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グッドウィル燃ゆ

2007年06月12日 | 雑記(日々の生活より)
 「コムスン」問題で叩かれているグッドウィルが、別口で叩かれましたね
 今日放送のNHK「クローズアップ現代」は、いわゆるワーキングプアの行き着く先とも言うべき「インターネットカフェに寝泊りする、若いホームレス」達の実態を問題にしていました。この問題はバブル後の就職氷河期に打つべき手立てをきちんと打たず、安易に派遣や外部委託といった形での雇用間口を広げていった先に当然見えていた結論であり、国の無策振りがまず批判されてしかるべきだと思います。
 この国策に乗り、美味しい分野「介護」と「派遣」に食指を伸ばし、急成長を遂げたのが『グッドウィル』グループだったわけですね。番組中では、そこかしこに「グッドウィル」の名がそれとなく分かるような映像で、ワーキングプアな若者達から搾取し、社会不安の種をまき続ける企業といったイメージを増幅しようとしていたようです。(少なくとも、私はそう感じました。)
 これは何を意味するか? プロパガンダと見ていいのでしょうかね。「悪いのはグッドウィルである!」と思わせ、その背後にある国や財界の責任から目を逸らさせる・・・・そう考えると、折口会長以下「グッドウィル」はトカゲの尻尾切りにあったようなものですな 因果応報、盛者必衰、無常を感じずにいられません。