技術動向にしたいところですが、雑感にしました。
このところ渓流の土砂調査を繰り返す毎日が続いているのですが、以前とは明らかに違う点があります。
以前の渓流の調査は、確かに限られた時間のなかでの調査でしたが、現場で自分が考察した結果をそのまま伝えることができました。ここの土石流堆積物がある、、新しい侵食痕跡がある。歴にコケは生えているが細粒は抜けきっていない。。沖積錐があるということは、、、などなど
こういった仮説をいろいろたてて、検証する楽しみがありました。
しかし、いまの調査は、PCのシミュレーションの初期条件のためだけ、誰がやっても同じような答えしか求められない。だからとても淡々としていて体の疲れだけ残ります。
山口県の土石流災害で、『老人ホームがあるのだからレッドゾーンにしておくべきだった』なんてコメントも報道されましたが、現場におけるエンジニアリング・ジャッジメントの意義が薄れたなあという想いです。
このところ渓流の土砂調査を繰り返す毎日が続いているのですが、以前とは明らかに違う点があります。
以前の渓流の調査は、確かに限られた時間のなかでの調査でしたが、現場で自分が考察した結果をそのまま伝えることができました。ここの土石流堆積物がある、、新しい侵食痕跡がある。歴にコケは生えているが細粒は抜けきっていない。。沖積錐があるということは、、、などなど
こういった仮説をいろいろたてて、検証する楽しみがありました。
しかし、いまの調査は、PCのシミュレーションの初期条件のためだけ、誰がやっても同じような答えしか求められない。だからとても淡々としていて体の疲れだけ残ります。
山口県の土石流災害で、『老人ホームがあるのだからレッドゾーンにしておくべきだった』なんてコメントも報道されましたが、現場におけるエンジニアリング・ジャッジメントの意義が薄れたなあという想いです。