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PCR検査の遅れは専門家会議の感染研出身者が診療基準まで仕切る越権(サンモニ)/少数派

2020年03月17日 | 新型コロナウイルス
Ns170minoritytp 少数派シリーズ 特設|新型コロナウイルス VOL.101547230b30
PCR検査の遅れは専門家会議の感染研出身者が診療基準まで仕切る越権(サンモニ)

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■韓国や世界各国はすぐPCR検査ができるのになぜ日本は遅いのか?
韓国や世界各国はすぐPCR検査が調べられるのに、なぜ日本はできないのか? 前号の「週刊朝日」に続き、3.1(日) TBSの関口宏 「サンデーモーニング」に出演した、上(かみ)昌広氏、医療ガバナンス研究所理事長、元・東京大学医科学研究所・特任教授の指摘をピックアップしました。週刊朝日の記事より、具体的な内容に踏み込んでいます。PCR検査ができない、あるいは遅れの原因を上医師が次のように述べています。本来、臨床医が診療や治療を決めるべきものが、基準や方法を専門家会議メンバーの国立感染症研究所(感染研)出身者が、主導・取り仕切る越権行為があったからです。前号のように、「感染研の研究」が主体になっていると指摘しています。そこにはウイルス感染者の救助より、戦前の旧・日本陸軍の“伝染病研究“(非開示主義)の流れが、脈々と続いているからです。もし日本が「パンデミック」になれば、これらを黙認した厚労省や安倍首相の責任は、極めて重大です。

TBS 関口宏 「サンデーモーニング」 2020年3月1日放送分から抜粋した記事をご紹介します。
ぜひお読み下さい。 *タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。

 ↓ ↓ ▽「サンデーモーニング」 上医師の指摘

■政府の専門家会議は研究所の人を中心に治療・診断を決める異様さ
『不思議だ。PCR検査は、比較的難しくない。30年以上前に開発され、長い間、臨床現場で使われてきた検査だ。キーポイントは、国立感染症研究所(補足:略称/感染研)にある。ここが検査を請け負って、地方衛生研究所などといっしょにやる。これらは飽くまで研究所で、医療業務をする所ではない。だから、たくさんのサンプルをさばけない。たくさんのサンプルをさばけるのは民間の検査会社で、工場みたいなもので1日何万件もさばける。民間の会社はいっぱいあり、日本に100社、合わせて900のラボがある。1ラボ100件(検査を)やったら、9万件できる。』

『今は飽くまで(PCR検査は)研究所を中心にやっている。なぜこうなるかは、長い歴史が関係する。(感染研は~)厚労省の国立の機関で、厚労省はここに頼る、ある意味、丸投げする。今回の専門家会議の委員は12人で、感染症研究者が3名いてOB1名、現役が2名(補足:座長が感染研・脇田隆字、現所長)。ここの研究所の人を中心に、診断を決めているのは異様だ。患者の診療は、臨床医と患者で決めて、柔軟に対応しなければいけないのに、熱が出ても4日間、高齢者は2日間、検査してはいけない(ことになっている)。これって研究者が診療を決めることは、異様なんですが議論されていない。一切、触れられていない。80代のおじいさん・おばあさん、高齢者の方が39度の熱が出て、2日遅れたらかなりの重症になる。点滴をしたほうがよく、解熱剤を出さなければなりません。』

■感染研は旧・日本陸軍の非開示主義の流れを汲み専門家会議でも継承
『どうしてこうなるかは、実は国立感染症研究所には長い歴史がある。元々は伝染病研究所だった組織だ。北里柴三郎先生が創った。ここの組織は、旧・日本陸軍と密接な関係にあった。本来、ワクチンは軍隊に提供するものだった。アメリカのCDC(補足:アメリカ疾病管理予防センター)も、戦後、アメリカ陸軍の一部の組織から独立した。軍隊(~の特質)は自前調達して、独自に決めて情報開示しない。それは、敵に知られてしまうから。(感染研は~)こうした性質を長く受け継いでいるものだ。土台があるので、長く続いている。研究所の先生が、一律に診療を決めるのは医療ではない。もちろん(感染研のメンバーでも~)医師免許を持っている人もいるが、診断している人はいない。臨床医から見れば、全く歪(いびつ)なことが平然と行われている。(政府の専門家会議の主導は~)感染研が行なっており、キャパシティ的にも文化も違う。(患者がPCR検査を受けられないのは~)ここが中心になっているからだと思う。』

ここからは再び投稿者の記事/感染研が新しいウイルスを研究することは大事でも、それは二の次で医療者であれば、まずは重篤な感染者の命を守ることが第一であろう。越権行為の感染研の行為を看過した政府の専門者会議の本末転倒の措置によって、満足な治療も受けられずに高齢の方の相当数が亡くなりました。また運よく助かったとしても、家族は生死を彷徨った高齢の親を思い、どれだけ心配をしたか精神的負担は計り知れません。上医師はここまで発言していませんが、こう仰りたかったとお察しします。しかし世論調査では安倍内閣のウイルス対策に納得する国民が、納得しないより上回ります。支離滅裂・場当たり的、専門家の意見も聞かず科学的根拠がないままの「政府対策」にも関わらず、“やってる感”(ポーズ)だけを見せている政府に騙される国民が多過ぎます。それは政治に関心がなく、あるいは新聞を読まない人が多いため、事実が伝わっていないからです。

Sankoub
次号/11・官邸・厚労省はウイルス問題で羽鳥MSにイチャモンを付けてる暇があれば仕事しろ
前号/9・新型コロナ「PCR検査」を遅らせた“戦犯”は?感染研にあった(週刊朝日)

Ntopkeiji

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