全国にはいくつもの自主防災組織がありますが、そのなかで、たくさんの表彰を受けている『加古川グリーンシティ』という自主防災組織があります。
http://www.greencity.sakura.ne.jp/greencity_bousaikai/index.html
最強の力は、「コミュニティ・地域の防災力」です。
まずもって、これはそのとおりです。個人の力ではどうしても限界があります。
地域を歩き避難路確認
http://www.greencity.sakura.ne.jp/greencity_bousaikai/shinbun_pdf_jpeg/20080331-kobe-real.jpg
これはとても素晴らしい取り組みです。地図が頭の中にインプットされると、いざというとき、自分の居場所、相手への距離感がカーナビのごとく分かります(手に取るようにってやつです)。
加古川のハザードマップ
http://www.greencity.sakura.ne.jp/greencity_bousaikai/bousaikai_data/kouzui-hinan-map-main.htm
できれば、これを皆さんで作ってほしい。自然現象はマニュアルどおり行かないもので、過去の浸水実績が一番頼りになります。地域を歩き避難路確認の記事のように、みなさん地域を歩いていらっしゃるわけですから、もしかして、05㎝~1m程度の土地の起伏もある程度把握されていることと思います。それは、加古川の洪水の痕跡を示しているのです。
また、加古川の旧流路やため池を埋め立てたところなどは、軟弱地盤となっていて、地震時に液状化や地盤沈下が起こりやすいのです。
歩く力、協力する力、広域を俯瞰する力があるということは、”知域”が広がるということです。土地の成り立ちをしることが防災の第一歩です。
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