先週、住居探しのために上海へ行ってきました。
まず上海到着前に何より驚いたのが、中国の新型インフルエンザ水際作戦の厳重さです!中国に足を踏み入れる前に三回も体温測定をされました。機内へ乗り込む前にまず客室乗務員から一回、機内の飛行中にも客室乗務員から一回。これで終わりかなと思いきや、上海の空港に到着後、やっぱり全身防護スーツで目しか出ていない姿の検疫官が機内に複数乗り込んできて、無言で一人一人おでこに機械を当ててチェックされました。「ヒー!コワイ!」。かなりの迫力、そして緊迫した空気でした~。中国では、一か月ほど前のあの日本で急激に感染が広まって、みんながマスクしているようすなどが繰り返し報道されたらしく、日本からの便はかなり警戒されているんだなあという印象を受けました。
実は私の二日前に上海へ向かった夫が、一晩隔離されるというハプニングがありました!近くの列に座っていた人が発熱していたらしく、何度も何度も機内で繰り返しその人に検査を行ったため、乗客すべてが2時間半も機内に閉じ込められたうえ、なんと結局5列目から25列目の人全員が空港に入ることなく、ほとんど説明もないままバスに乗せられ、連れていかれたそうです・・。着いたところはどうやら郊外の廃業したホテルのようで、入口には写真のような垂れ幕が・・。このスローガン、中国政府の悪い冗談かな。。ここでばかりは歓迎されたくないですね。
いったいいつまで勾留されるかもわからず、7日だ、いや10日だという噂ばかりが飛び交い、みな不安な一夜を過ごしたようですが、幸運なことに翌朝になって熱がなかった人は、花束をもらって解放されたそうです。花束はどうやら「中国国家のために貢献してくれてありがとう」というしるしだそうで・・。ほんと面白いですねえ、中国は。
そして無事上海入国。上海ではやはりそのエネルギーに圧倒されました!!世界的不況もどこ吹く風という感じで、どの百貨店もスーパーも購買熱と活気にあふれ、夜遅くまで繁華街は大音響の音楽が鳴り響き、大勢の人で賑わっていました。食事もお茶をするのも日本よりもちょっと安いくらいの値段で、その物価高にも本当に驚きました。
映画は80元もしました!!大同では25元ですよ。昔、北京でも1元で見られたのになあ、なんてノスタルジックな気持ちになりましたが(いったいいつの時代の話でしょう・・)。上海っ子がこぞって買っていたキャラメルポップコーンを私も試しに・・と思って買ってみたら、なんと15元!映画代と合わせて95元っていったら、日本の1500円の映画代とほぼ変わりません。ああ、私はなんてぜいたくをしてしまったんだあ・・と、中国でのなれない行動に動悸がしましたが、映画館もカップルや家族連れなどで大賑わい。いやあ本当にたまげましたーー。そんな上海の高級なキャラメルポップコーンは、大同のちょっとおかしな色のものと違って、15元出しただけあってやっぱりちゃんとした味がしました。
ちなみに見た映画ですが、時間がなかったのでチケット売り場で「今すぐ見れるものは?」と聞いたら、「漫画かハリウッドものしかない」と言われたので、「じゃあハリウッドもの」と答えると、タイトルは「終結者」。はて?終結者とはなんぞや??と思いながらもわくわくしながら入ると、始まったのは「ターミネーター4」でしたーー。ターミネーターという映画をこれまでに一度も見たことがない私は、話の脈略がさっぱりわからず、繰り返される暴力的なシーンと大音響にただただおびえ続けたのでした。
シーーンとしながらお行儀よく見る日本の映画館と違って、中国の映画館は鑑賞しながらみんな自由に感想を述べあったり、きままにトイレに立ったりと、とっても自由な空間で、「すっごく中国らしいなあ、いい部分の中国らしさだなあ」と、映画よりも観客観察が楽しかった。
これからの上海生活、驚くことがまだまだたくさんありそうです。
GEN事務局での勤務も残すところ今週一週間となりました。事務局の新たなスタッフも決まりました。河本さんという元気いっぱいの女性です。彼女は今月まで上海にいたので、ちょうど私と入れ替わりになりました。不思議な上海つながりのご縁ですね。ブログも残すところあと一回です。
