GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

ありがとうございました。

2008年04月29日 | Weblog
日本に帰国しました。あっという間の2週間ちょっとの滞在でした。今回は現地の受入れもかなりの過密スケジュールで、どの団も農家でのホームステイができなかったり(実はほっとしている人も多かった??)、スタッフもバタバタしていて行き届かなかった面も多々あったと思います。また出発直前まで中国関連はいいニュースがなく、周囲に心配されたり、不安を抱えて大同へお越しくださった方も多かったと思います。それでもこんなにたくさんの方が大同に来てくださり、事故もなく、また大きく体調を崩す方もなく、たくさんの方のご協力で無事に春シーズンを終えることができました。
 現地は毎日大変な熱気でした。絶えずたくさんの笑いに包まれていました。そしてたくさんの楽しい「白酒ガンベイ(乾杯)!」を酌み交わしました。そして忘れてはいけない!みなさん肉体労働にも一生懸命取り組んでくださいました。大同にお越しくださり、GENの活動に参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
 
 また個人的に、現地でたくさんの方に激励の言葉をかけていただき、本当に励みになりました。ブログにもコメントをたくさん寄せていただきました。関空に降り立ってすぐに買った新聞も中国関連はやっぱりいいニュースがありませんでした。自分の力で何かを変えようなんて大それたことはまったく思っていないけれど、少しむなしさも覚えました。でも数日ぶりにこのブログを開いてみたら、たくさんの方から温かいコメントをいただいていて、しみじみ嬉しかったのです。お正月に引いたおみくじの大吉の運を全部使い果たしちゃったかも?!と思うくらいの喜び。私はまだ現地で何もできていないのに、もったいないというか申し訳ない気もしています。
 今、胡錦濤主席が来日していますが、政治の雰囲気やマスコミの論調に左右されることなく、これからも自分の感性を頼りにこつこつとやっていこうと思います。私自身、正直いろいろ迷っている部分がありました。でも今回皆さんの励ましに背中を押してもらいました。あっという間の18日間でしたが、特別な18日間になりました。自分に何ができるのか前を向いて考えます。いっそのこと一気にガツンと突き抜けちゃいたいんですけど、なかなかそうもできませんが。スロースターターで頭の回転も遅いので、マイペースで。

 でもやっぱり日本はほっとします。北京に飛行機で降り立つときは、もう慣れてしまって外国に来たという気も起こりませんが、反対に中国滞在を終えて関空に降り立つときは、いつもドキドキします。そして安堵します。今回も、帰国前日に中国で大きな列車事故がありました。ちょうど自治労ツアーのみなさんが列車に乗っている時刻だったので肝をつぶす思いがしました。そして帰国当日の朝には、北京空港に向かう高速道路で悲惨な自動車事故を目撃してしまいました。事故に遭う可能性はどこに居ても同じですが、やっぱり外国は不安です。今回も無事生還できました。
 日本のおだやかで柔らかな風と美しい新緑の風景に包まれ、日本は美しい国だなあとつくづく感じます。わたし、今回も大同で何度も「たまには日本に帰るんですか?」と聞かれました。大きな誤解です。。私、大同になじみすぎてますか??自由奔放な大陸気質の中国スイッチをOFFにして、お行儀のいい繊細な島国気質の日本人スイッチをONにして、日常生活に戻ります。みなさん、本当にありがとうございました。

変わりゆく北京①

2008年04月28日 | Weblog
この春のツアーがすべて終了しました。朝、大同を発ち北京に出てきました。今日半日北京に滞在し、明日の早朝日本に帰国します。
黄土色の大地を離れ、降り立ったコンクリートの街は建設ラッシュです。来るたびに新しい奇抜な建物が出現していて本当に驚きます。この建物も「十大奇跡建築の一つ」と大きな看板が出ていました。この建物、この角度からじゃよくわかりませんが、全体は摩訶不思議な形をしています。北京の街を車で走りながら、ずっと「わあ~」とビル群を見上げています。街全体が遊園地のよう。

変わりゆく北京③

2008年04月28日 | Weblog
このビルもとても変わった形をしています。
私は大学の4年間をここ北京で過ごしました。ずっと北京を第二の故郷と思っていましたが、今や北京に来ても懐かしいという気持ちが起こりません。すっかり違う街です。私が勉強していた頃は、大学前の道路ものどかな銀杏並木で、ロバ車も悠々と行き交っていました。そして自転車の大群も。車にひかれるより自転車にひかれるのを心配していたくらいです。冗談抜きです。時代を感じるわ~。でも、うん十年前の話ではありません。十うん年前です・・。
今、その大学の前の道は道路が拡張されただけでなく、立体交差が複雑に入り組んでいます。同じ場所が同じ場所に見えません。これだけの巨大な国の首都ですから、「いつまでも変わらないふるさと」というわけにはいきませんね。

