防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

因果関係と知求慣例化

2009年06月27日 | 雑感
毎日欠かさず武田先生のブログと太田さんのブログを読んでいるのですが、ほとんど同じようなことがコメントされていました。

技術や研究というのは常に変化・進化し続けるものだと思うのですが、「オーサライズされていること」を金科玉条のごとく言い、教科書に書かれていることを変えるのを頑なに拒む人がけっこういる(太田さんのブログより)。

現代の日本はあまり自分の頭で因果関係を考えずに,「テレビが言った」とか「お役所が言った」ということだけで行動する人が多くなったように思う(武田先生のブログより)。

今日も「DEMで谷を自動抽出したら1次谷が抽出されなかった。土石流のポテンシャルは、、」と真顔で話をした人がいたので、このことを実感していたのでした。

大きく話が飛びますが、マイケル・ジャクソンがなくなりました。私など、どんぴしゃ世代のスーパースターですから時代を実感させられました。CD以前の昔は、A面とB面が存在するレコードでした。そのころは、A面なり、B面なりにテーマやストーリーにメリハリを持たせて曲の配置や間合いを考えた、そこにアーティストとしての醍醐味があったと聞いています。ところが、CDになってこれがなくなり、マイケル・ジャクソンは、それまで耳から聞いていろんな情景・情感を想像して楽しむというスタイルを、圧倒的なビジュアルで一掃してしまいました。

思えばこのあたりから、”情”のあとに続く言葉が”報”になり、”ひねりだすもの”,”考え出すもの”,"かもし出すもの”が少なくなり、”与えられる”ものが多くなってきました。


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