せせらぎせらせら

日々思うこと

哲人のススメ

2008-07-04 | ぎらぎら
■ステップ1
虚ろな目で、目に映るモノ(何でも良い)を見て「これは○○だ・・・。」と呟く。(慣れてくれば無声でもOK。)
ex.「これはペンだ・・・。」「あれは山だ・・・。」


■ステップ2
次に先ほどの○○を角度を変えて眺めながら、おもむろに「これは何故○○なのだ・・・。」と呟いてみる。(やはり目は虚ろな方が良い。)


■ステップ3
ステップ2までだけでも十分に哲人と言えるが、次はさらに哲学してみよう。
虚ろだった目をカッと見開き強い口調でこう言う。「○○とは一体何なのだ!」と。(静かな情熱を燃やせる人は強く呟くとさらに良い。)


■ステップ4
いよいよ最終段階。
ステップ3から適当な時間(数分~数十年)をおいて最後の決めゼリフ。
晴れやかに澄んだ目で「これは○○だ。」と言う。
声の大きさの指定は特にないが、確信めいたものを秘めておきたい。
さらに「それ以上でもそれ以下でもない。」というニュアンスを言外に含ませられれば立派に上級者と言えよう。


■ステップ5(おまけ)
あとはただ閉口し、穏やかに過ぎ行く時に興じる。
















さあ、これで貴方も今日からエセ哲人だ!!

弱点

2008-07-04 | ぎらぎら
日がないろいろと思索している僕だが、実は弱点と自認する難解なジャンルがある。

それは倫理と呼ばれる善悪の哲学だ。

政治や経済の話はどうも好きになれないので意図的に避けているが、倫理ということには挑めども多少なりとも確かなものが得られない。

正直な話、戦争や虐殺、最近ではアキハバラの一件を痛切に惨事とは思えど、その加害者をあまつさえ“悪”だとは思っていない。

来年5月に裁判員制度が実施され、もし裁判員に選ばれてしまっても適正な判断を下す自信はまるでない。

人が人を裁くという虚偽の中で、何をもって適正とするかという判断基準そのものが僕には欠けている。


避けられない状況を作って、倫理や道徳といった現代人に不足している必須ファクターに真っ向から立ち向かわせることもこの制度の狙いだとすれば発案者はなかなかの策士だ。

しかし、この制度の導入によって法律のインフレキシブルな一面が民衆の目に付きやすくなれば何か大きなものが崩れる危険性もありそうだが・・・。

metaphorized

2008-07-04 | ぎらぎら
あくまで“理想として”の話だけど、僕にとって読書とは「答え合わせ」だ。
(年間読書量が数冊にしちゃ随分偉そうな発言だ。笑)

平素からいろんなものを事前にアブダクション(仮説形成)していれば、本に限らずあまねく全ての物が持つメタファライズド(隠喩化された)なメッセージを答え合わせとして読み解ける。

まぁ、それができれば仏教的には観音様だが・・・。

知恵の輪好きな僕としては、そうやってあらゆるものがメタファー観によって知恵の輪化できればそれだけで飽くことなく生きられる。


先ほど“ゲンちゃん”こと、体育会系哲人ゴンちゃんに「話の真意を読み取るのに疲れる。」と指摘されたので反省して語訳をつけてみました。