東証1部上場のマンション分譲大手「日本綜合地所」(本社・東京都)が、来春に採用予定だった大学生53人全員の内定を取り消していたことが28日、分かった。
内定を取り消された男子学生(23)が記者会見して明らかにした。厚生労働省によると、1997年に自主廃業した山一証券が490人の内定を取り消したケースなどを除けば、1度にこれだけの人数の内定を取り消すのは極めて異例という。
男子学生によると、11月17日に電話で「経営状況が悪くなり、受け入れられなくなった」と内定取り消しを告げられた。男子学生は、「ほかに6社から内定をもらったのに、すべて断って日本綜合地所を選んだ。裏切られた感じだ」と話している。男子学生は、再び就職活動を始める一方で、個人加入できる労働組合に入り、同社に金銭補償などを求めていくという。(読売新聞)
東証一部上場の「優良企業」様が何を血迷ったか 「業績悪化」なんていう理由での内定取り消しを許したら、この国の倫理観欠如した企業トップ達は全部「右にならえ!」ですぜ まったくもって、ひどいことを!
大嫌いな舛添要一厚労相が、28日の会見で「労働者の雇用維持などに対応する緊急雇用対策本部を設ける。内定取り消しは違法なので、企業、大学などに周知徹底する。学生諸君は泣き寝入りするな」と述べたそうですが、この一点については、大臣と同意見です。ただし、厚労省がこの問題にどれだけ真剣に取り組むつもりか注視しなくてはいけないなと、疑ってもいますが
「日本綜合地所」の本社って、高輪の泉岳寺のそばにあるんですな。泉岳寺といえば、「赤穂浪士の墓」…時は12月… 誰でも連想することですが、これは、討ち入りしかない!