防災ブログ Let's Design with Nature

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なまずよりも森をみよ!?

2009年03月31日 | 平成20年6月岩手・宮城内陸地震

地すべり学会でお世話になった方からメールを頂戴しました。

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当方はいつも土質試験を行う部署にいるのですが,<WBR>地震で大滑動する地すべりの多くは,静的な強度が大きく,<WBR>雨雪では簡単にすべらないものが多いように感じています。(略)昨年東竹沢の対岸の末端部を物色したら,<WBR>前回の地すべり以降に取り込まれたと思われる木片をみつけまして年代測定をしてみました。<WBR>今年の研究発表会ででも発表できればと考えています。
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これまで地形学の分野では、最終氷期に地すべりの多発期がある(言いかえれば、地すべりの発生頻度は、ある程度気候変動に呼応しているんじゃないか)といった論調があります。でも、そ、ではなんであんな巨大な地すべりブロックができるのかという、規模を証明するところまでは論じきれていませんでした。
中越地震は、情報化社会になって始めて発生した地すべり地帯での直下型地震です。昨年の岩手宮城の地震では、地すべりから活断層の活動周期を逆算すべしという内容の報告も見られるようになりました。そこまで突っ込んだコメントをしとけばよかったですね。

コメントの再掲でした


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