GREENなんでも勉強会「生命と環境、循環と廃棄」シリーズの第2回が開かれました。今回もたくさんの方にご参加いただきました。今回は、川島さんが日頃ごみ行政に携わる立場からや中国のごみ事情など、様々な観点から話が進み、私自身、物質循環やごみ処理について考える良い機会となりました。
私が住んでいる自治体も細かいごみの分別を行なっています。決められた通りにきちんと分別すれば環境問題に貢献している、という気持ちになります。分別されたペットボトルはリサイクル業者に引き取られるということになっていますが、実際はその後どうなっているのか、焼却炉で燃やすのとリサイクルするのでは、エネルギー消費ではどちらが環境に負荷がかかるのかなど、実際のところ自分の中でも明確な答えがありません。専門家の中でも議論が分かれています。
今回の話の中の「日本では産業廃棄物を含まない一般廃棄物だけで一日1人で1キロのごみを排出している」という数字に驚きました。そして自治体のごみ処理コストは、処理コストだけで15円/kg、焼却場建設費などを含めると25円/kgほどになるそうです。人が物を買うたびに、新しいごみが発生して、ごみが発生するたびに税金がかかる現実を改めて認識します。なんだか自分で自分の首をしめているような気もしてきます。でも資本主義は物を作って売って買わないと、経済が循環しません。そこがジレンマです。
私は以前中国の農村で一年弱生活していたことがあります。食料は自給自足に近く、調味料などもほとんど手づくりで、生ごみはニワトリや牛に与えるという、そのほとんどごみが出ない生活に驚嘆しました。糞尿もすべて循環します。その後日本に戻って、過剰包装をはじめとして一瞬にしてごみに変わるものが社会にあふれていることを再認識しました。それもすべて経済活動の一環なのでしょうけれど。
いろいろ議論があるところだと思いますが、やっぱり中国の農村の生活を体験すると、経済規模の縮小を覚悟で、物を大切にする、その状態のまま繰り返し使う、といった基本的なことに立ち返るしかないのではと、今回の勉強会に参加して改めて感じました。
私が住んでいる自治体も細かいごみの分別を行なっています。決められた通りにきちんと分別すれば環境問題に貢献している、という気持ちになります。分別されたペットボトルはリサイクル業者に引き取られるということになっていますが、実際はその後どうなっているのか、焼却炉で燃やすのとリサイクルするのでは、エネルギー消費ではどちらが環境に負荷がかかるのかなど、実際のところ自分の中でも明確な答えがありません。専門家の中でも議論が分かれています。
今回の話の中の「日本では産業廃棄物を含まない一般廃棄物だけで一日1人で1キロのごみを排出している」という数字に驚きました。そして自治体のごみ処理コストは、処理コストだけで15円/kg、焼却場建設費などを含めると25円/kgほどになるそうです。人が物を買うたびに、新しいごみが発生して、ごみが発生するたびに税金がかかる現実を改めて認識します。なんだか自分で自分の首をしめているような気もしてきます。でも資本主義は物を作って売って買わないと、経済が循環しません。そこがジレンマです。
私は以前中国の農村で一年弱生活していたことがあります。食料は自給自足に近く、調味料などもほとんど手づくりで、生ごみはニワトリや牛に与えるという、そのほとんどごみが出ない生活に驚嘆しました。糞尿もすべて循環します。その後日本に戻って、過剰包装をはじめとして一瞬にしてごみに変わるものが社会にあふれていることを再認識しました。それもすべて経済活動の一環なのでしょうけれど。
いろいろ議論があるところだと思いますが、やっぱり中国の農村の生活を体験すると、経済規模の縮小を覚悟で、物を大切にする、その状態のまま繰り返し使う、といった基本的なことに立ち返るしかないのではと、今回の勉強会に参加して改めて感じました。