富田元治のブログ

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義援金・配分委員会

2016年07月06日 | 熊本大地震

『ganさん、地震被害の支援金が支給されたでしょう~?

一部損壊でも3万円~30万円が支給されるそうですね!!』

 

思わず、『お前はアホカ~!』 と言いました。

『一部損壊の被災者は、この国では見捨てられているのだ。』 と。

 

地震被害の認定は4段階です。

全壊、大規模半壊、半壊、一部損壊 の4段階です。

全壊、大規模半壊には、公金(税金)の支援金が支給されます。

義援金(寄付金)は、全壊、大規模半壊、半壊、に支給されます。

 また、

半壊以上の建物は、解体も公金(税金)でしてくれます。

半壊以上には、修理費用も低利で融資してくれます。

ところが、一部損壊は、まったく何もありません。

支援金も融資金も義援金(寄付金)も、解体費用もまったく、何の支援もありません。

 

一部損壊の判定でも、居住者は住むのが怖いのです。

余震が怖いのです。

住み続けるためには、莫大な修理費用がかかります。

小金を貯めている知人は、自費で解体をし、自費で建替えます。

なのに、1円の義援金支給もありません。

 

『一部損壊にも修理費用の低利融資があるよ!!』

の話を聞き、市役所に電話しました。

 

熊本市の融資ではなく、社会福祉協議会の融資でした。

低所得者を対象にした融資でした。

市民税の非課税世帯が対象の融資です。

市民税を納めている世帯は対象外です。

 

結論

一部損壊の被災者には、まったく何もありません。

今日の新聞にも、義援金(寄付金)をされた企業、団体、個人の話が載っています。

しかし、一部損壊の被災者には、義援金はよその国の話です。

善意の義援金(寄付金)も、一部損壊被災者を見捨てているのです。

義援金配分委員会に鉄槌を!!

被災者になって、分かったことが沢山あります。

この国は、やさしい様で、実は冷たい国だと言うことです。

有無を言わさず【税金】を吸い上げ、

吸い上げた【税金】を為政者が好き勝手に使う。

【税金】だけじゃなく、【義援金・寄付金】も為政者の好き勝手でした。

 

マスコミは、被災者の実態を知らしめようとしません。

避難所での生活の実態を知らしめようとしないのです。

避難者を避難所から追い出し、避難者が減ったとマスコミ報道します。

ホームレスを公園から追い出し、ホームレスが減ったと言う行政と同じです。

実に冷たい国です。

 

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