GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

訪日団

2007年07月31日 | Weblog
昨日の夜、この夏前半、最後のお客様が夜行列車で大同を発たれました。明日のGENツアー到着まで、大同は一段落です。この合間をぬって、今秋予定されている訪日団について、大同市総工会と大同事務所と打ち合わせを行いました。
今年の10月11日から22日の12日間の予定で、大同のプロジェクト関係者10~12名が5年ぶりに日本を訪問します。関西では六甲山などの緑化拠点を見学するほか、自治労大阪府本部のご協力の下、大阪市のごみ処理施設、下水処理施設の見学、サントリー労組のご協力の下、京都のサントリービール工場の見学などを予定しています。また東京、大阪それぞれで協力企業、団体、労組の表敬訪問、また会員の皆さんとの交流会、報告会なども行います。
また関西では一泊だけ家庭でのホームステイを予定しています。そこで、GEN事務局では、ホームステイを受け入れてくださる家庭を大募集中です。今のところ、12日(金)の夜を予定しています。2~3人、受け入れてもいいですよというご家庭があれば、ぜひGEN事務局にご連絡ください。「受け入れてもいいけれど、コミュニケーションが取れないのが心配」という方、必要であれば、通訳ボランティアも一緒に派遣しますのでどうぞご安心を!
ホームステイに限らず、東京、大阪で行われる交流会などでの会員のみなさん、協力企業、労組の皆さんのご参加を心からお待ちしています。大同では毎シーズン、たくさんのスタッフ、家庭が私たち日本人ツアーを受け入れてくださっています。お礼の気持ちもこめて、今年の訪日団をみなさんとともに大いに盛り上げたいと思っています。皆様、どうぞ宜しくお願いします。

大同滞在グッズ その①

2007年07月31日 | Weblog
私が大同に来るときは、ポンプなどプロジェクト関係資材などをスーツケースに詰めることが多く、自分の荷物はほとんどありません。衣類などのごくごく必要な身の回りのものだけです。それでも特に夏の荷物として、今回欠かせなかったのが熱中症対策グッズ。先日も書いたように、今回はいろいろな方にアドバイスいただいて大量に持ち込みました。
なんだかポカリのCMみたいになりましたが、ポカリ粉末をどっさり。そして塩分として携帯用干し梅。体が疲れたときは、甘いもの。キャラメルを食べると疲れが吹き飛びます。1L用の大きな水筒にポカリを入れて肌身離さず。
でもこれだとなんだか糖分過多のような気がしますが、大丈夫でしょうか?最近、スポーツ選手は糖分を取り過ぎないように、うすーいポカリを飲んでいると聞きました。まあ私はスポーツ選手ではないのでそこまで専門的に考えなくてもいいのかもしれませんが。とにかくトイレの心配はせずに、ポカリをがぶ飲みし、疲れたときはキャラメルを食べ、日差しがきつくてぼーっとするときは体に冷えぴたを貼る、という方法が私には合っているようです。この夏は今のところこれで乗り切っています。
大同では8月8日の立秋を過ぎると、暑さも一段落して徐々に涼しくなります。それでもまだしばらくは強い日差しが照りつけますので、これから大同にお越しの方で日差しに弱い方はどうぞ参考にしてください~。

雨の大同空港

2007年07月30日 | Weblog
今日は、昨日の天気予報どおり朝から雨。一日中雨で、時より大雨になるという予報ですが、どうでしょうか。何はともあれ、恵みの雨に間違いありません。この雨、今日は広範囲に降ってくれるでしょうか。
今日の朝、飛行機で大同を発たれるお客さまを空港まで見送るため、7時半にホテルを出発。現在、大同→北京間は、月、水、金の週三便が飛んでいます。8時50分発で、50分で北京に尽きます。料金は230元(約3,800円)。シーズンによって割引率が変わりますが、夏休みの今もかなりお手ごろな価格になっているということはやはり乗る人が少ないのでしょう。機体はボーイング737機で、たぶん200人くらい乗れるのでしょうが、前回私たちが乗ってみたときには広い機内に30人ほどの乗客しかいませんでした。きっと運行するたびに赤字が累積されているのでしょうね。

雨の浸食谷

2007年07月30日 | 農村の風景
雨の今日も、農村周り。村の人に聞くと、昨晩2時ごろから降り出したそうですが、雨足は弱く、それほど土壌にしみこんでいるとはいえないようです。それでも雨がないよりはずっとましですね。

干ばつ①

2007年07月30日 | 農村の風景
厳しい干ばつに、マメも全然育っていません。葉は枯れ始めています。本来であれば、種まきの春先から生育期に雨が必要ですが、7月も末になってようやく雨が少し降ってくれました。もう少し早く降ってくれたらよかったのに。そしてもっとたくさん降るといいのに。願望を言えば、きりがありません。

干ばつ②

2007年07月30日 | 農村の風景
ここのとうもろこしも、ひざ上ほどにしか育っていません。葉も枯れています。先日訪れた大泉山村では、「今年は収穫が見込めないから、冬に出稼ぎにいかなくては」という声を聞きました。今年は大同の農村全体で厳しい冬になるかもしれません。

