GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

全日程を無事終了しました。

2007年10月21日 | Weblog
この日朝早くに成田空港まで訪日団メンバーを見送りました。5:50に全室でモーニングコールが鳴ったはずが1人大寝坊し、ホテルから空港までのリムジンバスにどたばたで乗り込もうとしたものの結局間に合わず。私もその方に付き合って遅れて成田に向かい、二便に分かれて日本を発つ予定だったので、そんなこんなで連携がめちゃくちゃとなり、広い成田空港で一部メンバーを見失い・・と最後はハプニング続きでしたが、なにはともあれみなさん無事帰国の途につきました。
10/11から11日間、行く先々でたくさんの方に温かく出迎えていただき、また様々な面でお世話になりました。みなさん、本当にありがとうございました。

いくつかこぼれ話を。魏さんは、10/14大阪観光の夜の懇親会のときに、居酒屋の掘りごたつの机に思い切り向こうずねをぶつけてしまいました。掘りごたつになっているのがわからなかったそうです。中国には掘りごたつはないので、まさか机の下に穴が開いているとは思わないですよね。日本滞在中は青あざにもならず、少し腫れていたくらいで「大丈夫!」と言っていたのですが、思いもよらず帰国後に膨れ上がり、炎症を抑えるために数日間病院で点滴を受けたそうなのです。帰国して緊張が解けたら、ふくれ上がったのでしょうか。何はともあれ、すぐに復活したそうで、大事に至らなくてほんとによかったです。

それと私は数日間メンバーとご一緒しましたが、一つみんなに感心されたことがあります。「ホイティエンは毎日着替えるんだなあ」と。中国北部はとても乾燥しているため、服を毎日着替えるという習慣がありません。長年の習慣のため、それはみなさん日本に来ても変わりませんでした。だからといって悪臭が漂うわけでもなく、まったく問題ありませんでした。むしろ洗濯回数が減って、水も洗剤も少なくてすむので、とてもエコですね。「服をいろいろ持ってきたけど、結局ほとんど着替えてないよ」と笑顔でおっしゃっていました。旅行に行っても毎日着替える必要がなければ、確かにとっても楽です。荷物が少なくてすむし。今回私が毎日着替えて登場したことが、とても新鮮に感じたようでした。日本では当たり前のことですが、奇異に感じるのでしょうね。でもわたし、大同に滞在しているときでも一応毎日着替えているのですけれど・・。

数日後、大同からこの度の日本滞在の感想文が送られてきました。今月中旬にお送りする会報に掲載しますのでぜひご覧ください。その中で印象に残ったことを一部ご紹介します。大同事務所の技術責任者である馬さんは、今回六甲山や春日山などの日本の森林を参観して、木が盗伐されずに残っている風景がとても印象的だったそうです。「日本の森林は樹種が豊富な上に、盗伐もされていない。日本人は森を守ろうという意識が強いからだ」と感じたようです。馬さんは大同事務所で働く前は、大同市林業局が営む大きな営林場の場長さんで、ずっと木の違法伐採に悩まされてきたそうです。大同では山奥で木が大きく育っても、商売用にごっそりと持っていかれたり、また煮炊きの燃料として伐採されています。実際のところ、日本の森林は強い意識によって守られているのでは決してなく、その逆に無関心で放り出されているというのが現状です。大同で長年に渡って植樹に奮闘されてきた馬さんにこのように指摘されると、なんだかとても恥ずかしいような申し訳ないような気持ちになります。日本の森林の現状を知ったら、馬さんはどう思うかなあ。大同の厳しい自然環境、そして生きていくために山の木を切らざるを得ない農村の現状と、日本の恵まれた状況との不公平さを馬さんから指摘されたような気がしました。

東京観光

2007年10月20日 | Weblog
とうとう最終日となりました。今日は朝から10名のボランティアのみなさんが、後楽賓館に集まってくださいました。東京観光といっても、訪日団メンバーの希望を聞いてみると、やっぱりまだ買い残したお土産があるよう。今日は一日お買物ツアーになりそうです。「どこに行きたい?」と聞くと、「チュウイエユエン!」と即答が。「チュウ・イエ・ユエン・・??チュウ・イエ・ユエン?!秋・葉・原!」。やっぱりアキバですね。いまや秋葉原は国際的にも有名な街なんですね。ということで、いざ秋葉原へ。秋葉原は朝からすごい人手でした。

