GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

ツアー無事終了

2007年04月26日 | Weblog
GEN2007年春のワーキングツアーが24日無事に終了しました。参加者の皆さんがツアー引率初心者の私を随時助けてくださり、また様々な場面で積極的に参加してくださったおかげで、ツアーも滞りなく進み、また大変楽しいツアーとなりました。この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました!
また4月5日から始まった東芝ツアーを皮切りに、ローソンツアー、イオン労組ツアー、GENツアーと4つ続いたツアーもこれで全て無事に終了しました。GEN大阪事務所、大同事務所スタッフ共々胸をなでおろしています。
これから4月に行なわれたツアーについて、随時アップしたいと思っています。
どうぞお楽しみに!


高速道路建設

2007年04月22日 | Weblog
環境林センターへ向かう道。大同の市街地を結ぶ環状高速道路の建設を行なっています。環境林センターのすぐ脇に、インターチェンジができるのです。去年の夏から本格的に始まった工事は、訪れるたびに風景がどんどん変わっていくことからも、着々と工事が進んでいることがわかります。
環境林センターへの道も、行く度に変わります。向かいからバスやトラックが砂ぼこりを立てながら突進してくる中を、こちらのバスも負けじと猛突進。もうしばらく無秩序状態が続きそうです。

ヤナギ並木

2007年04月22日 | Weblog
環境林センターへと続くヤナギ並木。1月に訪れたときは、ここは水墨画のような白黒の風景でしたが、ここでも新緑が芽吹き始めていました。

環境林センター

2007年04月22日 | 環境林センター
環境林センターで美味しい昼食をとった後、センターを見学しました。夏には多種多様な木々の葉が生い茂り、まるで黄土高原の中のジャングルのようになるこの見本園も、この時期はまだ殺風景です。

センターで作業

2007年04月22日 | 環境林センター
見学の後、男性チームと女性チームに分かれて作業を行ないました。男性チームは穴埋め作業。肉体労働で大変だったみたいですが、女性チームは温室でサルビアの新芽摘み作業を行ないました。みんなでおしゃべりしながらの楽しい作業時間でした。

ツアー終了!

2007年04月22日 | Weblog
これで大同での日程全てが無事終了しました。皆様、本当にお疲れ様でした。アンズのお花見を楽しみに臨んだツアーでしたが、開花していなかったどころか、葉芽まで被害を受けているという厳しい現実を目の当たりにすることとなってしまいました。アンズは大変残念な結果でしたが、黄土高原の厳しい現状を垣間見ることができ、今回のツアーは私自身にとっても非常に貴重な経験となり、心に残るツアーとなりました。
また随所で引率初心者の私を助けてくださり、そしてツアーを盛り上げてくださった参加者の皆さん、本当にありがとうございました!!皆さんが今回植えた木を見に、ぜひまた大同に来てください!みなさま、おつかれさまでした~!

GENツアー5日目 石炭トラック

2007年04月21日 | Weblog
今日は、今回のツアーのメインイベントでもある呉城村のアンズ基地を見に行く日です。
渾源県呉城郷呉城村に向かう途中、大型石炭トラックとひっきりなしにすれ違いました。なんでも150tもの石炭を運んでいるとのこと。こんなものに激突されたら観光バスはひとたまりもありません。道路もすぐに傷んでしまうはずです。
大同県に向かう省道と平行して、大同⇔秦皇島を結ぶ石炭輸送貨物列車が100両以上を連ねて
走っています。国営の大型炭鉱は貨物輸送を行い、中小の炭鉱がトラック輸送を行なっているそうです。

ヤナギ

2007年04月21日 | Weblog
渾源県に向かう途中のヤナギ並木。到着した17日に天鎮県で見たポプラは、全く新緑が芽吹いていませんでしたが、天鎮県より50キロほど南下した渾源県ではずいぶんと新緑が伸びていました。ここ数日大同は20℃前後の穏やかな天候に恵まれています。

塩害地

2007年04月21日 | Weblog
 残雪の風景ではありません。塩害地です。このアルカリ成分は主にカルシウム、マグネシウム、カリウム、炭酸塩です。ここは周辺でも一番低い土地のため、黄土の中に多く含まれる炭酸カルシウムが、雨が降ると流れ出してこの低い土地にたまり、水分が蒸発すると炭酸塩がこのように残ってしまうのです。こうなってしまうと何を植えても育ちません。中でもヤナギが比較的塩害に強いので、ヤナギしか植えられていないところは塩害地といえます。
見渡す限りの広大な塩害地が手付かずで残されています。

桑干河

2007年04月21日 | 桑干河
渾源県に向かう途中、桑干河に寄りました。北京の水がめ「官庁ダム」に注ぐ河です。今年も水量は少ないため、汚染物質が濃縮され、橋の上まで異臭が漂っていました。ほのかに香る、というレベルを超え、鼻がひん曲がりそうな悪臭です。官庁ダムの水質が以前より改善され、工業用水にのみ限定していた用途を飲料水にまで広げるとのうわさがちらほら聞こえていましたが、上流の河の水質がこんな状態では、そんな話はとても信じられません。

ザ・黄土高原

2007年04月21日 | 黄土高原
これぞ黄土高原、という風景を見ようと、小高い山まで登りました。見渡す限りの黄土と段々畑、そしてよく見ると遠くの山の頂上付近に小さな村が点在しています。どれだけ広大な土地があっても、土地がこれだけ痩せていたら生活が大変なことは一目瞭然です。飲み水はどうなっているんだろう、子供の学校は?と思いをめぐらせてしまいます。