防災ブログ Let's Design with Nature

北風より太陽 ソフトなブログを目指します。

空中写真判読の品質

2010年03月29日 | 雑感
いま空中写真判読ばっかりやっているのですが、以前に「空中写真判読の品質規格ってあるんですか」ときかれたことを思い出しました。

例えば道路の下層基盤の品質規格では、セメント安定処理における一軸圧縮強度(7日養生)は0.98Ma以上、石灰安定処理における一軸圧縮強度(10日養生)は0.7Ma以上、セメント系は砂質土、粘性土には消石灰を用い、高含水比の粘性土には生石灰を使い2度締め固めるなどですが、徹夜してでも明日もってこいって、、

空中写真判読作業の安全対策

2010年03月28日 | 雑感

土木工事の足場の組立てなどでは、高さ2mを超える足場では作業床を設ける、3m以上からモノを投げるときはシュートなどの投下設備を設ける、鋼管の肉厚は外径の1/30以上、材質は370N以上、などがあります。

空中写真判読は目線が固定され、腰も曲げたまんまなので、結構つらいものがあります。自己管理マニュアルが大切、、、


酸素欠乏箇所の安全管理

2010年03月20日 | 雑感
以前地すべり地の集水井戸の点検で、酸素探知機を持たされたことがありました。地下15mくらいだし、天蓋の通気性もあるので酸欠ではないのですが、安全管理のパフォーマンスということで、、、

ちなみに酸素欠乏等防止規則には、酸素欠乏危険作業主任者を選任しなければならんのですが、私が最年長だったのでおのずと、、酸素濃度18%以上、硫化水素濃度100万分の10以上。1級土木施工管理技士の問題では、「技能講習を修了した者」と「免許を受けたもの」の組み合わせ問題として出題され、鋼橋架設等作業主任者とともに、「技能講習を修了した者」に該当するとされていました。

下山先生のブログから 手書きの効用 -

2010年03月17日 | 雑感
最近1か月ほど午前様まで働き詰めで脳が活性化しておりません。そんななか、下山先生のブログに、脳みその活性化につながる興味深い記事を見つけました。

新人記者とパソコン
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/76/68dd65b27f3fa2838761679442e2bc78.jpg?random=169463c7e6ac13311b4083c9c0eae56d

思考や文章構成までパソコンに預けるわけにはいかない

そうそう、そのとおり。最近土石流や崖崩れの挙動については、その思考回路をパソコンに預けっぱなしなのです。

考えてみれば、シミュレーションソフトが稼動する性能を持ったハードウエアをそろえる設備投資費用、そのソフトを開発する方の人件費、シミュレーション結果の検証のあれこれ、、、、積み上げていって、ベテランの現場・地質技術者の年収を上回ることになったら、金と時間をかけて遅く不正確なものができるのだから逆効果なのです。

実際、現場で野張を片手にスケッチして、室内で空中写真をはじめとした資料を猟補して、また、現場にいって、、、この間、いかに脳みそが動いていることか。

文章の手書きに話をもどせば、その効用は職人としての意識の高揚にもつながるのです。

港湾浚渫ロボット

2010年03月16日 | 雑感
港湾浚渫作業には、大量の浚渫・埋め立てに適したポンプ船、少ないけれど作業能力が大きく広範囲で大規模な浚渫に適するバケット浚渫船、中小規模の浚渫に適し適用範囲が広く深度や土質の制限も少ないグラブ浚渫船、鋼製箱型の台船上に陸上で使用しているパワーショベルを搭載したもので非航式でアンカーを使わずスパッドで船の固定や移動を行いながら硬質地盤の浚渫に適するディッパー浚渫船などがありますが、このほど港湾浚渫ロボットの記事を見つけました。http://www.tepco.co.jp/corp-com/elect-dict/file/futaba_2.pdf

最近は浚渫土の再利用の話も多いようです

連日午前様

2010年03月08日 | 雑感
いま出張に出ているわけではないのですが、連日午前様です。だからブログの更新もままなりません。落ち着いたら埋めようと思うのですが、もうしばらく尋常じゃない忙しさがつづきそうです。

Google スカラーと国会図書館

2010年03月01日 | 雑感
巨人が肩の上に立つというコピーで、GOOGLEスカラーがあります。学術論文の検索サイトで、PDFになってる論文はすぐに読めるので、かなり有用なサイトです。一方で、学術とはあまり関係ない雑誌の記事は、やはり国会図書館のサイトです。ちなみに、”土石流”で検索したら、

