GESブログラブ -知への招待- GES PREPSCHOOL

WebLog_Love Site ∬xydx May You take a walk for Intelligence

現代文を読むカラクリ

2007-05-24 06:14:19 | インポート
-異時代・異文化背景常識- 
時と場所の相違から文は読めなくなる。
話が通じなくなる。

デカルト的懐疑論 第1章  
① 「デカルト的懐疑」、それはキリストの教えから
逸脱した「一切を疑う」という姿勢であった。
「一切を疑う」ならばこの世界も幻ではないか、
「一切を疑う」ならばこの私も幻ではないか、
そこにあるのは私が滅却する暗黒への収束である。
 だからこそ、デカルトは、「一切を疑い」ながらも拠点を必要とした。
そしてそれこそが、「一切を疑うことはできるが、
この疑っている我を疑うことはできない。」という境地である。
「我思う、故に我あり」。「コギト・エルゴ・スム」。
これはもちろん「一切を疑うが故に、
その疑う我という存在が確かに実在する」という意味である。
 ここから近代哲学は始まった。
つまり神に対しての重要な拠点、「我」の確立である。
もちろんデカルトですら「時代」を超えることができない以上、
キリスト教自体を疑った訳ではない。
例えば、デカルトは解析幾何学の祖でもあるが、
同時にこの世界が幾何学という美によって構成されていることを
証明することは、そのまま、その美の世界のデザイナーたる
神の存在証明を目指してのことだったのである。
 しかしデカルトは「我」という境地を見い出した。
そしてそこにはルネッサンスという新しい時代の胎動があった。
デカルト的懐疑が動き始めた17世紀とは、
まさに近代という時代に深く足を踏み入れていた時なのである。

2003.01.18放送

GES進学予備校
www.gesnet.co.jp


修行VOL.1

2007-05-24 05:52:04 | 日記・エッセイ・コラム
<修 行>
今日はまた遅くなってしまったね。
風邪はどうだい。
仕事には慣れたかい。
辛いかい人生賭けだよ。
迷うことなく、いいと判断したら思いっきり、走るべきだよ。
どんな時も、守りには入らない。
典型的日本人はモノを蓄積しようとする。
よく考えてごらん。
君が持ってて世の中よくなるの。
才ある人に預けるとその人の才能で
そのモノが世の中を素晴しく変えていく、と考えたら、
君はそれでも持ち続けるかい。
私は社会に預けます。
そんなタレント(才能)が誰しもにあると
日本はガンバレるよね。
一人々々の才能が摘まれる時代に入ったら大変だ。
皆が知の生産者のプロになれば不安は終焉を迎える。
当然だろ。人生、この海に身を預けてごらん。
怖いかい。
私は飛び込まない方が怖いと思うよ。
わかるかい。

2003.04.17. Written by Hiroshi Kimura
今日もまた明るくなっている。
バイオリズムが狂ってしまった。

GES進学予備校
www.gesnet.co.jp


GESプレップスクール宇部校琴芝教室