ヤオトン

2007年07月30日 | 農村の風景
以前、三玲村の人たちが住んでいたヤオトン。今は誰も住んでおらず、このまま放置されています。ここでも雨は降っていても、土壌には十分にはしみこんでいません。

とうとうダウン×××・・

2007年07月30日 | Weblog
昨日の夜から、なんだか胸やけがするなあと思っていたのですが、今日の朝から体がだるく、胃も気持ちが悪くて、食べ物がのどを通りません。おかしいなあと思っていたら、その症状は徐々に悪化。あまりのだるさに、午後にカササギの森に着いたときには、歩くのも苦痛になっていました。高見さんとカメラマンの背中を一生懸命に追いかけるのですが、足が進まず、無念の途中リタイア・・。申し訳ないですが、私、休ませていただきます・・ということで、カササギの森の管理棟のベットになだれこむようにダウンしてしまいました。
今朝、北京に戻られた日本からのお客様も、昨日の夜から朝にかけて嘔吐と下痢をしたとのこと。魏さんも気持ちが悪いと言っていました。昨日、今日は日差しもなく、気温も低かったので、熱中症ということはありません。たぶん、昨日のお昼に広霊県のレストランで食べた魚が悪くなっていたのでは?と思っています。田舎に行けば行くほど、特に魚などの鮮度は落ちます。私も食べた瞬間に、「あれ?これはちょっと変かも」と思ったのですが、食いしん坊が勝り、続けて何口か食べてしまいました。魚や肉は、濃い味付けがしてあるものが多いので、肉そのものの味がわからなくなっていることが多々あります。やっぱり、本能的に「おかしい」と思ったものは、すぐに食べるのを辞めなくてはならないですね。なんとなく、自分は大丈夫と過信していたところがあったので、今回はいい教訓となりました。それに疲れがたまっていて、免疫力が落ちていたのかもしれません。連日の中華料理で、胃腸が疲れていたということもあると思います。
この後、ホテルに帰って一休みしたら、体調はすぐに回復しました。ほんとによかった。
それにしても高見さんと、世界を飛び回っているカメラマンさんは、ぴんぴんしてました。おそるべし。
ここ数日、「まずいー、日記を書かなくてはー」という強迫観念もあって、睡眠不足が続いていた面もありました。やっぱり睡眠・命!です。そして一日食べ物をとらなかったら、体に全然力が入らないことに気がつきました。睡眠とともに、よく食べることもやっぱり大事。
栄養と睡眠をたっぷりとって、また明日からがんばります!

いざ農村へ

2007年07月29日 | 桑干河
自治労ツアーの余韻覚めやらぬ中、今日も朝早くから農村に向けて出発しました。渾源県に向かう途中、北京の水がめである官庁ダムの上流の河、桑干河に立ち寄りました。やはり黒くにごった水がちょろちょろと流れていました。私も3年前からこの河を観察していますが、少しずつ川幅が細くなっているような気が。

ヤギの放牧

2007年07月29日 | 農村の風景
渾源県に向かう途中、大量のヤギの放牧に遭遇。今でも雑草がまばらにしか生えていませんが、ヤギはヒツジと違って草の根まで掘り起こして食べてしまいます。でも畑で作物を作ってもひどい旱魃で収穫できない以上、こうして家畜を飼って放牧に頼らざるを得ないのが現実です。

三玲村での出会い

2007年07月29日 | 農村の風景
久しぶりに三玲村と広大な風景を見渡せる高台に上りました。ここに来ると、観光客が来た!と必ず村の子どもたちが登ってきて、馬の手芸品などを「買ってよー」と売りに来ます。今日は見慣れない4人の子を発見。この子達、姉弟だそうです。カワイイ!!左から四女、次女、三女、長男。そうです、一番上から4人目までずっと女の子で、5人目が待望の男の子が生まれたのですね。お父さんとお母さんは、この三玲村で採石の仕事をしているそうですが、仕事がいそがしく、またこの村には学校がないため、5人姉弟は普段はこの村から遠く離れた村に住むおじいさん、おばあさんの家で生活しているそうです。上のお姉さん三人が、小さい弟の面倒を良く見ていました。写真を撮られてちょっとびっくりしているね。ごめんね。

浸食谷②

2007年07月29日 | 黄土高原
浸食谷を進んでみると、谷底にはなんとトウモロコシ畑が。こんなところまで耕しています。地上部よりも谷底のほうが、流された養分や水分がたまっているため、作物が良く育つのかもしれません。
私は2004年に陝西省の農村にしばらく滞在していたときに、このように谷底に植えられた作物が大雨に浸水する風景をよく見ました。あの年は特に雨量が多かったからなのでしょうが、それでも万が一大雨になったら作物がだめになってしまわないか心配してしまいます。でも大同ではそんな大雨が降るはずがないと頭をよぎった後、なんだか悲しくなってしまいました。