北京の定宿①

2008年04月28日 | Weblog
そしてツアーの定宿、富豪賓館に到着。「!!!」。富豪賓館が大変なことになっている。ツアーのみなさん、このホテルの姿を見て、さぞかし度肝を抜かれたことでしょう。心中お察しします。ツアーバスから上がる悲鳴が聞こえてくるようです。
富豪賓館は昨年春から新館の建設を始めました。その後いつ来ても24時間の夜通しで工事を行っていたので、てっきりオリンピックに間に合わせるのだと思っていましたが、今この状態では間に合わないみたいです。来年にはその名にふさわしい建物がお目見えするかな?
この建設中の建物の後ろにかすかに見えるのが、今晩宿泊する旧館です。影がうすい~。

北京飯店

2008年04月28日 | Weblog
王府井の入り口に立つ北京飯店も拡張工事中です。北京の銀座、王府井はどこもかしこも建設工事、もしくはお色直し中です。

取り壊し

2008年04月28日 | Weblog
建設ラッシュと同時に、この王府井でもたくさんの建物が引き続き取り壊されています。今から壊しても新しい建物を建てるにはオリンピックまでには間に合いません。それでも急いで壊すのはなぜ?ここは以前古い家屋が立ち並んでいました。ここに住んでいた人たちはどこへ行ったのでしょう。

厳戒態勢

2008年04月28日 | Weblog
王府井にはこのような制服を着たたくさんの警備員?が配置されていました。腕の赤い腕章には「治安巡視・・」と書かれています。チベット問題などで、今北京は天安門広場、故宮などどこも警備が強化されています。あ、マックジュース飲んでる。

オリンピック

2008年04月28日 | Weblog
王府井のマクドナルドにもオリンピックの看板が。王府井はオリンピックムードにあふれています。街角の大きなスクリーンでは、アニメを使ってハンドボールのルールを解説していました。中国になじみがないスポーツを浸透させる努力も行われています。

王府井天主堂

2008年04月28日 | Weblog
1655年にイタリア人宣教師によって建てられた教会で、三度の破壊を経て、1905年から現在の姿を守っています。このあたり、昔はもっと殺風景だったように思います。この周囲にも木が植えられたようです。隣接するショッピングセンターはやはりお色直し中です。

次回の中国訪問は、北京オリンピック終了翌日の8月25日を予定しています。植物の専門家調査団とともに大同へ行きます。その頃、北京はどうなっているでしょう。街全体のお色直しが完了して、また今回とまったく違った姿になっていることと思います。

トラック贈呈式①

2008年04月27日 | かけはしの森
 自治労大阪府本部さんは、2006年から毎年ツアーを派遣してくださり、またこの白登苗圃に隣接する実験果樹園「かけはしの森」の第一年次10ha(2007年度)の建設にも多大なるご支援をいただきました。この「かけはしの森」という名前も自治労大阪府本部さんが名付け親です。建設当初の2006年当時は、現地の経済的自立のための仕組みづくりが急務となっており、また各地でアンズが植え広げられる中、新たな有望品種の果樹苗を試し、普及することが必要だったことより、この新果樹園プロジェクト「かけはしの森」がスタートしました。
 そしてここ「かけはしの森」は、今年新たに造成した7haと白登苗圃8haをあわせると、すでに25haもの広大な敷地面積を持つ苗畑となっています。また既存の小型トラックも古くなり故障続きだったため、この度新たに大型トラックを一台寄贈していただけることになりました。自治労大阪府本部さんは、常に現地で今一番必要としているものを丁寧に聞いてくださり、そしてご支援いただいています。現地スタッフ一同、心から感謝しています。

トラック贈呈式②

2008年04月27日 | かけはしの森
 自治労大阪府本部の的場副委員長より緑色地球網絡大同事務所の魏副所長へ、トラックの鍵が贈呈されました。後ろがその立派なぴかぴかのトラックです。本当にありがとうございます!!

トラック贈呈式③

2008年04月27日 | かけはしの森
 そしてお待ちかね、踊りのお時間です。選りすぐりの4名が選抜されました。すてきーー!みなさま、ピンクがとってもお似合い。この先しばらくは何があっても、この写真を見れば勇気と元気をもらえそうです。ありがとうございます。大阪人的には「めっちゃおいしいやーん」と言うそうです。。
 ちなみにこの記事がこのブログ、記念すべき1,500個めの記事です。思えば遠くへ来たもんだ。ちょうどお祝いの写真になってなんだかうれしい。この先どこまでゆくのやら。