防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

平家の里でITについて考えてみる

2010年05月04日 | 雑感
連休明けから早速2週間ほど現場に入ります。携帯も入るかどうか微妙なところで、平家の落人伝説がのこるところです。最近は多少現場から時間がかかってもネットが利用できるビジネスホテルを利用することが多くなりました。

ところで、今日の太田さんのブログに、

木内里美の是正勧告 情報強者であり続けることの意味は何か?(vol.19) 
http://it.impressbm.co.jp/e/2010/04/05/2088

というコラム記事が紹介されていました。一部抜粋します。

情報強者である技術マネジャが、PCやスマートフォンを駆使して手際よく業務を処理している。情報強者だけに一見、効率はいい。効率がいいのだから当然、時間に余裕がありそうだが、現実は全く逆だ。いろいろなリクエストがきてスケジュールはタイトになる一方である。移動中にもメールで連絡したり経路検索したりGoogleマップで行き先を確認したりしている。確かに便利だがひたすら多忙感だけが残る。

そういう合間に情報弱者の営業担当者から電話が入る。資料はFAXで送った、と言われても事務所に戻るまで確認できない。情報弱者のコミュニケーションツールは面談、電話、FAX、郵送である。確認はFAXの資料を見てから電話するしかない。情報強者は情報弱者のスタイルに合わせざるを得ないのだ。情報弱者は客先を回り、やたらと人的ネットワークが強い。そして営業実績も高水準である。面談に勝るコミュニケーションはない

そういえば、最近現場の地形図がDWGファイルで宅ファイル便等で送られることが多くなりました。ひとつのファイルなのにやたらとデータ量が重く、開くのにも一苦労、自分の行く場所ををプロットするだけでもPCはうなるばかり、、、、それでもPCで扱いやすいようにとデータ量をしぼろうとして、等高線の精度を落とすなど本末転倒、、、地表・地質踏査に行く前の地図が形骸化した情報洪水に流されているため準備に時間がかかり、不便になりました。昭和40~50年あたりは、現地で自然と面談するというコミュニケーションに長けた人が地図作成に携わっていたので、それをコピーすれば精度の高い踏査が出来たのだろうと思います。

木内里美氏の別のコラムで、部品作りは得意だが、システム作りは上手とはいえない。ルールは作れても体系化は上手くない。フレームワークなどは輸入物を活用することが多い。情報分野においてもデザイン力がないと複雑で横断的な仕組みがうまく作れないし、キラーアプリケーションのようなものも生まれて来ない。http://it.impressbm.co.jp/e/2010/03/08/1960 という指摘もありました。実用の”実”は現実の"実”なのですが、、、、、、、、、


最新の画像もっと見る