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松尾貴史氏コラム◇維新・大阪市、容赦なく樹木1万本を大伐採!まるで「木を切る改革?」/少数派

2023年06月01日 | 環境・海洋プラ
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/環境・海洋プラ
松尾貴史氏コラム◇維新・大阪市、容赦なく樹木1万本を大伐採!まるで「木を切る改革?」

Matsuoiwakan
毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムからの記事をご紹介します。
松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■明治神宮外苑も大阪市の樹木も減らされ緑の持つ効果は確実に損なわれる
Nharu 投稿者による抜粋/東京都の小池百合子知事は、明治神宮外苑のおびただしい数の樹木の伐採について「新たに植える木はもっと本数が多い、緑地の面積も増える」と説明する(投稿者補足・下記)。だが、幼い低木を植えたところで、冷却効果が元通りになるのは100年かかるという予測もある。これからどのような科学技術の進歩で温暖化対策ができるかは想像の範囲を超えるが、少なくとも私の生きているうちにはその効果を体感する可能性はない。環境植栽学の専門家は、こんな乱暴な伐採をすれば「ヒートアイランドは強まって神宮外苑の気温は上昇する」「100年の大木と、新たに植える若木ではレベルが全然違う。緑の持つ効果は増えるどころか、確実に損なわれる」と警告している。
※投稿者補足/飽くまで小池知事の主張であって、実際の計画は伐採が上回り樹木数は減る。

Nharu 生活も環境も「目覚ましく」悪化している中で、それらを座視して万博やカジノに血道を上げている大阪の首長たちにも異様な執念とよこしまな意図を感じる。そして面妖なのは、夏の過酷な暑さを和らげてくれる公園や街路の樹木を切って切って切りまくっている大阪の行政だ。長年にわたって育った樹木を、なぜ切り倒してしまうのか。それも1万本である。どういう利権があるのかは知らないが、都心部の木を1万本も、市民の反対を押し切って伐採するというのは、血迷ったのか、狂気の沙汰である。大阪維新の会に盾を突く在阪マスコミはほとんどなく、反対運動は盛り上がりを見せていない。ほとんどいいことをしないと私には見える、維新の会が大阪周辺で選挙に勝ち続けるという不思議現象も長期にわたって続いている。また、そんな様子はみじんもないのに「身を切る改革」をスローガンにしているが、今は「木を切る改革か」と揶揄(やゆ)されている。

■投稿者の文章|維新の出鱈目な「身を切る改革」の下に環境も後退!大阪市民は覚醒を!
明治神宮外苑の再開発が問題視されているが、一方、東京ではあまり知られていない大阪維新の会率いる大阪市が、22年夏から24年に掛けて大阪城公園や各区の公園、街路樹1万本を容赦なく切り捨てている。台風などの災害時の倒木を理由にしているが、実態は緑樹管理の予算9.5億円/年を大幅に減らしたいからだ。「身を切る改革」の下に、樹木だけに大鉈(おおなた)が振るわれている。大樹や銀杏並木も容赦ない。「植え替え」を施すと言っているが、問題は植え替えをする率が6割程度で残り4割の樹木が確実に減少する。またご存じのように木は短時間には成長せず、数十年を要する。大阪市民は「身を切る改革」ではなく、「木を切る改革」だと猛反対している。緑の美しさや市民へのやすらぎを壊す、環境破壊は重大だ。大都市の大阪市が、数億円を削ることにこれほど固執するのはおかしい。つまり維新の横暴な予算配分のため、彼等に関心がない環境整備には回さない。維新の「身を切る改革」の本質は、党自らや大阪市・大阪府をスリムにすることではない。社会保障など「市民が身を切る」=懐(ふところ)が”スリム化”(負担を増やす)されることにある。既に万博やカジノ建設、周辺整備に、市民の税金・数千億円が使われている。第一、維新の会への政党交付金32億円(2022年度)を拒否せず、チャッカリ受け取っている。毎度書くが、大阪市民・関西圏の方は、維新に騙されていることから目覚めて欲しい。

Sankoub
神宮外苑①|再開発によって“神宮の森”大伐採・超高層ホテル建設による環境破壊

Ntopkeiji

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