GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

GREENなんでも勉強会「生命と環境、循環と廃棄」

2008年01月30日 | Weblog
GREENなんでも勉強会「生命と環境、循環と廃棄」シリーズの第2回が開かれました。今回もたくさんの方にご参加いただきました。今回は、川島さんが日頃ごみ行政に携わる立場からや中国のごみ事情など、様々な観点から話が進み、私自身、物質循環やごみ処理について考える良い機会となりました。
 私が住んでいる自治体も細かいごみの分別を行なっています。決められた通りにきちんと分別すれば環境問題に貢献している、という気持ちになります。分別されたペットボトルはリサイクル業者に引き取られるということになっていますが、実際はその後どうなっているのか、焼却炉で燃やすのとリサイクルするのでは、エネルギー消費ではどちらが環境に負荷がかかるのかなど、実際のところ自分の中でも明確な答えがありません。専門家の中でも議論が分かれています。
 今回の話の中の「日本では産業廃棄物を含まない一般廃棄物だけで一日1人で1キロのごみを排出している」という数字に驚きました。そして自治体のごみ処理コストは、処理コストだけで15円/kg、焼却場建設費などを含めると25円/kgほどになるそうです。人が物を買うたびに、新しいごみが発生して、ごみが発生するたびに税金がかかる現実を改めて認識します。なんだか自分で自分の首をしめているような気もしてきます。でも資本主義は物を作って売って買わないと、経済が循環しません。そこがジレンマです。
 私は以前中国の農村で一年弱生活していたことがあります。食料は自給自足に近く、調味料などもほとんど手づくりで、生ごみはニワトリや牛に与えるという、そのほとんどごみが出ない生活に驚嘆しました。糞尿もすべて循環します。その後日本に戻って、過剰包装をはじめとして一瞬にしてごみに変わるものが社会にあふれていることを再認識しました。それもすべて経済活動の一環なのでしょうけれど。
 いろいろ議論があるところだと思いますが、やっぱり中国の農村の生活を体験すると、経済規模の縮小を覚悟で、物を大切にする、その状態のまま繰り返し使う、といった基本的なことに立ち返るしかないのではと、今回の勉強会に参加して改めて感じました。


古切手届きました~!

2008年01月24日 | 協力企業の取組み
 今日も事務所にダンボール二箱分の古切手&書き損じはがきが届きました。イオン労組さんが全国の店舗から集めて、定期的に送って下さっています。また他にもたくさんの団体さんや個人の方が送って下さいます。
 小さな紙切れ一枚の古切手をこれだけの量集めるのは、本当に大変なことだと思います。たくさんの方の想いがいっぱい詰まったダンボール箱、確かに受け取りました!
 古切手の他、書き損じはがきは特に換金率が良く、とても助かります。書き損じた年賀はがきや、2006年の年賀はがきなど、使わないはがきがお手元にありましたら、GEN事務局に送っていただけると助かります。
 古切手は換金して緑化基金に、書き損じはがきは切手に交換し通信費として活用させていただきます。どうぞ宜しくお願い致します。



事務所のお仕事

2008年01月18日 | Weblog
 よく「普段、大阪の事務所ではどんな仕事をしているのですか?」と聞かれます。「まあ、事務仕事など・・」とお答えするのですが、ご参考までに今週の様子をお知らせしますと・・。
 最優先事項は、本日行なった会報発送の準備でした。今日、ボランティアの方3名に来ていただいて、1,000通ほどを一気に発送したのですが、事前に事務局で封筒に宛名ラベルを貼って、それを郵便番号別に仕分けして・・といった作業を行なっています。
 このほかには、新たに申請する「地球環境基金」という助成金の申請書類を作成しています。A4サイズ4枚の申請用紙ですが、今回は緑化プロジェクトではなく、新しい試みのプロジェクトを一つ申請しようとしていて、内容をつめるのに時間がかかっております・・。こういうものは頭が回転しだすと一気にぱーっと書けるのですが、脳がさびついて頭が思うように回転しないと、まったく書き進まず・・、こうしてブログを書きながら現実逃避・・ではなく、気分転換などしたり。
 そして今月末までに提出する「JICA草の根技術協力プロジェクト」の第3四半期(10月~12月)報告書の作成も同時平行で行なっています。これがまたかなりのボリュームでして、ODAの使い道に対する世論の監視の目が厳しくなっていることもあり、四半期ごとに日本側と中国側の支出分の領収書一枚一枚を細かく提出します。まあ当たり前のことなのですが。
 そんなこんなで、ここ数日はしばらく事務仕事に追われる日が続きます。また来週もがんばります。

いくつかお知らせです。

2008年01月17日 | Weblog
①GREENなんでも勉強会「生命と環境、循環と廃棄 第2回」
 昨年12月に行なった勉強会の第2回目です。引き続き川島副代表に、ごみ行政に携わる立場から、より具体的な事例を交えてごみ問題をテーマに話を進めます。第1回目を参加されなかった方も、どうぞお気軽にご参加ください。

・日時:2008年1月29日(火)18時30分~20時30分
・場所:大阪市立総合生涯学習センター(大阪駅前第2ビル5階 JR「大阪」「北新地」駅、各線「梅田」駅すぐ)
・講師:川島和義(GEN副代表・自治体職員(ごみ行政に従事))
・参加費:700円
・申込み:GEN事務局まで

②会報発送作業のお手伝い募集~!
 今週の金曜日、もう明日になってしまいましたが、18日10時から大阪のGEN事務所で会報発送作業を行ないます。ご都合のつく方、ぜひお手伝いください。どうぞ宜しくお願い致します。

③関東ブランチ2月度月例会

日時:2月23日(土)1時半~4時半
講師:GEN 高見事務局長
テーマ:「オリンピック開催で気になる環境~大同における16年の環境協力を通じて」
最新のGENの活動報告の他、現地の状況報告と現在の中国を環境の側面から話をします。

会場:本駒込交流館
住所:東京都 文京区 本駒込 3-22-4 本駒込地域センター内
電話:03-3824-5801
アクセス:東京メトロ南北線「本駒込」駅下車

JRを利用される方は、山手線駒込駅で南北線に乗り換えて一駅。
「本駒込」駅の1番出口を出て、本郷通りを駒込方面へ300mほど行くと進行方向の右手に吉祥寺という大きなお寺がある。その先100mに「本駒込地域センター」という看板あり。その建物の中に交流館も在る。
「本駒込」駅からセンターまで歩いて約5分。
地図は、下記のウエブで確かめて下さい
http://www.city.bunkyo.lg.jp/sosiki_busyo_kumin_shisetsu_kouryu_honkoma.html
多数のご参加をお待ちしております。




今年も宜しくお願いします。

2008年01月07日 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。昨年中はたくさんの方々にGENの活動を応援していただき、本当にありがとうございました。心から感謝致しております。今年もどうぞ宜しくお願いします。
 今年はいよいよオリンピックイヤーですね。北京のみならず、中国がどんな変貌をとげるのか、8月の北京はどんな風に盛り上がるのか、今からとても楽しみです。
新年にふさわしい写真が何かないものか・・と考えていたのですが、身近な場所にありました。事務所にぶらさがっていました。
 「年年有余(魚)」・・「どんどん豊かになる」という意味を持つ春節のお飾りを今年も事務所にぶらさげています。GENの財政状況がどんどん楽になりますようにと、5元(75円)の飾り物に願いを託すのです!金魚なので、ますますご利益ありそうな。

個人的には、人生で初めておみくじで大吉を引きました。今年もきっと良い年です。皆さまにとっても2008年が素敵な一年になりますように。