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千葉の見所(その4)

2012年10月27日 21時53分20秒 | 一般

バイクで走るには丁度よい気候だったので、伊能忠敬記念館を訪ねてみた。

伊能忠敬(1745~1818年)は千葉県を代表する偉人で、日本最初の実測日本地図をつくりあげたことで有名だ。ここまでは誰でも知っていると思うが、さすがは記念館。他にも忠敬トリビアが満載だ。いくつかあげてみると、

  • 生まれたのは上総国山辺郡小関村(現在の九十九里町)だが、17歳で佐原の伊能家に婿養子に入り、49歳まで酒造業等を営んでいた。その間、伊能家の資産を約3倍に増やすなど、かなり商才もあった
  • 玉子が大好物
  • 孫には甘いお爺ちゃん
  • 自分に厳しいが他人にも厳しい
  • 測量中に地方役人とトラブルになって幕府に苦情が入り、上司が仲裁に入ってくれたことがある

興味がわいたら一度訪ねてみるのも良いかと。入場料は500円で、地図に魅入られたりしなければ30分程度で一巡できると思う。

 

記念館もさることながら、佐原は重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、情緒ある町並みが残されている。

なんかここだけ時間がゆったりと流れている感じ。30分に一度、水が滝のように流れるジャージャー橋なんてものもある。

「当時を再現して」と説明があった気がするが、なんの意味があるのかサッパリだ

 

地図を片手に古い町並みを散策していると、こんなものを発見した。帰宅してから調べてみると道路元標というモノで、100年近い年月を経ているらしい。

正確に言うと自分で発見したのではなくて、道路元標のすぐ隣にある金物屋のご主人が「あんた、何処から来たんだい?」と俺を捕まえ、おもむろに佐原の街の魅力や道路元標について語りだし、「バイクなら時間の制限はないんだろ?せっかくだからコイツを見て行きな」と店内に呼び込まれ、何か買わされるのかと思いきや、店主自慢の品々の説明を15分ほど堪能させていただくという、ちょっと予想外の展開だった

なんでもご主人は17代目の店主で江戸時代(安政年間)から続く老舗だそうな。江戸時代に金物屋だったかどうかは知らないけど。あんまり嬉しそうに話をするので最後まで聞いていると、「あんた、こんな話を聞けるなんてツイてるなとご満悦だった。別れ際「またおいで」と言われたが、どう考えても自宅から50km離れた金物屋さんには一生用事がなさそうだ

 

さて、記念館のすぐ近くには桶松食堂というカツ丼の評判が良いお店がある。並盛りでもかなりボリュームがあるとか。低炭水化物ダイエットを始めて以来、ご飯をたらふく食べるということがほとんどなくなったが、たまには良かろう。

メニューの写真を見る限り確かに量は多そうだが、実物はどうか。

ご覧の通り、ほぼ写真どおりと言っても差し支えない。味噌汁がインスタント風味だったのは残念だが、カツは卵とじになっているのに不思議と衣にサクサク感が残っていてなかなか美味しい。かなり丼の上の方までご飯が敷き詰められているので、カツとの量のバランスがイマイチな気がするが、タレが美味しいのでご飯が進む。

3時半という中途半端な時間で、他にお客さんがいなかったせいもあるかも知れないが、接客が丁寧で気持ちよい。食後、周囲を散策する間バイクを店頭に止めさせてくれるようお願いしたところ、店の敷地内に駐車許可をくれただけでなく、荷物まで預かってくれた。これなら次回は上カツ丼を食べに来るのもアリかな



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