せせらぎせらせら

日々思うこと

描く

2009-09-25 | ぎらぎら
自分でも気付かないさりげなさで写し取る
欲も衒いも狙いさえも入り込む余地を与えず
ありのままをかすめ取る技
生み出すのではなく
生まれてくるもの

ちびへび

2009-09-25 | せらせら
今日のような天気の好い日に工藤直子さんの「ちびへび」を読むと、えも言われない寂しさに見舞われる。
そして、その寂寥をうすら心地良く感じることが僕にとって良いことなのか悪いことなのか、もう分かるはずもない。



『ちびへび』
暖ったかいのだもの
散歩は したいよ
ちびへびは
おうちに鍵をかけて
ぷらぷらでかけた

こんちわというと
小鳥は ピャッと飛びあがり
いたちはナンデェとすごんだ
あら おびに短したすきに長しねと
仲間は忍び笑いをした

ちびへびは急いで家にもどり
おうちの中から鍵をかけ
燃え残りの蚊取り線香のように
まるくなって ねむった
でも・・・・・・
暖ったかいのだもの
散歩は したいよ

ちびへびは
もういちど でかけた
誰もいないところまで
―こんちわ いわずに
 ぷらぷら しないで


180°を超えて

2009-09-25 | せらせら
叔父から「平坦な曲面」の話を聞く。

生粋の理系脳の感覚にはどうも不可解なものを感じる。

これまで球体、円柱、円錐の性質の違いなど気にも留めたことがなかった。

が、興味深い。

滑らかでないことを“異様”と形容する感覚も興味深い。

2009-09-25 | せらせら
ナニハナクトモモノガナシイアキ

その分 風が心地好い

そしたら蜥蜴の日向ぼっこ

そしたら蝶の翅休め

そしたら風が花を揺り

蝶はどこかへ飛んで行った

ナニハナクトモアキハモノガナシイ

その分 日々は愛おしい