この日朝早くに成田空港まで訪日団メンバーを見送りました。5:50に全室でモーニングコールが鳴ったはずが1人大寝坊し、ホテルから空港までのリムジンバスにどたばたで乗り込もうとしたものの結局間に合わず。私もその方に付き合って遅れて成田に向かい、二便に分かれて日本を発つ予定だったので、そんなこんなで連携がめちゃくちゃとなり、広い成田空港で一部メンバーを見失い・・と最後はハプニング続きでしたが、なにはともあれみなさん無事帰国の途につきました。
10/11から11日間、行く先々でたくさんの方に温かく出迎えていただき、また様々な面でお世話になりました。みなさん、本当にありがとうございました。
いくつかこぼれ話を。魏さんは、10/14大阪観光の夜の懇親会のときに、居酒屋の掘りごたつの机に思い切り向こうずねをぶつけてしまいました。掘りごたつになっているのがわからなかったそうです。中国には掘りごたつはないので、まさか机の下に穴が開いているとは思わないですよね。日本滞在中は青あざにもならず、少し腫れていたくらいで「大丈夫!」と言っていたのですが、思いもよらず帰国後に膨れ上がり、炎症を抑えるために数日間病院で点滴を受けたそうなのです。帰国して緊張が解けたら、ふくれ上がったのでしょうか。何はともあれ、すぐに復活したそうで、大事に至らなくてほんとによかったです。
それと私は数日間メンバーとご一緒しましたが、一つみんなに感心されたことがあります。「ホイティエンは毎日着替えるんだなあ」と。中国北部はとても乾燥しているため、服を毎日着替えるという習慣がありません。長年の習慣のため、それはみなさん日本に来ても変わりませんでした。だからといって悪臭が漂うわけでもなく、まったく問題ありませんでした。むしろ洗濯回数が減って、水も洗剤も少なくてすむので、とてもエコですね。「服をいろいろ持ってきたけど、結局ほとんど着替えてないよ」と笑顔でおっしゃっていました。旅行に行っても毎日着替える必要がなければ、確かにとっても楽です。荷物が少なくてすむし。今回私が毎日着替えて登場したことが、とても新鮮に感じたようでした。日本では当たり前のことですが、奇異に感じるのでしょうね。でもわたし、大同に滞在しているときでも一応毎日着替えているのですけれど・・。
数日後、大同からこの度の日本滞在の感想文が送られてきました。今月中旬にお送りする会報に掲載しますのでぜひご覧ください。その中で印象に残ったことを一部ご紹介します。大同事務所の技術責任者である馬さんは、今回六甲山や春日山などの日本の森林を参観して、木が盗伐されずに残っている風景がとても印象的だったそうです。「日本の森林は樹種が豊富な上に、盗伐もされていない。日本人は森を守ろうという意識が強いからだ」と感じたようです。馬さんは大同事務所で働く前は、大同市林業局が営む大きな営林場の場長さんで、ずっと木の違法伐採に悩まされてきたそうです。大同では山奥で木が大きく育っても、商売用にごっそりと持っていかれたり、また煮炊きの燃料として伐採されています。実際のところ、日本の森林は強い意識によって守られているのでは決してなく、その逆に無関心で放り出されているというのが現状です。大同で長年に渡って植樹に奮闘されてきた馬さんにこのように指摘されると、なんだかとても恥ずかしいような申し訳ないような気持ちになります。日本の森林の現状を知ったら、馬さんはどう思うかなあ。大同の厳しい自然環境、そして生きていくために山の木を切らざるを得ない農村の現状と、日本の恵まれた状況との不公平さを馬さんから指摘されたような気がしました。
10/11から11日間、行く先々でたくさんの方に温かく出迎えていただき、また様々な面でお世話になりました。みなさん、本当にありがとうございました。
いくつかこぼれ話を。魏さんは、10/14大阪観光の夜の懇親会のときに、居酒屋の掘りごたつの机に思い切り向こうずねをぶつけてしまいました。掘りごたつになっているのがわからなかったそうです。中国には掘りごたつはないので、まさか机の下に穴が開いているとは思わないですよね。日本滞在中は青あざにもならず、少し腫れていたくらいで「大丈夫!」と言っていたのですが、思いもよらず帰国後に膨れ上がり、炎症を抑えるために数日間病院で点滴を受けたそうなのです。帰国して緊張が解けたら、ふくれ上がったのでしょうか。何はともあれ、すぐに復活したそうで、大事に至らなくてほんとによかったです。
それと私は数日間メンバーとご一緒しましたが、一つみんなに感心されたことがあります。「ホイティエンは毎日着替えるんだなあ」と。中国北部はとても乾燥しているため、服を毎日着替えるという習慣がありません。長年の習慣のため、それはみなさん日本に来ても変わりませんでした。だからといって悪臭が漂うわけでもなく、まったく問題ありませんでした。むしろ洗濯回数が減って、水も洗剤も少なくてすむので、とてもエコですね。「服をいろいろ持ってきたけど、結局ほとんど着替えてないよ」と笑顔でおっしゃっていました。旅行に行っても毎日着替える必要がなければ、確かにとっても楽です。荷物が少なくてすむし。今回私が毎日着替えて登場したことが、とても新鮮に感じたようでした。日本では当たり前のことですが、奇異に感じるのでしょうね。でもわたし、大同に滞在しているときでも一応毎日着替えているのですけれど・・。
数日後、大同からこの度の日本滞在の感想文が送られてきました。今月中旬にお送りする会報に掲載しますのでぜひご覧ください。その中で印象に残ったことを一部ご紹介します。大同事務所の技術責任者である馬さんは、今回六甲山や春日山などの日本の森林を参観して、木が盗伐されずに残っている風景がとても印象的だったそうです。「日本の森林は樹種が豊富な上に、盗伐もされていない。日本人は森を守ろうという意識が強いからだ」と感じたようです。馬さんは大同事務所で働く前は、大同市林業局が営む大きな営林場の場長さんで、ずっと木の違法伐採に悩まされてきたそうです。大同では山奥で木が大きく育っても、商売用にごっそりと持っていかれたり、また煮炊きの燃料として伐採されています。実際のところ、日本の森林は強い意識によって守られているのでは決してなく、その逆に無関心で放り出されているというのが現状です。大同で長年に渡って植樹に奮闘されてきた馬さんにこのように指摘されると、なんだかとても恥ずかしいような申し訳ないような気持ちになります。日本の森林の現状を知ったら、馬さんはどう思うかなあ。大同の厳しい自然環境、そして生きていくために山の木を切らざるを得ない農村の現状と、日本の恵まれた状況との不公平さを馬さんから指摘されたような気がしました。