GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

北京オリンピック

2008年08月26日 | Weblog
 北京オリンピック、終わってしまいました。さみしい・・。1993年に、北京が2000年のオリンピックに北京が立候補した当時の様子を知っている私にとっては、悲願のオリンピックがとうとう始まり、そしてあっという間に終わってしまい、あっけないような、さみしいような、無事に終わってほっとしたような、様々な想いが去来しています。
 北京に行くたびに、「オリンピックまであと○○○日」というカウントダウンの電光掲示板を眺めながら、その3桁の数字がどんどん小さくなり、とうとう2桁になり・・といった様子を感慨深くみつめていました。でも次に北京に行くときには、もうあの看板がないのかと想うと、それまたさみしい・・。ちなみにこの写真は、高見さんが7月に中国へ行った際に撮ってきてもらった、ちょうど開幕一ヶ月前の写真。お名残惜しいですわ。

 男子マラソンの日、いつもスモッグでグレーにくすんでいた北京の空が、美しい秋晴れの青い空に覆われている光景を驚きとともにみつめました。交通規制や工場の創業一時停止措置などで果たしてどれだけの効果が出るのだろうと、正直半信半疑でしたが、オリンピック最終日にその努力が見事に実りました。交通渋滞も緩和され、移動時間が半分ですむようになったので、オリンピック終了後も、車両ナンバー規制を継続したほうがよい、という声も市民から上がっているそうです。マイカーが毎日使えなくて不便な思いをしていると思いきや、意外な反応でした。

 大同に二度来て下さった通訳の唐さんのお宅では、オリンピック期間中、ご主人と息子さんの間で激しい五輪観戦チャンネル競争が繰り広げられ、同時に複数の競技をみたくて頻繁にチャンネルを変えていたら、ついにテレビのリモコンが壊れてしまったそうです・・。そして大至急、新品を調達したそうなのですが、昨日からはそのリモコンはもう静かにテーブルの上に置かれ、すっかりさびしい思いをしているそう。そうですよね、中国はあれだけの数のメダルを獲得したのですから、観戦する方も大忙しですね。壊れるまでにフル回転したリモコンには、お気の毒さまとしか言いようがありませんが・・。

 さてGENのベテラン通訳さんとして、会員の皆さんにおなじみの王黎傑さんからオリンピック写真を送っていただきました。素晴らしい写真がいっぱいなのでご紹介します。
 王さんのお話では、オリンピックを契機に中国では全国民あげての運動ブームが巻き起こっているそうです。確かに、超一流の運動選手の鍛え上げられた肉体を間近で見れば、自分も身体を動かしたい気持ちになるかもしれません。それに今まで中国であまりなじみがなかったスポーツが、ブームになるということもあると思います。王さんは、隔日で毎回1,500mから2,000m泳いでいるそうです。そしてかなりスマートになられたとか。うらやましい!やっぱり継続は力なりです。

 きっとオリンピックこぼれ話として、たくさんのおもしろエピソードがあると思うのですが、日本では揚げ足を取るような、けちをつけるような報道が多いように思うのは気のせいでしょうか。負の側面ばかりではないはずなのになあ。張芸謀演出の開会式もあんなに素晴らしかったのに。どうしてつまらないことを取り上げて、全体を評価しないのか私にはよくわかりません。
 私は来月4日から、専門家調査団のみなさんとともにまた北京→大同へ行ってきます。そしてまたオリンピックがらみのおもしろエピソードをたくさん仕入れてきたいと思います。

鳥の巣スタジアム

2008年08月26日 | Weblog
久しぶりのブログで前置きが長くなりましたが、それでは写真スタートです。
この鳥の巣スタジアム、8万人収容できるということでテレビで見てもその迫力に圧倒されましたが、この写真もその迫力を余すところなく伝えています。8万人の観客が大歓声を上げたら、それはもう地響きがするほどでしょうね。その場に居合わせることができたなんて、本当にうらやましいです。

朝原選手

2008年08月26日 | Weblog
そしてこれ、かなり貴重な瞬間をとらえたスクープ写真です。そう、ちょうどゴールしているのは400mリレーの朝原選手です。2位なので、予選のときのようすですね。すごいすごい!

