GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

GENワーキングツアー2日目 いざ霊丘植物園へ!①

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
今日はいよいよ朝から霊丘自然植物園に向かいます。霊丘自然植物園は、GENが1998年から標高900mから1300mにわたる86haの土地の100年間の使用権を購入し、放牧を排除し、現地の自生種を植樹しながら、植生の回復を観察したり実験しています。
植物園までは車でアクセスできないので途中でバスを降り、徒歩で植物園に向かいます。行く先々で様々な難関が待ち受けています!まずは小川にぶつかりました。こうみえても幅もあるし、けっこう深さもあります。大きな石を置きながら、みなで協力し合って全員無事に向こう岸に渡りました。

いざ植物園へ!③

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
参加者総勢33名が各々のペースで先へ進みます。健脚家はずんずん先へ行ってしまうし、高山植物が好きな人は、周囲に咲き誇っている高山植物を写真に取ったり、眺めたりしながらゆっくり進みます。
見てください!この色鮮やかなアサガオ。吸い込まれそうなくらいに深い紫色。自然が生み出す色って神秘的で本当に美しいですよね。皆さん、高山植物に詳しい方が多くて、歩きながら「これは○○の仲間かしら?」なんて様々な植物の名前が飛び交い、とても勉強になりました。

いざ植物園へ!④

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
ここでは黄土の壁が落下していました。早速、遠田先生の黄土の性質についての講義が始まります。黄土は粒子が非常に細かいため、水を含むととたんにグリース状になり、黄土のぬかるみにはまると足を取られ、歩けなくなってしまいますが、水分含有量が極端に低いと、今度は石とほぼ同じくらいの硬度になり、頑丈な岩盤になります。そんな塊が崩れてきたら、ひとたまりもありませんね。
こんな風に、私は周囲の風景を観察しながらゆっくりゆっくり歩いていたので、この時点ですでに先頭とは2キロくらい離れてしまったでしょう。。ヒャー、先はまだ長いよ~。

いざ植物園へ!⑤

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
植物園までのアクセスの途中の畑。とうもろこしが良く育っています。大干ばつの大同市北部では、ひざ上くらいまでしか育っておらず、実もつけていませんでしたが、ここでは人の背の高さ以上に育っていました。同じ大同市でも作物の生育がこんなにも違います。

植物園到着~!そして引き続き植物園探索登山へ・・。①

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
4キロ以上はあったでしょうか、2時間かけてようやく植物園にたどり着きました。やっと着いた~~!!と思ったのもつかの間、すぐに植物園探索登山に出発です。ここからが本番なんですが、やばい、すでにかなり疲れてしまった・・。それにしても参加者の皆さんはとてもお元気。私も表面上は元気なふりしていざ出発!
2年ぶりの植物園は、見違えるほど樹木が大きく伸びていました。

植物園探索登山②

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
見てください!これは2000年のワーキングツアーが植えたアブラマツです。植物園の職員、周金さんは大男で身長は1m80cm以上はありますから、マツは2mを超えています。周金さんも誇らしげに、私たちに説明をしてくれます。
私が2005年春に背比べをしたシラカンバは、当時は私の胸の高さだったのに、もう4mを超えていました!すごいなあ。驚異的なスピードでぐんぐんと伸びています。

植物園探索登山④

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
リョウトウナラの群落をかき分けかき分け、前進。霊丘から持っていった環境林センター見本園のリョウトウナラはまだ1mくらいで伸び悩み。カササギの森のリョウトウナラに至っては高さ10cmくらいで枯れも育ちもせず成長が止まっているようですが、ここのリョウトウナラはぐんぐんと育ち、天然更新をした小さな苗も続々と育ってきています。生育の違いに心底驚きます。

植物園探索登山⑤

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
植えて20年ほど経過しているアブラマツの群落。ここまでくると、日本の山の風景と遜色ありません。足元には、落ち葉がたまって豊かな腐葉土ができていました。日本の山を歩くときと同じような土のなんともいえない良い香りがしています。
植物園探索登山は、往復2時間かかりました。下山するときには、ひざが笑ってしまって、足がガクガク。午前中はぶっ通しで4時間も歩きました!
今日は曇り空で本当に良かった。これが炎天下だったらと思うと。そして歩けば歩くほど、なんだか体が軽くなっていくような気がします。ランナーズハイみたいなものかな。

植物園で植樹作業

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
植物園の管理棟で、カップラーメン、パン、果物などの軽い昼食をとった後、せっかくなので、ここでも植樹作業を行いました。ヤマブドウ、シラカンバ、アブラマツなどの苗をそれぞれの苗の特性に合った斜面に植えていきます。

植物園の苗畑を見学

2007年08月03日 | 南天門自然植物園
植樹作業の後は、植物園内の苗畑の見学。この苗畑では、植物園で植えるアブラマツなどの針葉樹の苗を育てたり、また周囲の自然林から採取した苗、種子を育てたりしています。
苗畑入り口のクルミの木は育ちすぎて、通路をふさいでしまっています。
苗畑見学後、2時間かけて登ってきた道をまた徒歩で戻りました。でも帰りはくだりだったせいか、行きよりも距離がずっと短く感じました。
今日は朝から植物園までが2時間、植物園登山探索が往復2時間、帰り道のバスが待っている場所まで1時間、計5時間歩きました。疲れたけれど、とても楽しかった!

上北泉村へ

2007年08月03日 | Weblog
今晩ホームステイをさせてもらう上北泉村に入りました。植物園からすぐの場所にあります。村の入り口では、村の人たち、子どもたち総出で私たちツアーを出迎えてくれました。

麺を作る

2007年08月03日 | ホームステイ
私たち女性6名は呂さんのお宅にホームステイさせてもらいました。今晩の夕食は麺ということで、おうちのお母さんが目の前で麺を作ってくれました。一番左が若いお母さん。そして右はお父さん。私たちも麺作りに参加させてもらいました。強力粉を水で練って、半日置いて発酵させたものを麺棒でうすーく伸ばします。それを折りたたんで中華包丁で細く切って麺にします。卵とトマトの炒め物をスープにして、茹で上がった麺にかけていただきました。手作り麺はやっぱりインスタント麺と全然違って、もちもちして、コシがあって、本当においしかった!
おいしい夕食をいただいた後、今日はたくさん歩いたのでちょっと早いですが夜8時半には全員就寝しました。