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現代文を読むカラクリⅡ  

2007-06-03 02:41:24 | 学問
-異時代・異文化背景常識Ⅱ-
 
時と場所の相違から文は読めなくなる。
話が通じなくなる。
紛争が起こる。
「CPA米国公認会計士」が現在、公認会計士より、
需要が増している。なぜなら、日本は益々、
米国コロニアル化されているからだ。
Y電機、K石鹸も外資50%以上、
ならば、日本の企業とはいえないね。
こういった地理的・時代的背景を持った常識を
入れないと「名誉教授」の書いた現代文は読める筈がない。
高齢の人ばかりですよ。
どう思います。センター試験現代文でさえ、読めません。
そこで、GESゼミです。

デカルト的懐疑論 第2章                    
②ルネッサンスは古代ギリシアのニンゲン造形を見い出した。
宗教改革は聖書の黙読という人間の内的宇宙を見い出した。
そしてデカルト的懐疑は「我」という拠点を見い出した。
これらはすべて同時代の出来事である。
キリスト教の影響は未だ強く、決して人は神を軽んずることはなかったが、
一方で、「自由な判断」「自分の欲望」とも向き合い始めていた。
それは、芸術が、プロテスタントが、
そしてデカルトが後押ししてできあがったものである。
そこで見い出されたものこそ、近代という時代の幕開けである。
そしてキリスト教が人の内面に染み込んでいったように、
近代哲学も自明のものとして人はその由来すら忘れるようになる。
例えば国家とは近代の産物である。例えば性差とは近代の産物である。 
例えばマスコミとは近代の産物である。
例えば学校とは近代の産物である。
例えば恋愛とは近代の産物である。
しかし私たちは、この由来を忘れ、
はるか彼方からこれらがあったものとして価値観を形作っている。
すべては哲学の成果であり、それを自明のものと思えば思う程、
哲学の力が発揮されているのである。
だから哲学とは、私たちの目に見えぬ統御する力、権力の源泉に他ならない。

2003.01.25.FM放送

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