フィリピンを拠点とする広域強盗団による大規模特殊詐欺事件。
主犯格が「ルフィ」と名乗っていたことから
「ルフィ強盗団」などと報じられたが、
主犯格4人と並んで注目を集めたのが1人の女性だ。
主犯格4人と並んで注目を集めたのが1人の女性だ。
特殊詐欺グループ内で現地から電話をかける「かけ子」
の役割を担っていた熊井ひとみ(26)だ。
熊井ひとみは東京三鷹市出身で2浪を経て、名門美大に進学。
祖父は県議で、近隣住民からも「名家のお嬢様」として評判だった。
熊井ひとみは、大学入学後に出場したミスコンで人生の歯車が狂ったという。
その経歴を武器に配信者としてネットで投げ銭を募って稼いでいた。
(投げ銭とは、インターネットで配信している人にお金を送ること)
そこから身につける物がハイブランド品ばかりになった。
入学直後はどちらかというとスポーツ少女といった感じだったが、
グッチのワンピースにルイ・ヴィトンのバッグを持って
大学に来るようになった。
『ネット配信で儲かっている』と言っていましたが、
それだけではお金が回らず、ラウンジで働くなどしていたようです。
『ネット配信で儲かっている』と言っていましたが、
それだけではお金が回らず、ラウンジで働くなどしていたようです。
その後、大学にはほとんど出席しなくなり、
3年生で単位が足りず退学しました。(大学時代の知人)。
その後の捜査、公判でわかったのが、
熊井ひとみは金銭苦から短時間で高収入が得られる
その後の捜査、公判でわかったのが、
熊井ひとみは金銭苦から短時間で高収入が得られる
「闇バイト」に安易に手を伸ばし、
ルフィ一味に加わらざるを得なくなったということだ。
熊井ひとみはミスコンを通じて知り合った人物から、
『フィリピンで父親の事業を手伝ってほしい』と
ルフィ一味に加わらざるを得なくなったということだ。
熊井ひとみはミスコンを通じて知り合った人物から、
『フィリピンで父親の事業を手伝ってほしい』と
短期アルバイトに誘われ渡航しましたが、
これがルフィ強盗団の『かけ子』だった。
これがルフィ強盗団の『かけ子』だった。
「ルフィ強盗団」の主犯格は熊井ひとみの身分証を奪い、
両親などへの脅迫をちらつかせたり、
脱走者に耳を切り落とす暴行をくわえている動画を
脱走者に耳を切り落とす暴行をくわえている動画を
見せつけるなどして特殊詐欺に加担させていた。
熊井ひとみ被告は一緒に逮捕、強制送還された藤田海里被告(24)とは
内縁関係にあり、今年5月の逮捕時に妊娠していた。
そのため、逮捕後は釈放されて在宅のまま起訴され裁判が進められていた。
そのため、逮捕後は釈放されて在宅のまま起訴され裁判が進められていた。
「自宅に戻ってからは一度も姿を見ていなかったのですが、
今年の11月くらいから赤ちゃんの泣き声も聞こえるようになり、
それから熊井ひとみも外に出るようになった。
高齢者施設のボランティアに週数回参加している。
熊井ひとみ被告の公判は進んでおり2件の窃盗罪、
高齢者施設のボランティアに週数回参加している。
熊井ひとみ被告の公判は進んでおり2件の窃盗罪、
約414万円を騙し取った容疑でそれぞれ懲役2年が下されている。
「熊井ひとみ被告の姉が400万円近くを立て替えて、
「熊井ひとみ被告の姉が400万円近くを立て替えて、
被害者2人と弁済、示談を試みていますが、
被害者の1人はそれに応じていません。
弁護側は執行猶予を求めていましたが、
被害者の1人はそれに応じていません。
弁護側は執行猶予を求めていましたが、
地裁もルフィらに強制されていたことは考慮したものの、
「かけ子」としての責任は重いと判断した。
「かけ子」としての責任は重いと判断した。
今後は収監され、
産まれたばかりの子供と離ればなれになってしまう可能性もある。
==週刊ポスト==
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