あけましておめでとうございます。新年早々あまり愉快でないものを見てしまったので、久しぶりに更新してみる。
gooランキングでたまたまみた「交通渋滞あるあるランキング」だけど
1位:トイレに入るのにも大行列
2位:どのルートを選んでも結局渋滞
3位:渋滞が始まるとなぜか尿意をもよおす
ここらへんはよくわかるが、
7位:すり抜けていくバイクに殺意を覚える
これは「すり抜けが危ないなぁ」ではなくてさっさと先に行くバイクを僻んでるだけだよね。
バイクに乗る場合は、風雨にさらされることや暑さ寒さを我慢してでも「渋滞回避のメリット」を感じている人多いと思う。当然、真夏の暑さの中でクーラーのきいた自動車に乗ってる人に「殺意を覚える」なんてありえない。渋滞がイヤならバイクに乗れとは言わないが、移動手段は自動車だけではない。
自分も車で渋滞にハマっている時に「バイクだったらラクなのに」と思うことはもちろんあるし、このランキングの7位が「すり抜けるバイクがうらやましい」なら全然気にしない。が、殺意を覚えるってのは人としてどうなのか、そんな心の狭い了見が7位ってのもどうなのかねぇ。
でも、バイクは車ほど快適な乗り物ではない。
冬の寒さなんて半端ないよね!!
30年バイクに乗っている私は完全にマゾだね・・・・・
そんな俺も乗り始めてから10年たったわ。乗ってて楽しいしね。
たとえば、高速道路では2~3車線がほとんどですよね
車両通行帯があるとこで追い越すときには、基本的に一つ右の車線に移らないとダメなのに同一車線で追い越してる...とかとか。
細かいんであんまり記憶してないけど。
(関係ないけど、一般道で渋滞時にトロトロ走ってる車の左を追い抜きしてくバイクは、バイク乗り全体が悪く見られるので大っ嫌いです。
停止車両は左右どちらから抜かしてもよいけど、走行してるなら右からでないとダメ!)
自分の文章力のなさを痛感しますが、何が言いたいかというと「殺意を覚える」という表現の怖さなんですよね。
「殺意を覚える」って言い換えると「殺してやりたいと思う」ってことじゃないですか。日本で普通に生活してたら誰かを殺してやりたいなんて思わないと思うんですよ。
例えば自分の家族を殺された人が犯人に対して「殺してやりたい」って言うならまだ理解できます。犯人さえいなければ幸せな家庭生活が続いた可能性が高いんですから。
でも、自分が車で渋滞にハマっている時、バイクがすり抜けて行かなければ、その区間の渋滞の解消が早まるという明確な根拠がありましょうか。
もちろん、すり抜けバイクが起こしたであろう事故も何度も見ているし、その結果渋滞が起きることだってあると思います。(車同士の事故が渋滞の原因になっていることの方が圧倒的に多いと思いますが)
で、それらを総合的に考えてみて、なお「バイクですり抜けるヤツは殺してやりたい」って意見が7位に入るって怖いと思いませんか? 私は怖いです。他人を殺してやりたいという意見が結構な支持を集めたという事実が怖いです。
おそらくgooランキングの集計をされた方が、集まった意見の中で一番人目を引きやすい表現を「総合的な意見」としてまとめた結果なのでしょうが、そんな誘導なしに本当に「殺意を覚える」なんて意見が集まったのであれば、そりゃ世界平和なんてムリだよな~って思いますね。