秋葉原

2007年10月20日 | Weblog
久しぶりに来た秋葉原はすごいことになっていました。テレビなどで時々見たり聞いたりしていましたが、いや~、驚きました。駅前にはコスプレをした可愛い女の子がたっくさん。そしてたくさんのカメラマンに囲まれて、ポーズをとって微笑んでいます。「おー、これがうわさの『萌え~』かー。」とミーハーな私も、カメラマンに混じってパチリ。女の子はアイドルみたいでとってもカワイイ。
そしてやっぱり「あれは一体なんだ?」と訪日団メンバーにしきりに聞かれ、秋葉原文化を私もいまいちよく理解していないので、説明するのに大変苦労しました。。


有楽町→銀座

2007年10月20日 | Weblog
秋葉原で、オノデン→ラオックス→ヨドバシカメラと渡り歩き、昼食をとるために有楽町へ移動。そして今度は有楽町のビックカメラにも参上。これで私は今回、一体いくつの電気屋さんを回ったのでしょう?ようやくお目当ての買物が終わり、さてのんびり銀ブラでもしましょうか?と思いきや、まだまだ終わっていませんでした・・。むしろここからでした・・。
銀座ソニービルの壁面にはとっても素敵な絵が。

ビゲンをたずねて三千里。。

2007年10月20日 | Weblog
家電屋めぐりの次は、ドラッグストアめぐりです。どうやら日本の白髪染めが中国でいいお土産になるようなのです。中国にも白髪染めはあるのですが、かぶれやすいらしく、日本製は植物性でお肌に優しく、簡単で使いやすいと評判らしいのです。魏さんからは、大阪に着いた当初から、「ビゲンの白髪染めをお土産にほしい」と聞いていました。でもよくよく聞いてみると、なんと20箱ほしいと!そして魏さんだけでなく、今日はメンバーのほぼ全員が白髪染めをこぞって買い求めたのです!ビゲンの男性用7番という番号までご指名があるのですが、ドラッグストアをみつけても、まずその型番を置いているかが問題。そして「あったー(涙)!」とまさに宝探しの気分で貴重な宝物をみつけても、おいている在庫が3つしかなく、がっくり・・。そしてまた気を取り直して、宝探しを続ける・・、という状況が延々と続きました。こんなことなら事前に必要個数を聞いておいて、取り寄せておいてもらえばよかった。。まさかこんな数が必要とは思わず・・。
有楽町のマツキヨ→銀座のマツキヨ→銀座7丁目付近の小さいドラッグストア→新橋近くのドンキホーテと、有楽町から新橋界隈までひたすらビゲンを探し求める旅を続け、最後は懇親会のある神保町の駅前のドラッグストアに立ち寄り、なんとか必要個数を確保。。よかった・・。ほんとによかった。。おかげさまで今日を境にしばらくは、どこに行ってもドラッグストアが目に入ると反応してしまうという後遺症が残りました。そして「あ、ビゲンもう探さなくてもいいんだ。」とその度に心から安堵する日々でした。


とうとう・・

2007年10月20日 | Weblog
馬さん、とうとう疲れ果てて銀座ユニクロ前に座り込むの図。この一枚が、今日一日を端的に表しております。これを見ていただけば今日のハードさをおわかりいただけることと思います。。ハードな一日を、ボランティアのみなさんは、途中マツキヨでリポビタンDを補給しながら同行してくださいました。本当にありがとうございました。東京の人ごみを一日中歩き続けていると、ほんと疲れますね。そしてご覧のとおり、馬さんの前には戦利品の毛染めがどっさりと積まれております。
男性陣がこうしている間に、まだまだ元気な武さんは私とともにユニクロを物色。「他人の買物(おみやげ)はつまらないけど、自分の買物は楽しいわね~♪」とさらにすごい人ごみのユニクロ店内を、武さんはがぜん元気に走り回っていました。さすがの一言です。

懇親会①

2007年10月20日 | Weblog
夜は神保町のレストランで関東の会員のみなさんが集まって歓送会を開いてくれました。募集当初は大阪ほど人が集まらずちょっと心配していたのですが、締め切り間際に駆け込みでたくさんの方にお申込みいただき、当日は会場いっぱいの人になりました。
そして今日のメインイベントの一つが中国語での紙芝居劇です。関東ブランチでは、様々なイベントでGENの活動をわかりやすく紹介するために紙芝居をたびたび披露しているそうです。ワーキングツアーでも農村の小学校で披露した事があるそうですね。今日も「日本ではこのように広報活動をやっていますよ」と日本での活動を理解してもらうために、訪日団メンバーの前でお披露目です。
乱開発によってカササギが住めなくなった森に木を植えて、森林に戻し、カササギ夫妻がまた森に戻って生活するというお話。会員の人がシナリオを書き、それをまた会員の方が中国語訳し、そしてそれをまた有志の方が演じました。すごいですね。限られた準備期間の中で、すべてが手づくりで、ここまでの作品に仕上げました。訪日団メンバーも、一生懸命に聞き入っていました。関東の皆さんの想いをきっときっとわかってくれたとことと思います。素晴らしい出し物でした。

