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赤旗日曜版にJCJ大賞「安倍首相桜疑惑連続スクープ」権力監視しつこく追及/少数派

2020年11月03日 | メディア・SNS
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赤旗日曜版にJCJ大賞「安倍首相桜疑惑連続スクープ」権力監視しつこく追及

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■安倍政権の本性を明るみにしたスクープは国政・メディアに大きなインパクト
日本ジャーナリスト会議(JCJ)は、2020年の優れたジャーナリズム活動を表彰する第63回JCJ賞の大賞に、しんぶん赤旗・日曜版の「安倍晋三首相の『桜を見る会』私物化スクープと一連の報道」を選定しました。「赤旗」が大賞を受賞したのは、今回が初めてです。大賞の理由として「この記事を契機に(日本共産党の)田村智子参院議員が国会で追及し、『桜』疑惑が一気に国政の重大課題に浮上。地道な調査報道を重ね、安倍政権の本性を明るみにしたスクープは国政、メディアに大きなインパクトを与えた」と評価しました。投稿者が赤旗を読んでいるのは、昨今の大手紙は政府に忖度し、なかなか実態が記事にされないもどかしさがあるためです。しかし赤旗を読めば、政権・自民党の悪政が手に取るように分かります。

日曜版2019年10月13日号を皮切りに、各界の功労者などを税金で招待する首相主催の「桜を見る会」で、安倍首相の地元山口県から数百人の後援会員を大量招待していた事実をスクープ。参加者の証言をもとに、安倍事務所が取り仕切り、高級ホテルで開いた前夜祭に山口県の参加者を招待し、税金でもてなした疑惑を告発しました。なお大賞の他にJCJ賞受賞作は、三上智恵「沖縄スパイ戦史」、吉田千亜『孤塁 双葉郡消防士たちの3・11』、赤木雅子・相澤冬樹「森友問題で自殺した財務省職員の遺書の公開」、北海道放送「ヤジと民主主義~小さな自由が排除された先に~」の4点です。赤旗のJCJ賞受賞は、14年に「『ブラック企業』を社会問題化させた一連の追及キャンペーン報道」(日曜版)、18年に「米の核削減、日本が反対 核弾頭の最新鋭化も促す」(日刊紙)です。

▽安倍首相の「行政の私物化」その一端を暴いた日曜版の報道に大きな意義
  神戸学院大学教授・政治資金オンブズマン共同代表 上脇博之さんのコメント

おめでとうございます。「赤旗」日曜版の「桜を見る会」連続スクープは、強大な権力の不正を追及するというジャーナリズムの精神に基づく報道でした。安倍晋三首相の地元の政界関係者の証言や安倍事務所が後援会員に配った案内状など、客観的証拠に基づいて切り込んだことが評価されたのだろうと思います。桜を見る会は、安倍政権になってから参加者数が増え続け、予算も3倍に膨張していました。高級ホテルで飲食を提供した前夜祭とセットにして参加者を募集することは、首相の権限がなければできなかったことです。安倍首相による「行政の私物化」を象徴するもので、その一端を暴いた日曜版の報道には大きな意義があったと思います。

格安で飲食を提供したという前夜祭での政治資金規正法・公職選挙法違反疑惑については、全国の弁護士や法学者ら計941人が安倍首相を刑事告発しました。私も告発人の一人です。国会議員としての資格が問われる違法行為疑惑です。安倍首相は「桜を見る会」と前夜祭の疑惑について何ら責任をとっていません。国会は真相解明と追及を続けるべきです。政府の責任は次の政権にも引き継がれます。メディアには「誰のために報道するのか」という基本姿勢が問われます。「赤旗」には、今後も国民のために政権中枢の不正に切り込む報道を続けてほしいです。

Ntopkeiji

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