食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
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与良政談★解明にはほど遠いのに統一教会報道の幕引き狙う読売/少数派

2022年10月15日 | メディア・SNS
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/メディア・SNS
与良政談★解明にはほど遠いのに統一教会報道の幕引き狙う読売

Yoraseidan
毎日新聞の夕刊、「熱血!与良政談」というコラムからの記事をご紹介します。
コラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*投稿タイトルは、新聞の原題・原文に基づいて投稿者が行ったものです。


■野党もマスコミも、さらなる事実を突き止めて納得のいくまで追及していかなくては
もう始まったか……と、私はため息をついた。衆院本会議で行われた各党代表質問に関する10月6日付読売新聞の社説である。同紙は「山積する課題の議論を深めよ」と見出しをつけて、「安倍晋三元首相の国葬や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題ばかりに、審議時間を割くわけにはいかない」と書いている。例えば立憲民主党の泉健太代表の質問は、それなりに多くのテーマに時間を割いていたように思うが、そうは見えないらしい。産経は8日付の「主張」で、旧統一教会問題が「国会で取り上げられるのは当然だ」と記してはいるが、見出しは「国の守りに関心ないのか」。趣旨は読売とほとんど変わらない。最近では旧統一教会問題について「食傷感がある」とテレビで語るコメンテーターもいる。

振り返れば、森友、加計両学園や、桜を見る会を巡る問題もそうだった。国会での解明が全く不十分な段階で、「もっとほかに議論すべき課題がある」という論調が出てきて、いつしか幕引きされてきたのではなかったか。「もっとほかに……」は、野党を強くけん制する決まり文句なのだ。しかも、それで国民が忘れてくれたら、政権にとって、これほどありがたい援護射撃はないだろう。もちろん読売、産経両紙が主張するように安全保障や憲法改正は重要なテーマだ。だが自民党と教団との長年にわたる持ちつ持たれつの関係は、政党のあり方、ひいては日本の民主政治のあり方に関わる重大な問題である。

参院での代表質問で、自民党の世耕弘成参院幹事長は「『日本人はしょく罪を続けよ』として、多額の献金を強いてきた、この団体の教義に賛同する我が党議員は一人もいない」と言い切った。ならばなぜ、自民党は教団と関係してきたのか。教義には目はつぶり(あるいはきちんと知ろうとせずに)、選挙で協力してもらえればありがたいと考えてきたのだろうか。そうした根本的な疑問もまだ解消されていないのだ。私たち毎日新聞をはじめ他紙も今後、衆参の予算委員会で進展がなければ、「野党の追及不発」等々と報じて報道自体が尻つぼみになっていく可能性がなくはない。それではいけない。野党もマスコミも、さらなる事実を突き止めて、納得のいくまで追及していかなくては。

Ntopkeiji

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