16日間の滞在というのは、決して長くはないけれど、今回は少し長く感じたような気がします。でもあっという間だったような気もするなあ。この春もたくさんの方が来て下さって、たくさんの方と大同で出会って、本当にたくさんの話をしました。大同に来てくださる方たちは、いろいろなお仕事の人がいて、大同に来る想いも様々で、いつもいろいろなことを感じます。
その中でも私は、参加者の皆さんが地元のこどもたちとともに生き生きと木を植え、童心にかえって遊ぶ姿を見るのが何よりも好きです。農村の子供たちのうれしそうな笑顔。そして参加者の皆さんののびのびとした表情。その日を境に、きっとお互いの国の印象が大きく変わるんだろうなあと不思議な気持ちで眺めていました。
そして村の子どもたちや参加者のみなさんのその生き生きとした表情を写真に撮るのも大好きです。今回もたくさん隠し撮りさせてもらいました。私の父方の実家は、新潟で150年続く写真館です。祖父はプロのカメラマンでした。私は大同で毎回、環境林センターや、各農村の小学校や、雲崗石窟でたくさんの集合写真を撮りました。そんな写真のシャッターを押すのも大好きでした。「イー、アール、サン、チエズ!」とシャッターを押しながら、ふと祖父がやっていた仕事と一緒だなあと感じることがありました。まぼろしの5代目です。そんな写真を集めたこのブログは、私の宝物です。ほとんど私自身は登場していません。大同に来てくださったみなさん、現地のたくさんの方々、そしてブログを見てくださったみなさんのおかげで素晴らしい宝物ができました。みなさん、今回も本当にありがとうございました。
北京空港に向かう途中、天安門を通ると日本国旗が。麻生首相が北京に来ていました。中国国旗がよく見えないのが残念!