食品のカラクリと暮らしの裏側

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あなたが飲んでいるミネラルウォーターは国産・ヨーロッパ産?/食品のカラクリ・ミネラルウォーター5

2019年03月18日 | ミネラルウォーターの選び方
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Sy25stsxxxto0006fl 食品のカラクリシリーズ ミネラルウォーターの選び方
ROUND1 何も知らないで飲んでいたミネラルウォーター5
あなたが飲んでいるミネラルウォーターは国産・ヨーロッパ産?
日本とヨーロッパのミネラルウォーターは地形が影響し全く別物

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■日本人のミネラルウォーター摂取量はヨーロッパの15%程度 
実は私も、当初、ミネラルウォーターの違いを知らなかったので、自戒を込めてお伝え致します。ところで、あなたが飲んでいるミネラルウォーターは、日本産?それともヨーロッパや米国産でしょうか?2013年の国内消費量は326万キロリットルで、1人当たりの年間摂取量は24.6リットルです。1997年の量(6.3リットル)と比較すると、約4倍にアップしています。

日本人も、随分、ミネラルウォーターを飲むようになっても、ヨーロッパに比べれば、摂取量はまだ15%程度です。2012年では、フランス人の1人当たりの摂取量は132.4リットル、イタリア174、米国102.4と、日本と桁が違います。国内消費量のうち、輸入品は12%で、8本に1本が外国産を飲んでいる計算です。輸入品の内訳は、フランスが半分を占め48%、米国は38%、3番手のカナダ・ドイツがどちらも3%前後です。(出典:日本ミネラルウォーター協会)

かつては輸入品は20~30%を占めていましたが、国内産が大幅に増えたためです。ミネラルウォーターは、国の違いが成分を大きく変えます。正しくは、その国の地層・地質の違いです。国内を始めヨーロッパ産・米国産各々の成分の違いは大きく、意外なことが分かります。下記及び後号で、詳しく説明致します。

■ヨーロッパ産はミネラルが豊富・日本産はミネラルの少ない水
ヨーロッパの有名ブランド、あるいは天然の涌き水をイメージさせる日本の水を使ったミネラルウォーターが売れています。イメージ的には、何れも豊富にミネラルが含まれる天然水のように思われがちです。国が違えども、またいくつもの種類があっても、透明な水だけに皆同じと思っているのではないでしょうか?

しかしミネラルウォーターは世界共通ではなく、特に日本とヨーロッパのミネラルウォーターは全く別物とお考え下さい。日本とヨーロッパのミネラルウォーターの違いは、地形が影響しているからです。日本は山地が急なことと平野も広くないので、せっかく降った雨のほとんどが短時間のうちに河川を通じて海に流れ込んでしまいます。火山地帯でミネラルが少ない地層のため、地中の鉱物成分があまり溶け込まないミネラルの少ない水なのです。

一方、ヨーロッパは、降った雨が極めてミネラル成分に富む石灰岩の分厚い地層を通過してくる、さらに地中の滞在時間が長いので、ミネラルが豊富なミネラルウォーターが採水されます。このようにミネラルウォーターは、どの種類でもミネラルが豊富と思うことは間違いです。

ご案内 腎臓病などの方は、水分摂取量は医師とご相談下さい。

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