GEN事務局会田の大同活動日記

中国黄土高原でのGENの活動や、現地の人々の生活をお伝えします。

南天門自然植物園へ出発 桑干河

2009年04月20日 | 桑干河
昨晩、東北電力総連のみなさんが大同を発って、しばらくツアーは一段落です。でもお客さんが来る合間に、大同各地のプロジェクト地でやらなければならない仕事がたくさん残っています。
今日は朝8時にホテルを出て、大同市最南端の霊丘県にある南天門自然植物園に向かいました。霊丘自然植物園を改め、南天門自然植物園に改名されたそうです!
途中に、桑干河をわたりました。水は比較的あるようですが、でも真っ黒です。これぞまさに100%の汚水です。すべてが工場廃水といった印象です。
今日は朝からこのように曇り空。最高気温の予想は12℃とのことで、昨日より一気に10℃も気温が下がります。今日はたくさん着込んできました。

桑干河

2008年09月07日 | 桑干河
 大同市中心部へ戻る途中、桑干河にかかる橋を通りました。河のはずなのですが、いまや一面のトウモロコシ畑です。大同事務所副所長の魏さんの話では、1995年くらいまでは広い河幅で並々と流れていたそうですが、徐々に減り始め2000年を過ぎるとすっかりなくなってしまったそうです。私は2002年にこの場所に来たことがありますが、そのころもすでに今と同じ景色でした。これほど大面積にとうもろこしが植えられていますから、河の流れが復活するかも、なんて誰一人として考えていないのでしょうね。

桑干河

2008年04月24日 | 桑干河
北京の水源にあたる河、桑干河を通りました。水が多い!ここ数年水の流れがほとんど見られず、大干ばつだった去年の夏にはなんと一滴も水がなかったのですが、今年は雨量が多いせいで今までに見たことのないほどの水が流れていました。こんなに多いのははじめてみました。驚きました。

桑干河

2007年08月14日 | 桑干河
大同市中心部に戻る途中の桑干河。なんと!完全に干上がっていました!!私はこの三年間何度もこの桑干河を見てきましたが、水がまったくないのは初めてみました。大変だ!!厳しい干ばつで桑干河も干上がってしまいました。この河は、北京の水がめである官庁ダムに注ぎ、北京の水源の上流に位置していますが、これでは北京に送る水が一滴もありません。北京は来年のオリンピックを乗り切るために北京周辺地域から水をかき集めるのに必死ですが、大同市北部の畑はどこも干上がり、農村は悲鳴を上げています。

いざ農村へ

2007年07月29日 | 桑干河
自治労ツアーの余韻覚めやらぬ中、今日も朝早くから農村に向けて出発しました。渾源県に向かう途中、北京の水がめである官庁ダムの上流の河、桑干河に立ち寄りました。やはり黒くにごった水がちょろちょろと流れていました。私も3年前からこの河を観察していますが、少しずつ川幅が細くなっているような気が。

桑干河

2007年04月21日 | 桑干河
渾源県に向かう途中、桑干河に寄りました。北京の水がめ「官庁ダム」に注ぐ河です。今年も水量は少ないため、汚染物質が濃縮され、橋の上まで異臭が漂っていました。ほのかに香る、というレベルを超え、鼻がひん曲がりそうな悪臭です。官庁ダムの水質が以前より改善され、工業用水にのみ限定していた用途を飲料水にまで広げるとのうわさがちらほら聞こえていましたが、上流の河の水質がこんな状態では、そんな話はとても信じられません。

桑干河

2007年01月14日 | 桑干河
あっという間に大同最終日です。
本日朝早くに、日本から2名のJICA職員の方が大同に到着されました。大同市は、炭鉱の街という縁で、1981年より福岡県大牟田市と姉妹都市として交流しています。現在、大牟田市との間に、JICA草の技術協力事業「地域提案型」案件として、「大同市環境改善リーダー育成・技術指導計画」プロジェクトを行っています。今回、そのプロジェクトと、我々の行っている委託事業を視察に来られました。

まず北京の水源である桑干河に立ち寄りました。やっぱりカッチコチに凍っています。水量は夏に比べ少し増えたような気が。水質汚染が深刻でしたが、やっぱりなにやら真っ黒な物体?液体?が凍っています。

今日も朝からすごいスモッグ。太陽は出ているのですが、スモッグで空気がくすんでいます。


桑干河自然保護区

2006年08月29日 | 桑干河
市内に戻る途中に、「桑干河自然保護区」に立ち寄りました。ツアーでは橋の上からいつも桑干河を眺めますが、今日はゆっくりと自然保護区を散策します。
桑干河に隣接して自然保護区が設置されており、周囲を鉄条網で囲って植物、鳥などを保護しています。春に立ち寄った際に、40羽ほどのツルの群れを発見して本当に驚きました。今回もいるかいないか半信半疑でしたが、いました!!10羽ほどのツルがいます!あの黄土高原に、そしてあの桑干河にツルがいるなんて信じられないですね。このツルを見るために、桑干河の河川敷を5キロほど歩きました。見れて本当に良かった。努力が報われました!

桑干河自然保護区

2006年04月18日 | 桑干河
朝早く大同市内を発ち、大同市最南端にある「霊丘自然植物園」に向かいます。

途中で「桑干河自然保護区」に立ち寄りました。
といっても地図上にはそう書いてあるのですが、それらしきものは全然見当たりません。
大同スタッフ二人が「何にもないですよ。ただ桑干河の周りにポプラが植えられているだけ」と繰り返すのを、高見事務局長が「郷政府で聞いてみよう」と粘ったところ、ありました!
最初は湿地帯を鉄条網で囲ってあるだけかと思いきや、なんと30数羽の黒鶴がいたのです!とっても大きくてきれいな鶴が。この写真にも写っているのですが、わかるでしょうか。
この黄土高原という地に、これだけ立派な湿地帯があって、それも鶴がいるなんて。
こうして少し水辺があるだけで、こういう地でも鳥が集まってくるのですね。
よほど警戒心が強いらしく、車から降りただけでみな飛び立ってしまいました。
大同事務所スタッフも「すごい!すごい!」と大興奮でした。

ツアー初日①桑干河

2006年03月26日 | 桑干河
今日は「2006緑の地球ネットワーク春のワーキングツアー」ご一行が大同に到着します。
駅へ迎えに行くために6時に起床。
今日の朝は少し冷え込んでいるなと思いながらカーテンを開けるとなんと一面の銀世界。
夜中に雪が降り出したようで、朝方もまだ少し降っていました。
少し気温が下がる予報でしたが、雪とは言っていなかったのでとても驚きました。
日本からツアーが来ると天気が崩れるというジンクスは今回も健在です。
列車は予定時刻に大同駅へ到着。
市内で朝食の後、「桑干河」、「三嶺村」を経由して渾源県呉城郷呉城村へ向かいました。
「桑干河」は北京の重要な水源で、北京の主要なダムである「官庁ダム」に注いでいます。
水質低下のため、98年以降は飲用水には使われていないとのこと。
今回も橋の上まで肥料のような悪臭が漂い、水、そして川底も真っ黒でした。
生活汚排水、家畜の糞尿、工場排水などが流れ込んでいます。
水量も少ないため、汚水がどんどん濃縮されているようです。
写真でもわかるように川岸にまだ溶けずに残っている氷も真っ黒です。