聖火台

2008年08月26日 | Weblog
聖火台です。おー。今年の春から聖火リレーはすったもんだがありましたが、無事に鳥の巣スタジアムに点火されました。張芸謀演出の開会式をずっと楽しみにしていて、あんなに開会式を真剣に見たのは初めて、というほど一生懸命その様子をテレビで見ていたのに、あまりの時間の長さに、一番肝心な聖火への点火のシーンまで結局起きていることができず、見逃してしまいました。ほんとに残念・・。聞くところによると李寧さんが空を飛んだ?そうですね。

セミナー『中国の環境問題と日中協力』ご案内

2008年08月01日 | Weblog
 10月に東京でセミナーを開催することになりました。
 
 北京オリンピックを契機に一気にクローズアップされた中国の環境問題。日本からも、ODAやNGOがさまざまな協力をおこなっています。
 『報道ステーション』でもおなじみの加藤千洋さんと、日経新聞北京支局長・香港支局長を歴任し、いまは産経新聞で活躍中の山本勲さんという中国通のお2人をむかえ、GENの高見事務局長もまじえて、中国の環境問題の現在とこれから、日本との関わりなどをおおいに語っていただきます。

『中国の環境問題と日中協力』
●日時:2008年10月25日(土)15時~18時
●場所:立教大学池袋キャンパス8号館1階8101教室
●パネリスト:加藤千洋さん(朝日新聞編集委員)
       山本 勲さん(産経新聞編集委員・論説委員)
       高見邦雄(緑の地球ネットワーク事務局長)
●コーディネーター:上田信さん(立教大学教授・GEN世話人)
●参加費:無料
●定員:300人
●主催:緑の地球ネットワーク/立教大学ESD研究センター
●参加申し込み:氏名(ふりがな)、年齢、性別、連絡先(住所、電話番号、ファックス番号、メールアドレス)、参加人数を明記して、メール、ファックス、はがきでGEN事務所までお申し込みください。定員に達し次第締め切ります(オーバーした方だけにお知らせします)。

認定特定非営利活動法人 緑の地球ネットワーク(GEN)
552-0012 大阪市港区市岡1-4-24 住宅情報ビル5F
TEL.06-6576-6181 FAX.06-6576-6182
E-mail gentree@s4.dion.ne.jp
URL http://homepage3.nifty.com/gentree/


LUSH チャリティポット

2008年08月01日 | 協力企業の取組み
LUSH(ラッシュ)というコスメブランドをご存知ですか?大阪のなんばパークスに
ある店舗はいつも店内に入りきれないほどの若い女性で賑わっています。

 ラッシュは、コスメ製品を作る上で“新鮮・手作り・安全・愉快”をモットーに、原材料に自然の植物やフルーツ、ベジタブルを使い、合成物質は安全性が確認されたもののみを使うことや、動物実験を行なわない会社からのみ原材料の仕入れを行なうなど、こだわりを持った製品作りを行なっている会社です。

 そのラッシュが「チャリティポット」というボディクリームを通じて、私たち、緑の地球ネットワークの小学校附属果樹園プロジェクトを支援しています。この「チャリティポット」を購入すると、消費税を除いた商品代金の全てがLUSHチャリティバンクに貯まり、自然環境の保護や、子供や動物のサポートなど様々な分野でがんばっている人やグループを応援するために使われます。緑の地球ネットワークには、100万円の助成をいただきました。

 2008年5月末日までに、すでに45,441,280円の「やさしい気持ち」が貯まっているそうです。すごい金額ですね。そのうちすでにGENを含めた27団体に、2,396万円が寄附されているそうです。今、多くの企業が様々な形で社会貢献に取り組んでいますが、ラッシュはこのような「ハッピーシェアプログラム」を通じて会社の利益を社会に還元しています。
 自分が商品を買うことによって、自分の欲求も満たされ、その上その全額が社会貢献をしている団体を応援する資金になるなんて、素晴らしい仕組みだと思います。そしてそれだけでなく、購入者自身が「応援したい」と思っている活動、団体をラッシュに推薦することもできるそうです。社会貢献や寄附をするというと、なんだかかしこまった様な、敷居が高いような気もしますが、日常の買い物の中で資金を提供でき、なおかつ支援先の提案もできれば、社会貢献活動がずっと身近に感じられると思います。

 ラッシュが助成を行なっている団体は、環境保護分野だけに限らず、医療支援、こども支援、生態系の保護など様々なジャンルに渡っています。チャリティポットを購入することによって、様々な分野の活動を応援できると感じられることも魅力の一つですね。

 一部のチャリティポットのラベルデザインには寄附先として選ばれた団体のインフォメーションが入っています。もしかしたらGENのロゴ入り製品を手に入れることができるかもしれません。全国各地にショップがあるようですので、ぜひ探してみてください!

 ラッシュのHPはこちらです↓魅力的な商品がたくさんありますので、ぜひご覧ください。「チャリティプログラム」については、トップページ左下から入ってください。
http://www.lushjapan.com/