懇親会②

2007年10月20日 | Weblog
そして中国側からは、待ってました!柴さんの二胡演奏です。先日も書いたように、柴さんには今回の日本滞在中、至るところで、歌に、楽器に、踊りに、絵画に大活躍していただきました。そして素敵な笑顔と明るい性格で、訪日団メンバーの中でもムードメーカーとして大変貴重な存在でした。メンバーが疲れている様子が見えると、「よし、ここで私が一曲歌おうか~♪」なんて、ご自身もとても疲れていらっしゃるだろうに、盛り上げてくださったりと、何度も柴さんに救われました。本当に素敵な方です。

懇親会③

2007年10月20日 | Weblog
最後にみんなで記念撮影です。柴さんが抱いている女の子は、1歳半で大同緑化ツアーに参加し、今はもう小学2年生。月日の流れを感じますね。赤ちゃんだった子がこんなに大きくなっているのですから、大同の苗木も同じように大きく成長しているはず!ちなみに1歳半でのツアー参加は、未だ最年少記録として破られていません。
みんなの想いがこれからもずっとずっと次の世代、また次の世代へと引き継がれていきますように。

柴さんのイラスト①

2007年10月19日 | Weblog
大同市総工会副主席の柴京雲さんは、本当に多才な方です。今回、訪日団に密着してその想いを新たにしました。みなさんご存知の通り、柴さんは二胡の名手です。今回も大阪、東京での懇親会でその腕を披露してくださいました。「賽馬」という曲目は、中国の大草原を馬が生き生きと駆ける情景が目に浮かぶようで、力強い演奏はまさに圧巻です。そして歌も大変お上手で、その声量に圧倒されます。また加藤登紀子さんが大同にいらっしゃったときに披露してくださった「知床旅情」を、柴さんが一回聞いてすぐに採譜して弾いてみせたというエピソードも有名です。絶対音感の持ち主なんですね。
そして先日は青島で行なわれた「全国漫才大会」でも優勝されたそうです。弟さんとの漫才で芸能活動もやっていて、大同ではちょっとした有名人なんだそうですが、それが今回はなんと全国大会で優勝されたということで、今後は全国的なスターになるのかも?!
そして音楽、芸能の才能だけではなく、今回絵画にも長けていることが判明しました!この日本滞在中に、何枚もの似顔絵を描いてプレゼントしてくれました。これは会員の中川さんのイラスト。とーってもよく特徴を捉えていて、ほんとに似ています!!それも中川さんを見て書いたのではないというところがすごいのです。会ったときのイメージを覚えていて、下書きなしに、サインペンで、それもものの数分で書いてしまうのです。中川さんは大同ツアー中に簡単な手品で、見ている人を一瞬にしてとりこにしてしまうのですが、そのキャラクターがよく描かれています。そしてよく見ると足下に二胡の絵も。中川さんは自分で作曲した曲を二胡で演奏され、それを柴さんの前でも何度か演奏したことがあり、柴さんはちゃんとそれも覚えていたのですね。そのことに中川さんはしきりに感動していました。「すごい人に会わせていただいて、本当に喜んでいます」と。本当ですね。この素晴らしい出会いに心から感謝します。そして中川さんの来年の年賀状はこれで決まり!だそうです。

柴さんのイラスト②

2007年10月19日 | Weblog
これは大阪の懇親会のときに、沖縄の三線(さんしん)の弾き語りをしてくださった大村さんの似顔絵。下書きなしで一瞬で書き上げたものなのに、このままイラストとして使用できそうなくらい完成度が高い作品です。

柴さんのイラスト③

2007年10月19日 | Weblog
そしてこれは私の似顔絵です。ヒー!コワイ!いますね、ホラー漫画の登場人物にこういう人が。。見れば見るほど怖くなってきますが、これがまたよく似てるんですよね~。しみじみ。

オリエンタルランドへ①

2007年10月19日 | Weblog
今日は、ツアーを6度も大同へ派遣してくださっているオリエンタルランド労働組合のみなさんにお世話になります。まずはオリエンタルランドの某パーク内での環境問題への取り組みについて学ぶため、舞浜へやってきました。あくまで環境視察です!