GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

呉城郷のアンズ基地①

2009年04月22日 | 呉城郷アンズ基地
私は一年ぶりに呉城郷に来ました。残念ながら花の開花のピークは過ぎていました。開花は毎年少しずつ早くなってきているようです。やはり温暖化の影響かなあと話していました。花が早く咲いてしまうと、これから怖いのは凍害です。花が咲いた後に寒波が来ると、せっかく受粉した花が落ちて、まったく実をつけなくなってしまうのです。村長さんの話では、-3℃までは耐えられるけれど、それ以下になるとだめになってしまうそうです。昨年はなんと5月13日に寒波が来て、すべてやられてしまったとのことでした。農業は本当に気候との戦いですね。いつまでも気が抜けません。ここ10年で豊作の年は2回しかないそうです。一年豊作ならば、畑を耕す分の3~4年分になるそうです。昨年は凍害で絶収でしたから、今年はどうか寒波が来ませんようにと願うばかりです。
ピンクと緑のグラデーションがきれい。

呉城村①

2008年04月24日 | 呉城郷アンズ基地
本日最初のミッション地である呉城村に到着しました。ここまで車で2時間。GENの協力をきっかけにアンズ栽培が大成功した村です。広大なアンズ畑の花が満開なので、その風景を写真に収めます。でも今日は満開からすでに数日が経っていて、また雲が出ていたこともあり、あんまりいい写真が取れませんでした。残念。。

呉城村②

2008年04月24日 | 呉城郷アンズ基地
一昨日ここ呉城も大雪になりました。花が咲いた後に寒さが来ると、めしべが凍って落ちてしまい、実をつけることができません。影響が出ないか心配していましたが、遠田先生の観察ではどうやら大丈夫なようです。本当によかった。畑をやめてこれだけの面積をアンズに変えています。これが全部実がならないとなると、村にとっては大打撃です。本当によかったです。

呉城村②

2007年07月29日 | 呉城郷アンズ基地
今年のGENツアーでこの村を訪れたときに、遅霜にやられてつぼみだけでなく葉目まで被害に遭ったショッキングな光景を目の当たりにしました。その後、呉城のアンズはどうなったのか気になっていましたが、どうやら葉には大きな被害はなかったようです。少しほっとしました。今年のアンズの収穫はどうだったのか、次のGENツアーで再度訪れたときに、村の書記に詳しく聞くことにします。

呉城村アンズ基地①

2007年04月21日 | 呉城郷アンズ基地
見えてきました!呉城村のアンズ基地。黄土色一色の大地をひた走ると突如として真っ赤な一群が現われました。もし満開だったならこれは真っ白な風景だったはず。どうやら開花が今年は少し遅いらしいとは聞いていましたが、やっぱりまだ咲いていませんでした。

呉城村アンズ基地③

2007年04月21日 | 呉城郷アンズ基地
この呉城村アンズ基地よりも海抜が少し低い場所にあるアンズの木は、まばらに花が咲いていました。3月初旬の突然の寒波で、つぼみどころか葉芽まで凍ってだめになってしまったとのこと。今年はずっと暖冬傾向で、木の芽が動き出すのも例年よりも早かったのですが、3月初旬に大雪に見舞われ、ここ呉城村では50cmほど積もったそうです。すでに芽が動き始めていたため、耐寒性が落ち、つぼみも葉芽も大きな被害を受けてしまったようです。
つぼみがやられ、今年一年絶収となってしまうだけでも大打撃ですが、今年は葉芽もやられてしまっています。葉芽がやられると、樹に葉がない状態になってしまうため、光合成ができず、木自体が弱ってしまう可能性があるそうです。

呉城アンズ基地④

2007年04月21日 | 呉城郷アンズ基地
葉芽を触ると、黒い小さなかたまりが容易にポロポロと落ちてしまいます。
人口2,000人の呉城村のアンズ基地面積は260ha。現在、そのうち半分の130haで収穫が可能となっています。これだけ広大な面積に植え広げられているだけでなく、昨年、村に加工工場も作っています。かなりの資金を投入しているはずです。
果樹は、穀物に比べ5~10倍の収入をもたらしますが、反面リスクが高いことを今回思い知らされました。その年その年の気候条件に収入が大きく左右されるという現実。
この厳しい自然環境と向き合って生きる人々を目の当たりにし、お花見気分でこの村を訪れた自分の能天気さを自戒しました。

ローソンツアー 大同一日目 呉城村アンズ基地①

2007年04月09日 | 呉城郷アンズ基地
今年の春から㈱ローソンツアーが始まりました。記念すべき第一団が大同にやってきました。私は残念ながら同行できなかったので、いただいた写真でツアーの様子をご紹介します。
おなじみ呉城村のアンズ基地。この10日後にGENツアーでこの呉城村を訪れた時にはつぼみが大きく膨らんでいましたが、この時はまだ全然ですね。4/21の日記と比べてみてください。10日違うだけでこんなに風景が違うものなんですね。

呉城郷のアンズ基地

2007年01月14日 | 呉城郷アンズ基地
大同県呉城郷呉城村のアンズ基地に到着しました。おなじみの浸食谷です。
呉城村の書記に、村の概要を説明してもらいました。
JICA職員の方に同行されている北京からの中国人通訳さんは、書記のキツイなまりに四苦八苦。後で聞いたら3分の1くらいしかわからなかったそうです。私もいつまでたっても大同なまりには苦労しています。私もわかったのは3分の1くらいで、いつもまだまだだなあと思いますが、北京の通訳さんの話を聞いて、中国の人と同じくらいならまだいい方なのかもとちょっと安心。。

呉城ブランド

2007年01月14日 | 呉城郷アンズ基地
前回9月に訪れたときに、村に新しい加工工場ができていました。今回は、すでに立派な包装が出来上がっていました。殻つきのアンズが一袋8元、殻なしが10元で売られ、一箱にそれぞれ20袋ずつ入っています。立派な製品になっています。味もどちらもとても美味しいです。ビールのおつまみにぴったりですよ。