まず上海到着前に何より驚いたのが、中国の新型インフルエンザ水際作戦の厳重さです!中国に足を踏み入れる前に三回も体温測定をされました。機内へ乗り込む前にまず客室乗務員から一回、機内の飛行中にも客室乗務員から一回。これで終わりかなと思いきや、上海の空港に到着後、やっぱり全身防護スーツで目しか出ていない姿の検疫官が機内に複数乗り込んできて、無言で一人一人おでこに機械を当ててチェックされました。「ヒー!コワイ!」。かなりの迫力、そして緊迫した空気でした~。中国では、一か月ほど前のあの日本で急激に感染が広まって、みんながマスクしているようすなどが繰り返し報道されたらしく、日本からの便はかなり警戒されているんだなあという印象を受けました。
実は私の二日前に上海へ向かった夫が、一晩隔離されるというハプニングがありました!近くの列に座っていた人が発熱していたらしく、何度も何度も機内で繰り返しその人に検査を行ったため、乗客すべてが2時間半も機内に閉じ込められたうえ、なんと結局5列目から25列目の人全員が空港に入ることなく、ほとんど説明もないままバスに乗せられ、連れていかれたそうです・・。着いたところはどうやら郊外の廃業したホテルのようで、入口には写真のような垂れ幕が・・。このスローガン、中国政府の悪い冗談かな。。ここでばかりは歓迎されたくないですね。
いったいいつまで勾留されるかもわからず、7日だ、いや10日だという噂ばかりが飛び交い、みな不安な一夜を過ごしたようですが、幸運なことに翌朝になって熱がなかった人は、花束をもらって解放されたそうです。花束はどうやら「中国国家のために貢献してくれてありがとう」というしるしだそうで・・。ほんと面白いですねえ、中国は。
そして無事上海入国。上海ではやはりそのエネルギーに圧倒されました!!世界的不況もどこ吹く風という感じで、どの百貨店もスーパーも購買熱と活気にあふれ、夜遅くまで繁華街は大音響の音楽が鳴り響き、大勢の人で賑わっていました。食事もお茶をするのも日本よりもちょっと安いくらいの値段で、その物価高にも本当に驚きました。
映画は80元もしました!!大同では25元ですよ。昔、北京でも1元で見られたのになあ、なんてノスタルジックな気持ちになりましたが(いったいいつの時代の話でしょう・・)。上海っ子がこぞって買っていたキャラメルポップコーンを私も試しに・・と思って買ってみたら、なんと15元!映画代と合わせて95元っていったら、日本の1500円の映画代とほぼ変わりません。ああ、私はなんてぜいたくをしてしまったんだあ・・と、中国でのなれない行動に動悸がしましたが、映画館もカップルや家族連れなどで大賑わい。いやあ本当にたまげましたーー。そんな上海の高級なキャラメルポップコーンは、大同のちょっとおかしな色のものと違って、15元出しただけあってやっぱりちゃんとした味がしました。
ちなみに見た映画ですが、時間がなかったのでチケット売り場で「今すぐ見れるものは?」と聞いたら、「漫画かハリウッドものしかない」と言われたので、「じゃあハリウッドもの」と答えると、タイトルは「終結者」。はて?終結者とはなんぞや??と思いながらもわくわくしながら入ると、始まったのは「ターミネーター4」でしたーー。ターミネーターという映画をこれまでに一度も見たことがない私は、話の脈略がさっぱりわからず、繰り返される暴力的なシーンと大音響にただただおびえ続けたのでした。
シーーンとしながらお行儀よく見る日本の映画館と違って、中国の映画館は鑑賞しながらみんな自由に感想を述べあったり、きままにトイレに立ったりと、とっても自由な空間で、「すっごく中国らしいなあ、いい部分の中国らしさだなあ」と、映画よりも観客観察が楽しかった。
これからの上海生活、驚くことがまだまだたくさんありそうです。
GEN事務局での勤務も残すところ今週一週間となりました。事務局の新たなスタッフも決まりました。河本さんという元気いっぱいの女性です。彼女は今月まで上海にいたので、ちょうど私と入れ替わりになりました。不思議な上海つながりのご縁ですね。ブログも残すところあと一回です。