経済 業界最前線 株価「再暴落」の土石流、外資に翻弄される日本の証券市場,ベルダ

という文献が検索されました。土石流がどんな風にたとえられているのでしょう。

変換ででない、、、

2010年02月23日 | 雑感

専門用語はうまく変換できないことも多いものです。今日、昼休みに散歩していてふと思ったのですが、河川護岸の根固工に関してもそういうものがあります。

根固工(これは変換できる)とは、護岸の前面付近の河床の洗掘を防ぐために、基礎工の前に設置して基礎工の安定を図るものです。根固工と基礎工とは絶縁し、根固工の破壊が基礎工の破壊を引き起こさないようにし、絶縁部には間詰めを行う。また、根固工前面の河床洗掘に関しては、その変化に追従できるように、屈撓性(これがでてこない)と幅を持たせておくことが必要で、根固工には捨石工、沈床工、コンクリートブロック張工等があります。


2ならび

2010年02月22日 | 雑感
今日は平成22年2月22日です。11年前の1月11日にもおなじようなことを言っていたと思います。そのころから砂防事業に関わっていますが、地名だけ変えて中身は変わらずマニュアル通りという報告書が並んでいます。もちろん、それは退化です。次の三並びの11年間で、自分も含め変わりたいものです。

まず一徹

2010年02月21日 | 雑感
年度末ももう社会人になって15回目になりますが、徹夜が続くのは慣れません。調査成果の精度の確保といて技術屋の本能と睡魔が激突しています。

フィギュアスケート

2010年02月19日 | 雑感
高橋大輔選手が、フィギュアスケートで銅メダルの活躍をしました。関西大学文学部(織田選手も:学科は違いますが)という意味では、なんと後輩なのですが(大学の雰囲気が私が在学していたころと全然違うので、あまり後輩という感じはしませんが、うれしいものです)。

フィギュアスケートでは、技術点と演技・構成点がありますが、私たちの技術と演技・構成点が最近PCの中から出てこないのが気になります。

世間は広く感じたい - 防災の一般産業化とは

2010年01月30日 | 雑感

最近知り合い、知り合いの知り合い、昔の仲間から仕事が発注されて、てんやわんやとしています。このこと自体は、一応信頼されているということなので、うれしいことです。

でも、その一方でとてつもない世間の狭さを感じます。砂防計画のための調査なんて、むかしからずっとかわっていませんし。

不特定多数の人にたよられ、知恵を売る商売、まあ、普通のビジネスに、防災分野を押し込んでみたいと思いつつ、もう何年たつのでしょう。


"現場”の意味

2010年01月29日 | 雑感
この季節は報告書や巻末資料の作成のため、基本的に室内作業が多くなります。それでも、外での現場作業も容赦なく入ってきました。

私たちは、外にでて行う作業を”現場”と言って、データ整理、ルートマップ作成などの室内作業とどこかで区別しています。しかし、”自分の考え、判断を具体化、みえる化するための生産的な作業”、マニュアルに頼らず自分の経験・五感をフル稼動できる場所が「現場」だと思います。逆に外に出ていても、マニュアルや指示書に自分の判断をすり合わせるようでは現場ではないと思います。

科学者の信頼度が低下

2010年01月27日 | 雑感
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100128-00000009-cnn-int
(CNN) 地球が温暖化しているという気候変動を、「現実に起こっていること」と考える米国人が57%に減少していることが、米イェール大学などの調査結果で明らかになった。約2年前の2008年10月の調査では、71%が現実に起こっていると考えていた。

イェール大学とジョージ・メイソン大学の研究者が米国の成人1000人以上を対象に、09年末から2010年にかけて実施した調査で、27日に結果が発表された。

その結果、科学者を信頼する割合は83%から74%に低下。ニュースメディアへの信頼は47%から36%に減っていた。

また、2008年の調査時には、地球温暖化に対する対応を訴えたアル・ゴア元米副大統領を信頼する回答者が58%と過半数を超えていたが、今回の調査では47%に大きく低下した。

一方で、オバマ大統領に対する信頼度は大統領候補だった前回調査時は53%、今回の調査では51%と、大きな変動はなかった。

調査を実施した研究者は、気候変動に対する意識の変化の原因として、出口の見えない不況と、温暖化データのねつ造報道の2つを指摘。自分の生活がままならない経済状況では気候変動問題に意識を振り向ける余裕がなく、さらに昨年から地球温暖化データがねつ造されたとの報道から、科学者への信頼度が低下したと分析している。


科学者への信頼度が低下、、、、、