サルトルは学生運動の挫折と共に散った。
 近代という牢獄は固く扉を閉ざし、
決してその扉を開放することはないように見えた。
ドイツも日本も戦後高度経済成長という道を進み、
そして学生運動に挫折した。
60年代の先進国の学生は過労死とノイローゼの
資本主義に分け入っていた。
その意味で、20世紀とは、
近代を批判し、乗り越えようとした哲学の敗北の時代でもある。
しかし、萌芽はある。新たな可能性は
20世紀の後半にすでに芽吹いている。
そして、私たちは、その萌芽をすでに目にしている。  
                 (573字)
Essay-A 2003.04.19.SAT

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