食品のカラクリと暮らしの裏側

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ハワイのアロハシャツが独特なデザインなのは日本の着物がルーツ/資源を大切に2

2019年04月18日 | 食料廃棄・地球資源
Reducetp 地球のために資源を大切にしようシリーズ2
ハワイのアロハシャツが独特なデザインなのは日本の着物がルーツ
おさがりは昔から行われてきた日本人の伝統的なリユース

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■日本の着物は子から孫へ何代にも渡って着続けるリユース・リサイクル 
日本の着物は、究極の「リユース・リサイクル」と言えます。糸をほどけば元の反物(たんもの)に戻り、仕立て直して親から子へ、子から孫へ~何世代にも渡って着続けることをしてきました。江戸時代や明治の頃は、生地は高く“晴れの着物”の役割を終えても、まだまだ流用されます。寝間着やもんぺ、そして最後は赤ちゃんのおむつやボロボロになった手ぬぐいになって、やっと役目を終えます。昔はこのように、親子何代に渡って着続け、そして使い続けていたのです。

ハワイのアロハシャツも、100年近くも前にハワイに渡った日本人移住者が持って行った着物をアレンジしたことが、アロハシャツのルーツだそうです。現地の気候や当時の生活は厳しく、やむなく“晴れの着物”も、サトウキビなどの農作物の作業用に使わざるを得なかったことが始まりです。私も最近になって、独特なデザインのアロハシャツの由来を知りました。現代の服は簡単に“ポイ捨て”され、使用1回限りの資源の無駄使いです。もったいなさ(もったいないという気持ち)とアイディア次第で、「物」は数々の役目や用途が生まれ、「省資源」になるのです。

■物だけでなく心も受け継ぐおさがりの伝統を残したい
「おさがり」とは、言うまでもなく目上の人から譲り受けた物・あるいはその人が着た衣服などをもらうことです。一般的な例は、兄から弟、姉から妹の衣服です。最近は、少子化(一人っ子)やそもそも「もったいない」の考えがなくなり、さらに弟や妹ばかりがお古を着せられることを嫌がり、「おさがり」は“死語”になってきたようです。

これは「ケチ」とは違い、まだ十分に使えるものを活かす~昔から自然に行われてきた「日本人のリユース」です。この美風が、今や忘れ去られようとしていることは残念です。まだまだ十分に着られるものを、あっさり捨ててしまうことに“もったいなさ”を感じます。

投稿者としては、「おさがり」は単なる物の移動だけではないと考えます。例えば兄が大事に来た衣服も身長が大きくなって着られなくなれば、弟が着ることによって兄弟愛や絆も生まれると考えます。小さな子供の頃は嫌がっても、後々、大人なって記念写真(家族写真)を見れば感じるものがあると思います。親御さんとしても、兄弟が続けて着てば、子供への愛情も増すことでしょう。私は「おさがり」の価値を、物だけではないと考えます。

Odayakatoptp

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